NEL株式会社の募集・採用・求人情報 - Wantedly
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「産業革命の中心を、ここに」をパーパスに掲げ、150兆円の小売市場へ挑むNELは2025年3月、経営体制や組織強化に向けてエウレカ共同創業者である西川順氏を社外取締役として迎えました。マッチングアプリ「Pairs」を手がけるエウレカを共同創業し、Match GroupへのクロスボーダーM&Aを実現した実績を持つ西川氏。現在はエンジェル投資家として数々のスタートアップに投資をしている彼女が、なぜNELの社外取締役就任を決めたのか。また、NELの秘めた魅力についてどう見ているのか。話を聞きました。
「100人未満の組織だからこそ貢献できる」社外取締役就任のきっかけ
──NELの社外取締役に就任したきっかけは何だったのでしょうか? 西田さんとの出会いの経緯も含めて教えてください。
──社外取締役の就任にあたって、NELの「組織課題」に目を向けられていたとのことですが、どういった部分に課題を感じたのでしょうか?
──これまでの経験を振り返って、経営チームの強化に必要なことは何だと思いますか?
人は消費をやめない。そこに関わり続けられるのがNELの強み
──エウレカをゼロから立ち上げ、事業と組織をグロースさせてきた西川さんですが、NELという会社の強み、ユニークなポイントはどこにあると感じますか?
──エンジェル投資家として、これまでさまざまなスタートアップに投資されてきています。投資家としてスタートアップが成長していくために必要なことは何だと思いますか?
経営との距離が近く、成長できる。スタートアップで働く醍醐味
──どういった人がNELにマッチすると思いますか?
▼NEL社に興味を持った方へ
西川:西田さんと最初に出会ったのは確か2019年だったと思います。当時のNELはまだメンズコスメ事業を手がけていたタイミングでした。もともと、NELにエンジェル投資家としてシードラウンドで出資していたのですが、なかなか事業は軌道に乗っていかず……。それでも西田さんは諦めることなく、さまざまな事業に挑戦し続けていました。
私はこれまで35社に投資させてもらっていますが、そのうち10社は残念ながら倒産しています。スタートアップが生き続けられるかどうかは、経営者が諦めるかどうかにかかっている。その点においては、西田さんは「最後まで諦めずに挑戦を続けられる人」だと感じていました。
私はあまり社外取締役に就任することはないのですが、それでも今回NELの社外取締役に就任を決めた直接的なきっかけは、西田さんから具体的な悩み相談を受けたことです。
その相談内容も組織づくりに関することで、私が過去に経験してきた課題と重なる部分があり、解決に向けたアドバイスができました。NELは組織規模が30人から50人、そして80人へと成長を遂げている段階です。私自身も1〜100人規模の組織づくり、運営経験があったので、組織課題の解決に何かしら貢献できる部分があるのではないか、と思いました。
西田さんが最後まで諦めずに会社の成長に向き合える人だと感じたこと、それに加えてNELという会社の成長に参加できたら楽しそうだと思ったのが就任を決めた理由です。
西川:経営において、事業モデルが確立した後に問題となるのは、ほとんどが組織に関することです。結局のところ、事業を創るのは「人」であり、組織運営や採用、教育がうまくいけば、事業は自ずと成長していきます。 西田さんもその重要性を理解しており、組織づくりの課題解決を通じて、「会社をさらに成長させていきたい」という思いを感じました。
事業が成長しているということは、組織が一定機能しているんだと思います。ただ、これから会社をさらに大きくしていくにあたって、常に組織的な課題と向き合うことになる。経営者が「今の組織は100点だ」と思うことはありえないと考えていて、常に20点くらいだと捉え、改善し続ける意識が重要です。特に、社員数が30人から50人、そして100人へと増えていく過程では、さまざまな組織課題が発生します。課題が点から線、そして面へと広がり、処理すべき事柄が指数関数的に増えていく。この変化に対応できる組織づくりが重要になります。
西川:私が西田さんと寺尾さんの2人に最初にお伝えしたのは、お互いが考えていることをもっと率直に話し合ってもいいんじゃないか、ということです。仕事の話だけでなく、人生観や人間性についてなどもです。深く理解し合うことで、経営チームのコミュニケーションコストを大幅に削減できると思います。急成長を目指していくスタートアップにおいて、意思決定のために相手が何を考えているかを探る時間は無駄であり、特に経営チームにおいては致命的になりかねません。
私自身、エウレカの共同創業者である赤坂とは最初の1〜2年、徹底的にコミュニケーションを取るようにしました。休日もランチを共にしながら話をしました。
そうした時間を経ることによって、お互いの顔色を見るだけで相手の状態がわかるようになり、結果的に仕事の効率が格段に上がりました。
また、経営チームは互いに補完し合える関係性が理想です。特にスタートアップでは、あまりにも価値観が違うと、ちょっとしたことで仲間割れになることもある。究極的に目指していることや人間性や価値観が本質的に似ている上で、お互いを補完できるかどうかは、すごく重要だと思います。
西川:NELが取り組んでいる「消費の拡大」というテーマは非常に重要です。消費を増やすことは社会全体の活性化に繋がっていきます。人は絶対に消費をやめないので、そこに関わり続けているということ自体がNELの大きな強みですね。
消費者がモノを買うチャネルは常に変化しています。かつては芸能人のブログが購買行動に大きな影響を与えていましたが、今はSNSやインフルエンサーマーケティングが主流です。
NELが取り組む事業モデルも、将来的に変化する可能性はあります。ただ、その変化をいち早く察知し、新たなモデルを構築していけばいい。人々が消費をやめることはないため、消費行動に関わり続けること、そして現在は「osina」というサービスの提供を通じて実績を上げていることが素晴らしいなと思っています。
また、NELはtoCビジネスでありながら、toBの側面も持ち合わせています。これは、どちらかの市場に変化があった際に、もう一方へシフトできる強みにもなる。特に営業組織を自前で構築できている点は、大きなアドバンテージです。そのうえしっかりと販売力があり、売上をつくってこれる組織を作れているのは、会社としての強みだと思います。
西川:最も重要なのは「諦めないこと」です。多くの経営者は、事業がうまくいかないと精神的に追い込まれてしまいます。ただ、成功する経営者は、困難な状況でも何かしらの方法で打開策を見つけ出します。
例えば、西田さんはやるべきことを「習慣化」することで、メンタルの強弱に左右されない状態を作り出しています。本当にこの「習慣化」をできる人ってなかなかいないんです。事業が行き詰まった時、多くの人は悩んだり、現実逃避したりしがちですが、彼はひたすら壁と向き合い、解決策を模索し続ける。そうした積み重ねが、ある日突然のひらめきに繋がり、会社を成長させていくきっかけにもなる。
私自身、過去に投資させてもらったスタートアップでM&Aに至った会社の女性経営者はとにかく根性があり、何があってもめげない人物でした。頭の良さ以上に、諦めない心が成功を引き寄せたと感じています。
また、周りの雑音に惑わされず、自分にとって本当に必要な情報だけを取捨選択できる能力も重要です。なかなか難しいことですが、投資家からの意見や、同時期に起業した仲間との比較など、外部からの評価に一喜一憂せず、自分の信じる道を突き進める人が成功しやすい傾向にあるのではないかと思います。
──今のフェーズのNELに入社する醍醐味はどこにあると思いますか?
西川:スタートアップ、特にアーリーフェーズの企業で働く醍醐味は、圧倒的な成長スピードを体感できることです。理想の人生は人によって異なりますが、20代、あるいは30代前半でワークライフバランスを重視しすぎるのは、将来的なキャリアアップを考えると得策とは言い切れないのではと私は思います。
もちろん、無理な残業を推奨するわけではありませんが、若いうちは仕事に没頭し、圧倒的な経験を積むことが成長につながっていく。スタートアップは、圧倒的な裁量権とスピード感の中で、自分自身を成長させることができるのが最大の魅力でもあります。
また、経営者との距離が近いことも大きな魅力です。 大企業では、部長クラスであっても経営の意思決定に直接関わる機会は少ないのが現状です。スタートアップでは、経営者の考え方や意思決定プロセスを間近で学ぶことができます。これは、将来的に自身が経営者を目指す上でも、あるいはどのようなキャリアを歩むにしても、貴重な経験になるはずです。
エウレカの初期メンバーの多くが結果的に起業という選択をしているのも、私たちと一緒に昼夜を問わず働き、経営のリアルを体感してきたから自然と「自分たちもできる」と思ったんだと考えています。
西川:自分の専門分野だけでなく、会社全体の成長にコミットできる人です。 例えば、CTOとして入社したとしても、「私の仕事はコードを書くことです」というスタンスの人は合わないと思います。CxOクラスの幹部人材であれば、エンジニアリングだけでなく、営業や社員教育など、会社全体の課題解決に積極的に関わる姿勢が求められますし、その方が本人もやりがいを感じられるのではないでしょうか。
また、変化への対応力も不可欠です。 スタートアップでは、昨日決まったことが今日覆ることも日常茶飯事。安定や確立されたプロセスを求める人には、NELの環境は厳しいかもしれませんが、変化を前向きに捉え、柔軟に対応できる人は活躍できると思います。
若いうちに圧倒的な成長を遂げたい、裁量権を持って働きたい、そして将来的に経営に関わりたい。そんな意欲のある人にとっては、NELは最高の環境だと思います。
ぜひ私たちと一緒に産業革命を起こして行きましょう。
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