「売上より、お客様の感動が先にあるべきだと思ったんです」
そう語るのは、パセラリゾーツ上野公園前店の店長・大勝励さん(23)。
入社3年目で異例のスピード昇格を果たし、新人賞を受賞した彼の強みは、“気づく力”と“やりきる力”。
違和感を放置せず、目の前の困りごとを一つひとつ潰していく姿に、上司もスタッフも厚い信頼を寄せています。
今回は、大勝さんがどんな思いで現場に向き合っているのか、そのストーリーにせまりました!
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子どもの頃は、人見知りで“隠れるタイプ”だった
──まずは簡単に自己紹介をお願いします。
「パセラリゾーツ上野公園前店で店長をしています、大勝励(だいかつ・れい)です。現在23歳、入社して3年目になります。大学卒業後、新卒でNSグループに入りました。」
──新人賞の受賞、おめでとうございます!まず、子どもの頃の話から聞かせてください。
「いやあ、昔はめちゃくちゃ人見知りでしたよ(笑)。保育園でも先生と話さなかったし、市役所で声をかけられても、親の後ろに隠れるような子でした。家ではよくしゃべるんですけど、外ではほとんど口をきかない典型的な“内弁慶”でした。」
──そんな少年が、どうやって人前に立つようになったんでしょう?
「もともと、家族に料理をふるまうのがすごく好きで、調理師免許が取れる高校に進学したんです。その後は大手ホテルで料理人として経験を積みました。でも、一人でもくもくとやる厨房の仕事より、“誰かと会話しながら関われる接客の仕事がしたい!”って気づいて、転職を決意しました。
NSグループに決めたのは、社内転職制度があるから。僕、けっこう飽き性なんですけど(笑)、ここならカラオケ、ホテル、飲食、いろんな事業をグループ内で経験できる。自分に合った場所が見つかるかもしれないと思って、長く続けられそうだなって感じたんです。」
「売上第一」から「感動第一」へ。価値観がガラッと変わった言葉
──店長になった今、仕事で大切にしている考え方は?
「“売上よりも、お客様の感動が先”っていうのを大事にしています。これ、僕が一番変わったきっかけでもあって。入社してすぐは、昇格したくて数字ばかり見てたんですよ。とにかく売上を出さなきゃ、って。でもある日、上司に言われたんです。
『売上ももちろん大事。でもその前に、お客様が感動してくれることが先じゃない?』
この言葉が突き刺さって。それからは、お客様が喜んでくれることを軸に、現場で動くようになりました。」
先輩からの言葉は、大勝さんに刺さった
違和感を見逃さない。現場のジャブ100連発の裏にある思考
──具体的にはどんな行動に?
「たとえば、貸切パーティーフロアのトイレに、通常フロア用の“ハニトーPOP”が貼ってあったんですね。『これって、パーティーのお客様が見る?』って違和感を感じました。すぐ『二次会どうですか?』って案内に変えました。そういう、“ん?”って思ったことは放置しないようにしてます。」
──“違和感を放置しない”という言葉が印象的ですね。
「まさにそれを日々意識しています。“なんか変かも?”っていう小さな引っかかりが、結局大きなズレにつながると思うんです。NSグループには“ジャブの百連発”って言葉があるんですけど、僕はジャブを打つ前に、“なんでこのジャブを打つのか”ってところをちゃんと考えるようにしています。」
違和感を感じたハニトーポップ、パーティー会場のお客様には価値提供になっていない
判断基準は“お客様が喜ぶか”。マニュアル最上位の言葉を実行したある出来事
──マニュアルの最上位にある“あの言葉”も、実際に実行したんですよね?
「そうです。『迷ったら、お客様が喜ぶことを選ぼう』っていうやつです。印象に残っているのは、ある日、お子様連れのお客様がいて、お子さんが急に具合が悪くなっちゃって、料理に手をつける前に全部ダメになっちゃったんです。片付けしながら、これは絶対に作り直した方がいいと思って、即キッチンに『すぐ新しいの作って』ってお願いして。片付けが終わるタイミングで『お店からです』って料理を出したら、めちゃくちゃ喜んでいただけて……『こんなお店、他にないです』って。あれは本当に嬉しかったです。」
挑戦を評価されて見事、今年の新人賞を受賞!
組織を巻き込む。若手店長が信頼されている理由
──周りからの信頼も厚いと伺っています。
「ありがとうございます。やっぱり僕、常に“お客様目線”を忘れないようにしていて。新しい店舗に異動したときは、その“違和感”に気づけるすごくいいチャンスだと思ってます。既存のやり方に慣れているスタッフとぶつかることもあるけど、お客様として来たときに『ん?』って感じることは、必ず解決したいんです。そこは遠慮せず即実行しますね。
たとえば今の上野店に来たとき、まずフロントに違和感がありました。カウンターが高くて、さらにPCが置いてあることで、お客様との目線が遮られていたんです。『これじゃアイコンタクト取れないじゃん』って思って、すぐにポップやモニターの位置を変えて、視線が通るように整えました。そんな小さな違和感の積み重ねが、結果的に信頼につながっているのかなって思います。」
未来の自分へ──「もっと多くの人が挑戦できる場所にしたい」
──これからの目標を教えてください。
「まずは、今の店舗をもっとお客様にもスタッフにも愛される場所にしたいです。そのうえで、今後は“若手でも挑戦できる”という文化をもっと広げていきたい。僕自身、早くに店長を任せてもらえて本当にありがたかったので、次の世代にもチャンスを作れるようにがんばっていきたいです。」
──応援してます!改めておめでとうございます!
【最後に】
「新人賞」という結果の裏にあったのは、誰よりも“気づいて”“動いて”“やりきる”力でした。
違和感を見逃さず、お客様の笑顔のためにチームを巻き込んで改善を続ける大勝さん。23歳の店長が体現する「パセライズム」に、これからも注目です!YouTube動画verもぜひ!