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ノウハウ公開…第3弾!「逆張り戦略その3:人材戦略」

ついに最終章。僕が、15年間のリアル店舗経営で培ってきたノウハウの最終章は「人材戦略」についてです。年商59億を1年で82億にしたノウハウには3つあります。①     出店戦略②     仕入戦略③     人材戦略①と②については先述した通りなので、今回は③人材戦略について書いてみたいと思います。どんなに優れた出店戦略があっても、どんなに優れた仕入戦略があっても、それを実行するのは、「人」であるということを忘れてはいけません。会社というのは、行きつくところ「人」の集合体でしかないので、最後は誰かが意思決定をしているし、どこかで誰かが責任を負っているということです。「会社」といえば聞こえ...

「59億を1年間で82億にした社長のノウハウ公開 第二弾!」

前回のノウハウ公開ではたくさんの反響をいただきありがとうございました。今回は、「逆張り戦略その2:仕入戦略」について公開していきたいと思います。いきなり言っておきます、仕入戦略における当社のノウハウは「個店仕入方式」です。店ごとに仕入を行います。本部一括仕入れを行いません。何を仕入れるか?いくらで売るか?どこに並べるか?どこまで値引きするか?はすべて店舗で完結していきます。僕たちの商売において仕入は最も大事な業務です。なぜなら、仕入れによって決まってしまう特に重要な項目が2つ…①   何を売るか②   いくらで売るかこの2つが店舗ビジネスにおいていかに重要かは想像できると思います。 逆に...

59億を1年間で82億にした社長のノウハウ公開

2025年3月末で本決算を迎えました。昨年度の売上高は59億でした。今期はどうなったか?なんと!82億へと成長した。およそ23億円の増収に成功した。 もうほんとうに、なんというか「感謝しかありません!」ありがとうございます。この1年間での成長率は138%です。過去最高の増収を達成することができたと同時に、過去最高の成長率を達成することができました。 今期は新設3店舗を開店したことで、開店コストが増えたので、増益には至りませんでしたが、これだけの増収を果たした意味では先行投資が進んだ年とみてよいのではないかとおもいます。 神戸への進出を果たした(新設3店舗はいずれも神戸市内への出店)ことも...

2024の振り返りと2025への野望

新規出店を3店舗やる。これまで2年に一店舗程度のペースで出店してきた当社が2024年に挑んだ挑戦は、「1年間で3店舗出店する」というものだった。出店エリアは神戸市、これまで大阪・名古屋と展開してきた我々にとって初出店のエリアとなる。3店舗プラス初場所という2つの大きなテーマが当社には与えられたわけだが、社長としては不安が半分、ワクワクが半分という感覚だった。この3店舗を成功させれば、八百鮮は10店舗到達し、売上100億が見えてくる。事業家として、これにワクワクしない者はいないだろう。同時に、「本当にできるのだろうか?」「既存店が揺らがないだろうか?」「採用は追いつくだろうか?」という不安...

超属人的仕入主義(逆張り戦略)を貫く理由。

5年ほど前から私(社長)は「人に全振りする」と宣言して経営を進めてきました。“属人的(化)”という言葉に違和感を感じる人もいるだろうと思う。仕事をするうえで「平準化」「自動化」「省人化」というのは今の時代のキーワードとなっている。そのことは私も承知しているが、敢えて当社は属人化(逆張りの戦略)を推奨している。それは、ビジョンである「八百屋を、日本一かっこよく。」を達成するために他ならないのだが、なぜ属人化がビジョンにつながるのかをお伝えしたい。 食品業界は63兆円規模。これは自動車産業と大きく変わらない一大産業。スーパーマーケットは、なんと!23,048店舗もあると言われている。この巨大...

ビジョンマップ研修とは?

創業から10年が経った2020年、八百鮮はビジョンを正式に立ち上げた。「八百屋を、日本一かっこよく。」これが当社のビジョン。理念やビジョンというものは、掲げることは簡単だが、その後の運用や浸透が実は一番難しい。当社も例外なく失敗を繰り返してきたが、ここ数年はビジョンの浸透を感じることが増えてきた。ひとつの要因として、定期的に開催してきたビジョンマップ研修というのが、大きな意味があったように感じるので紹介したい。11月17日に開催した、ビジョンマップ研修。3つのグループワークを通してビジョンを深く理解する時間となった。テーマは3つ。・「かっこいい」の定義とは?・八百鮮にとっての「仕入れ」と...

八百鮮 垂水駅前店オープン

2024年10月18日八百鮮は9号店目となる、垂水駅前店を新設した。初日から2300人を超えるお客様にご来店いただき、27,000点の商品をご購入いただき、大変な支持を頂いた。その反響の大きさに驚かされたが、驚きはそれにとどまらなかった。その翌日以降の来客数の推移に注目してほしい。1日目…2300人2日目…2800人3日目…2900人4日目…3100人なんと、日を追うごとに来客数は上昇していったのだ。一般的にはオープン初日が最大の来客数となるものだが、この店は違った。これには社長である私自身も驚かされたと同時に、この店の可能性を大いに感じさせてもらった。駅前という好立地であることの恩恵で...

受賞!Wantedly FUZE2024 ‐商店街の八百屋がえらばれるわけ‐

Wantedly Awards2024TEAM OF THE YEAR LOCALを受賞しましたWantedly利用企業を称える「Wantedly Awards2024」にて、八百鮮が40000社を超える中から「TEAM OF THE YEAR LOCAL」という賞を受賞しました。地域(非首都圏)で採用活動を行い、地域の採用に貢献している考える企業に贈られる賞とのことで、とても光栄な賞を拝受しました。ありがとうございます!みなさん、社長の市原です。「日本一かっこいい八百屋」を目指す八百鮮にとってこのような賞は本当にうれしく思います。Wantedlyには最先端企業がひしめいています。当社の...

成長は挫折から始まる。八百屋ドリームに賭けた、代表市原の挑戦

社会人1年目。社会人デビュー。夢と希望に満ち溢れて、僕の社会人人生はスタートした。社会人デビュー、注目ルーキーに就活は大嫌いだったが、そのなかでやっと見つけた自分が惚れた会社で仕事ができる!そんな喜びに満ち溢れて社会人1年目のスタートを切った記憶がある。(現在は八百屋の社長だが、社会人1年目は営業マンとして働いていた。今とは全く違う仕事)僕の社会人1年目は、夢と希望と情熱をそのままぶつけた1年間となった。テンション高いまま走り抜けた。1年目って右も左もわからないかわりに、右と左を覚えていく楽しさがある。やればやるだけ自分の力に変わっていく感覚がある。僕は仕事が面白くて仕方なかった、朝から...

【採用基準】スキルがあっても不採用!? 八百鮮が評価する愛される人とは

 八百屋を、日本一かっこよく。これは当社のビジョン。八百鮮独自の評価基準 八百屋という職業が、日本一かっこいいんだと認められる世界観を目指して、八百屋を運営している。当社の評価制度も「かっこいいかどうか」に重点を置いた独自の仕組みを構築している。「かっこいい」という概念自体はすごく曖昧なものなので、合宿を何度も開いて、「かっこいいの定義」を独自に策定した経緯もある。 そこで生まれた八百鮮独自の定義が、「愛される」×「憧れられる」×「尖る」=「かっこいい」。かっこいいの方程式今回は特に、この中の「愛される」について共有してみたいと思う。愛されるとはどういうことか、①     素直さがある②...

業界異端と呼ばれる八百屋が売上59億円!人と事業を成長させるためにしなかったことpart1

決して破れない型“億を動かす型破りな八百屋”というコンセプトで採用サイトをオープンしたわけだが、我々には“破れない型”というのが存在する。 それは、八百鮮がやらないと決めている3つのルール(破れない型)である。・バイヤーがいない・チラシを打たない・在庫を持たないこの中でも、今日はバイヤーがいないというルール(型)について説明してみたいと思う。 なぜバイヤーがいない?現在当社には30人の仕入担当者がおり、年間売上高は60億を突破した(今期売上予定は70億)。仕入担当者一人当たりの年間取扱高は平均約2億円という計算になる(4億5000万円という強者もいる)。年間2億円の売上を上げるためには、...

異例の大抜擢!大型新人から学ぶ、会社が向き合うべきこと。

とある新入社員の話入社1年目のとある社員に、ポップ(値札)を書くという役割を任せてみた。その社員は嬉しそうに毎日ポップを書き始めた。決してきれいとは言えない字で、少し心配になったが、嬉しそうに書くその顔に免じて(笑)しばらく任せてみようと見守っていた。しばらくすると、見違えるように上達した。美味しい食べ方を添えるようになったし、字も丁寧に書くようになったし、全体のバランスもよくなった。お客さんが手に取る回数も増えたように感じた。「会社で一番きれいなポップを書ける人になりたい。」という目標を自分に課して、先輩の真似をしたり、商品知識を勉強したり、閉店後に練習したりして、どんどん上達していた...

年間売上59億円!チラシを打たない八百屋の広報戦略とは。

現在、当社では新たに人材戦略部というのを立ち上げようとしている。この部署の中には、採用、労務、広報の3つの科を共存させる構想だ。人材こそが経営戦略の柱であると位置付けており、採用、労務、広報は三位一体で動かなければ意味がないと社長として考えている。(人材戦略部は、現在、その立ち上げに向けて採用活動中!エントリーしてね)今回はその中でも、広報戦略について、書いてみようと思う。八百屋の広報戦略一般的に広報というのは、会社の広報をするもので、エンドユーザー認知を広めるというイメージがあるが、僕の考える広報の役割は少し違う。(↑ 2024年リブランディングを実施した採用サイト)超地域密着で店舗展...

ビジョン経営で、異例のスピード成長!【3日で2000万】を売上げる八百屋の経営。

異例の6倍の出店スピード!神戸に一挙3店舗オープン!2022年10月に株式会社八百鮮はバローホールディングスの完全子会社となった。八百屋を、日本一かっこよく。というビジョンを掲げてから、社長として日本一を取るための戦略を描こうと試みていた。社長としてM&Aの話を頂いたときに、『グループ傘下に入ればもっと出店を加速させられる』と思った。なぜなら、単独経営では資金繰りという最も頭の痛い課題を抱えて走り続けなければなかったからだ。創業間もない会社が各銀行から融資枠を取り付けていくのは至難の業で、幸いにも当社は融資枠を一定の水準では頂いていたが、その融資枠の8割ほどをすでに使っていた。2年に1店...

仕入れは、宝探しだ!社員にもこの楽しさを知ってほしい。だから個店主義に振り切ったら売上59憶円に成長した話。

八百鮮の魅力とは何なんだろうか。働く目線で、代表自ら書いてみようと思う。テーマ個店仕入主義(仕入れを任せること)リアルマーケティング個店仕入主義仕入を任せてもらえる仕事ってどれだけあるだろうか。例えば営業職になったとして、自社の取り扱う商品の原価って知っているだろうか?と考えると、ほとんどの場合はわからないと思う。それは、販売職であっても同じだろう。僕たち八百屋の業界でも、仕入に携わることができるということは稀で、バイヤーと呼ばれる本社の一部の人だけが、仕入を握っていることが多い。八百鮮では、この仕入というものに着目して、多くの社員が仕入に携わるように事業設計されている。なぜか?ずばり、...