NEL COO寺尾が登壇!スタートアップセールスならではの葛藤や魅力。kaeka・TAIANとの共同開催。 | NEL株式会社
2024年7月17日に、NEL・kaeka・TAIANの3社合同イベント「スタートアップセールスならではの葛藤や魅力」を開催しました。各社が考えるスタートアップ・セールスについてディスカッション...
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「これまでの人生で経験したことがないくらい、ひりつくような大きな挑戦がしたい」
そんな思いを胸に、子育て中ながら慣れ親しんだ人材業界を離れ、新たにNELでの挑戦を決めたメンバーがいます。それが2025年4月に入社した、平岩俊臣です。
入社のきっかけは、妻からの「面白い会社があったよ」という一言。そこから始まった子育てと挑戦を両立させるリアルな日々、そして彼がNELで見据える「ひりつくような大きな挑戦」とは。安定よりも刺激的な成長を選んだ平岩の思いを聞きました。
全く知識がない業界だからこそ、エキサイティングな挑戦ができる
──まず、これまでのキャリアについて詳しく教えてください。NELに入社されるまでの約13年間で、どのような経験をされてきたのでしょうか?
フェアでフラットな関係性があるから、NELで全力で働ける
──35歳で、2人目のお子さんが生まれたばかりというタイミングでのスタートアップかつ未経験の業界への挑戦。不安はなかったのでしょうか?
──「30代後半・子育て中」の方の働く環境として、スタートアップを選ぶというのは正直どうですか? なかなか大変な部分もあるのではないかと思います。
「三方よし」のビジネスモデルが、NELの強みの源泉
──実際に未経験の業界に飛び込んでみて、入社前のイメージにギャップはありましたか?
──NELで働いていて感じる「面白さ」や、事業の「可能性」はどこにありますか?
──今のフェーズのNELで働くからこそ感じられる魅力は何だと思いますか?
自分に嘘をつかず、自分のキャリアに本気で向き合ってほしい
──平岩さんから見て、どんな人が今のNELにフィットすると思いますか?
──平岩さん自身が、今後NELで挑戦したいことを教えてください。
──最後に、平岩さんと同じように、キャリアの節目で新たな挑戦をしたいと考えている子育て世代の方へメッセージをお願いします。
▼NEL社に興味を持った方へ
平岩:2012年に新卒で、当時従業員100名規模の人材派遣事業を展開するビースタイル(現ビースタイルホールディングス)に入社し、約10年間在籍していました。
最初の配属は新規事業の立ち上げ部署。主に20〜30代の就業支援を担当し、派遣から正社員を目指す方々の教育研修やコーチングに携わりました。派遣と人材紹介の「いいとこ取り」のようなサービスで、候補者と二人三脚で正社員を目指しフォローアップしていくといった業務に丸3年ほど従事。その後、主婦向けの派遣事業に異動となりそこから内勤営業・法人営業・営業チームのマネジメントを務め、最終的には正社員、契約社員、パート・アルバイトなど様々な雇用形態のメンバーがいる40名ほどの組織をマネジメントする、という経験もしました。
その後、2022年にHR×Tech企業のROXXに転職。そこではアライアンス事業責任者として大手企業とのアライアンスを実現したほか、法人側のコンサルティング組織の立ち上げ、業務資本提携後のエンタープライズ企業のフォローアップ、その他複数プロジェクトの進捗管理などを担当しました。
──人材業界でキャリアを積まれていた中、なぜ小売・リテール業界で事業を展開するNELに転職しようと思ったのでしょうか。きっかけがあれば教えてください。
平岩:転職のきっかけは、妻からの紹介という少し特殊なものでした。3年間の育休期間を終えた後、妻が異業種のスタートアップに転職していたんです。その転職先のTAIAN・kaeka・NELの3社合同イベントを開催しており、そこで妻がNELの存在を知りました。
イベントから帰宅した際に「ものすごく面白い会社があった」と楽しそうに話していたのが、自分がNELのことを知ったきっかけです。それが2024年の7月か8月頃だったと思います。
当時、私は前職の3年間で組織100人規模から300人規模へと拡大していくフェーズを経験させてもらい、ちょうど東証グロース市場へのIPOや新規事業の立ち上げ、組織づくりなど、やりたかったことは一通りやりきったという達成感がありました。今後のキャリアに向けて「次のステージ」を考えた時、ROXXで既存事業をスケールさせていくか、全く違う環境に挑戦するか、という2つの選択肢があったんです。
妻からの紹介ではあったのですが、NELのことを知り、そして実際に話を聞く中で、これまで全く知らなかった小売・リテールという巨大な市場が持つポテンシャルと、その構造変革に挑むNELの事業の面白さに、どんどん惹かれていきました。
そして何より、当時のNELがまだ10人規模という、これから組織を創り上げていくフェーズだったこと。自分のこれまでの経験や一つ一つのアクションが、事業の成長にダイレクトに影響を与える環境で、もう一度0から自分の実力を試してみたい気持ちが湧き上がってきたんです。
業界のドメイン知識が全くない中、自分がどんなパフォーマンスを出せるのか。そこにこそ、自分が最もストレッチできる、エキサイティングな挑戦があると感じ、未知の環境でもあるNELに飛び込むことを決めました。
平岩:不安がなかったと言えば嘘になります。ただ、1人目の子どもが生まれたタイミングでも、私は大きなキャリアチェンジを経験しているんです。その時も、新卒から10年近く勤めた会社を辞め、初めてスタートアップの世界へ転職しました。
1つの会社に10年もいると、良くも悪くも仕事に「慣れ」が生まれます。その気になれば、子育てを優先し仕事をセーブし、安定した働き方を選ぶこともできたかもしれません。ですが、私にとってその「安定」は、成長が止まってしまうことへの「危機感」そのものでもありました。私の妻も仕事を続ける意欲が高いハードワーカーで、私たち夫婦の間には「どちらかだけがキャリアを諦める」という選択肢はなかった。
だからこそ、お互いがキャリアを追求し続けるためには、あえて片手間では通用しないような、厳しい環境に身を置く必要があると思い、スタートアップの世界へ転職したんです。
今回も、その時と全く同じ心境でした。二人目の子どもが生まれ、妻が新しいキャリアでいきいきと挑戦している姿を間近で見て、大きな刺激を受けました。
自分とは全く違う異業種で、もがきながらも日々変化し、成長していく妻の姿が、少し羨ましくもあって。35歳という年齢で、これからのキャリアを改めて考えた時「自分はまだ、本当の意味でチャレンジしきれていないんじゃないか」という思いが強く、その気持ちを妻も力強く後押ししてくれたこともあり、NELでの挑戦を決断しました。
平岩:生々しい話をすると、めちゃくちゃ大変です。これは間違いありません。
どうしても時間的な制約が生まれることもあり、他のメンバーと比較して「もっと時間さえあれば、もっとできるのに」という葛藤が生まれる瞬間が絶対にある。これは避けられないと思っています。
ただ、大事なのは「会社側にどれだけ理解があり、その状況を応援してくれる土台があるか」です。もちろん、その大前提として、働く側も与えられた環境と時間の中で最大限のパフォーマンスを出すという覚悟と努力が求められます。
私の場合、週に3〜4回、子どもの送り迎えも担当しており、夕方5時には会社を出なければなりません。今のNELには、そういった働き方をしているメンバーはまだいないですが、そのことについて誰かから何かを言われることは、一切ありません。むしろ「いってらっしゃい!」と送り出してもらってます(笑)
それは、入社前の選考段階から家庭の状況を正直に伝え、理解を得た上で、成果で応えるという信頼関係を築けているからです。会社が覚悟を持って私を受け入れてくれたからこそ、私もその信頼に全力で応えようと頑張れる。このフェアでフラットな関係性こそが、NELという会社の魅力の一つだと感じています。
平岩:「業界」という観点では、毎日がギャップの連続です。
ドメイン知識が全くないので、社内のミーティングでも、会話の前提や背景が分からず、メンバーが話していることの半分も理解が追いつきませんでした。人材マーケットに比べ、小売・リテール市場は関わるプレイヤーが非常に多く、縦にも横にも広い。一つ一つのことを深掘りしていくのに時間がかかると実感しています。ですが、これは、乗り越えるべきポジティブなギャップだと捉えています。
一方で、「会社」という観点では、驚くほどギャップはありませんでした。入社してまだ数ヶ月ですが、開発、人事、管理部門と、毎月新しい仲間が増えており、組織がまさに生き物のように成長していく、そんなエキサイティングなフェーズの真っただ中にいます。その中で、前職で培ったスタートアップでの組織づくりの経験や、多様なメンバーをまとめてきたマネジメント経験は、十分に活かせているという手応えを感じています。
経営陣からも月次でフィードバックをいただく機会があり、会社が自分に何を期待しているのか、自分が今何をすべきかが非常にクリアな状態で、日々の業務に取り組めています。ただ、心のどこかでは常に「本当に今の自分の働きで、この会社の成長に貢献できているのだろうか」という、健全な焦りのようなものは常に持ち続けていますね。
平岩:NELが作っているサービスが、メーカー、消費者、そして我々と、関わる誰も損をしない「三方よし」のモデルであることに、大きな可能性を感じています。
特定の誰かだけが得をする構造でもないため、営業としてお客様に提案する際も、自信を持ってその価値を語ることができます。ステークホルダーが多い分、やるべきことも増えますが、クリエイターやメーカー、代理店といった方々一人ひとりに真摯に向き合うことで、プロダクトはまだまだ伸ばしていくことができる、と感じているところです。
これは前職の人材業界での経験にも通じるのですが、転職者と採用企業の双方がハッピーでなければ、そのマッチングは意味がありません。どちらか一方だけが満足しても、早期離職に繋がってしまっては、誰も幸せにならない。
NELのビジネスも同様に、作り手(メーカー)と使い手(消費者)の両方を幸せにするという、非常に難易度の高いチャレンジをしています。それこそがこの仕事の醍醐味であり、社会に大きな価値を提供できる可能性の源泉になっていると感じます。
平岩:一番の魅力は、「手を挙げれば、いくらでも挑戦の機会がある」ことです。まだ組織が縦割りになっておらず、一人ひとりがカバーする範囲を自ら広げていけるフェーズでもあるので、自分の成長が、ダイレクトに組織の成長につながっていく。この距離の近さと手触り感は、このフェーズだからこそ味わえる、最大の面白さです。
また、物理的にも心理的にもメンバー間の距離が近く、互いの状況理解度が高いことも魅力だと思います。パフォーマンスだけでなく「人」に向き合うコミュニケーションが多いため、安心して挑戦することができます。今このフェーズで入社し、会社が大きくなっていく過程を内側から当事者として経験できるのは、大きなアドバンテージになるはずです。
平岩:自分のことを客観的に理解している人、言い換えれば「自分の色」が分かっている人です。HR業界に長年いたのでこれまでたくさんの方のキャリアについて考えたり、組織と向き合う機会にも恵まれましたが「自分はこれが得意で、これが苦手」「この領域ならバリューを発揮できる」という強みが明確な方だと、組織の中で面白い化学反応が起こせると思います。
赤と青を混ぜると紫になるように、個性がはっきりしたメンバーが集まることで、新しい価値が生まれていきます。自分の強みや課題を言語化できていて、「自分はこういう人間です」と語れる方と、ぜひ一緒に働きたいです。
平岩:役員や営業部長といった役職を目指すというよりは、「これまでの人生で経験したことがないくらい、ひりつくような大きな挑戦がしたい」と思っています。
例えば、誰もが知るような大手企業を相手に、会社のリソースを最大限に活用し、「失敗したら終わるかもしれない」というくらいの規模の大きな取り組みを仕掛け、成果を出す。それが今、私にとっての一番のチャレンジです。
実は、選考の時から「平岩さんは優秀だけど、まだ大きな失敗をしたことがない。そういう失敗をしないと、人は本当の意味で成長しない」というフィードバックをもらっていました。その言葉が、今も深く胸に突き刺さっています。まさしくその通りだな、と。
まずは直近の半年から1年で、そうした大きな旗を立てられるような実績を一つ作り、「あの挑戦をやりきった」と、自信を持って語れるようになりたいですね。
平岩:もし今、キャリアに悩んでいるなら、ぜひ試してほしいことが2つあります。
1つ目は、一度、ご自身の周りにある全ての制約を脇に置いて、「自分個人として、一人のビジネスパーソンとして、心の底からどうしたいのか?」を考える時間を、意識的に作ってみてください。守るべき家族が増えると、どうしても自分の内面と深く向き合う時間がなくなりがちですが、全ての物語はここから始まると思っています。
2つ目は、そこで出てきた自分の本音を、一切の嘘なく、ご家族に伝えてほしいです。中途半端な覚悟や考えでは、一番身近な家族を説得することはできません。ですが、悩み抜いた末に出てきた本気の思いであれば、ご家族はきっと一番の応援団になってくれるはずです。そして、その熱量があれば、周りの人々や環境も動かすことができます。
自分に嘘をつかず、自分のキャリアに本気で向き合う。そのプロセスを経ることで、たとえ今の会社に残るという選択をしたとしても、日々の働き方はきっと変わるはずです。そして、もし転職という道を選んでも、その決断は、きっと良い未来につながるはずです。
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