こんにちは、THSの鈴木です。最近は休みの日もつい原稿を書いてしまいます。最近は休日もつい筆が進みます。書き重ねるたびに、「主体的に道徳を学ぶ」ことの大切さが、現場と人間関係の実感として深まっています。
長期研究でも、幸福を大きく左右するのはお金や肩書きではなく「良い人間関係」だと示されています。裏を返せば、自己中心のふるまいは周囲との摩擦を生み、めぐりめぐって自分を不幸にする。だからこそ私たちは、他者と気持ちよく働ける“心のルール”を自分の意思で磨いていく必要があります。
日本には古くから「三方良し(売り手良し・買い手良し・世間良し)」という考えがあります。自分だけでなく相手と社会の幸せまで見渡す視点は、国や文化を超えて通用する知恵だと思います。私たちTHSも、この価値観を組織の土台に据えています。たとえば「先に挨拶する」「約束の5分前行動」「気づいたごみを黙って拾う」。子どもでも言えることを、大人が先に、愚直にやる。たったそれだけで、現場の空気と成果は目に見えて変わります。
一方で、戦後の社会変化や“孤育”の広がりで、家庭だけに道徳教育を委ねにくい現実もあります。だから職場がもう一つの学び場になることが大切です。特定の主義や正解を押しつけるのではなく、一人ひとりのアイデンティティを尊重しながら、「どうあると互いに幸せか」を対話し、日々の選択に落とし込んでいく。道徳は“良いことを語る学問”ではなく、“毎日を少し良くする技術”だと私たちは捉えています。
日本の精神性には「道(みち)」があります。ゴールして終わりではなく、生涯をかけて自分を鍛え続ける姿勢。評価や制度で人を動かす以前に、背中で語れるか――リーダーが先にありがとうを言い、先に謝り、先に動く。そんな小さな先回りの連続が、信頼と成果を静かに育てます。
もし、仕事を通じて人としても成長したい、仲間と“良い関係”を育てながら価値を届けたい――そう思っていただけたなら、まずはカジュアルにお話ししませんか。文化は一人ではつくれない。あなたの視点が、きっと私たちを強くしてくれます。
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