え?社内で推し会?!社内イベント歴代最大に盛り上がった新表彰制度 | 株式会社NSグループ
みなさん、こんにちは!株式会社NSグループ社長の荻野佳奈子です。2025年5月22日、初の試みである「NSグランプリ2025アワード」を開催しました。「挑戦する社員を応援したい。思いっきり褒めた...
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キャリアの始まりは高級ホテルのレストラン。バーテンダーとしての道を志し、町場のバーへ。
そして今、坂本さんは新宿エリアを束ねるビル責任者として、空間づくりからスタッフ育成まで幅広く携わっている。
「自分の接客でクレームをもらったら、この仕事は辞める」と心に決めた20代。
あれから20年以上、現場とまっすぐ向き合い続けてきたその姿勢は、今もチームに受け継がれている。
パセラグループの基幹エリア新宿のエリア長を務める坂本 正夫さんの挑戦ストーリーを聞いた。
このインタビューは、NSグループが年に一度開催する社内表彰制度「NSグランプリ」にて、受賞メンバーに話を伺う連続企画です。聞き手は、NSグループの代表が担当しています。
NSグランプリについてはコチラもぜひ
── 社会人としてのキャリアは、どこから始まりましたか?(荻野)
「ホテルの専門学校を出て、最初は箱崎の大手グランドホテルに新卒で入りました。
レストラン勤務だったんですが、当時から“バーテンダー”への憧れがあって。でもホテルの中って、カウンターに立てるまで何年もかかるんですよ。
“もっと直接、お客様に喜んでもらえる仕事がしたい”という思いが強くなって、思い切って町場のバーに転職しました」
── そこから、パセラに出会ったきっかけは?
「ダーツバーロスカボス上野御徒町店」が新しくオープンするタイミングで、オープニングスタッフとして入りました。
それがパセラ・NSグループとの出会いです。気づけばもう21年、新宿エリアの店舗全体を束ねる立場になっています」
21年前、上野のオープニングスタッフとして入社した当時の坂本さん(右)ヤンチャ感(笑)!
── 20年以上、自身のモチベーションを長く保ち続けてこられたのは、なぜ?
「26歳のときに、自分の中でルールを決めたんです。
“自分の接客でクレームをもらったら、この仕事は辞めよう”って。
ミスは誰にでもある。でも、お客様の立場に立って考えられていたなら、クレームではなく“会話”になると思っていて。だから、自分の姿勢で誰かを不快にさせてしまったら、続ける資格はないと思ってました」
── それは厳しいけれど、誠実なスタンスですね。
「そうですね。でも、だからこそ続けてこられた。しんどいときに、“それでもやりたいか?”って、自分に問い直す場所があったから、逃げずにいられたと思います」
── 最近の印象的な取り組みを教えてください。
「大型のパーティー会場をフルリニューアルしたプロジェクトですね。
もともとは“結婚式の二次会”や“企業の貸切パーティー”など、50〜200名規模のパーティー会場としてのニーズが高かった場所です」
── 会場設計まで、任されていたんですね。
「そうなんです。気づけば、5000万円規模の改装・新規事業を任される立場になっていました。
入社当時は500円の灰皿を買うにも上司の決裁が必要だったのに、って思うと、ギャップがすごいですよね(笑)」
── どんなふうに進めていったんですか?
「僕自身、エリア長という立場でも“現場に神宿る”と思ってるので、会場の内覧にもよく立ち会いました。
その中で、“もう少し明るい雰囲気になりませんか?”とお客様に言われたことが多々あってずっと引っかかっていて。
だから今回は、あえて“白”を基調に、今までにない、明るくて抜け感のある空間を目指しました。居心地のよさと“写真映え”の両立を意識したんです」
── そのデザイン、他店舗にも波及したそうですね?
「はい。改装後の雰囲気を見た池袋や渋谷の責任者から、“うちでもやってみたい”という声が出てきて。
結果的に、あのスタイルが今のパセラのスタンダードのひとつになりました。
自分が手がけた空間が“これからの当たり前”になっていくのは、正直すごく嬉しかったですね。
やりがいもあるし、責任の大きさも感じます。
『どこを切り取っても、パセラらしさがある』──そんな空間を、これからもつくっていきたいです」
坂本さんがゼロから立ち上げた新規店舗・グレースバリ赤坂店
── 接客で、大切にしていることは何ですか?
「“ワンデリバリー・ワントーク”というルールを、自分で作りました。
料理やドリンクを運ぶときに、必ず一言、声をかける。という接客スタイルコピーです。
“お写真とりましょうか”でも、“なにかお困りごとありますか”でもなんでもいい。
お客様がカラオケで熱唱中なら、無理に声はかけずに、笑顔でうなずいたり、口パクで“ごゆっくり”とリアクションする──それでもOK。
とにかく、“無言で立ち去る”ことだけはしない。その一瞬が“また来たい”につながると思っています」
── その取り組みは、いつ頃から?
「コロナ禍が明けた頃ですね。制限が少しずつ解除されていく中で、まず感じたのが“接客力の低下”でした。
マスク越しで表情も伝わりづらいし、淡々と届けて立ち去る──それが当たり前になってしまっていた。
“これじゃパセラらしくない”と危機感を覚えたんです。
接客の楽しさや魅力をもう一度取り戻したくて、自分から動きました。
短くてもいい、一言でもいい。“提供作業”じゃなく、“人と人との会話”をつくる。それが接客の本質だと思っています」
危機感から生まれた「ワンデリバリー・ワントーク」はパセラの接客のありかたに
── これから挑戦したいことはありますか?
「体験価値をもっと尖らせていきたいですね。 “ここじゃないとダメ”と思ってもらえる理由を、もっと増やしたい。
個人的にはスポーツが好きなので、観戦や応援との掛け算で、場づくりができたら面白いと思ってます。
共通の話題があると、人って一気に仲良くなれるじゃないですか。そういう“空気が生まれる場”を作っていきたいです」
パセラらしさを深化させる兄貴は、トップからもしっかり推されている(左:坂本さん、右:パセラ事業部部門長 根本さん)NSグランプリ会場にてパチリ📷️
坂本さんの話で印象的だったのは、『接客は技術ではなく、想像力』だなということ。
どんなに忙しくても、小さな気配りを積み重ねる姿勢。そして「手柄より、後輩がやりやすくなることを優先する」その背中。兄貴だなと。
ワンデリバリー・ワントークも、空間設計も、根っこにあるのは“誰かのため”という視点です。
「この人がいるから、現場は大丈夫」
そう言われる理由が本当によくわかりました!坂本さん、責任者賞受賞、本当におめでとうございます!!!これからも付いていきます兄貴(≧∇≦)/!!