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創業インタビュー【前編】“アジアで見た30年前の日本”から始まった挑戦。副社長松岡が語る創業の原点とは?
こんにちは!株式会社シックスティーパーセント人事の渡辺です。
今回は、創業インタビューの前編として、共同創業者であり副社長の松岡にインタビューをしてきました。
マレーシアのストリートブランドの日本支社を立ち上げたことをきっかけに、アジア各国を飛び回ってきた松岡。
現地で肌で感じた熱量や、そこで芽生えた「アジアのファッションを世界のメインストリームへ」という想い。シックスティーパーセントが生まれるまでの背景と、事業に込めた想いについて語ってもらいました。
創業の原点「アジアで見た30年前の日本」
ー創業の背景を教えてください。
シックスティーパーセント立ち上げの背景には、24歳の時に、マレーシアのストリートブランドの日本支社を立ち上げ、代表として法人を設立した際の経験が大きく影響しています。
その頃、マレーシアや中国をはじめ、アジア各国のブランドを見て回っていたのですが、どの国にも勢いがありました。
街にも熱気があり、人々は新しい文化を生み出そうとしている。日本のバブル期のような雰囲気だったんです。「今、アジアでは30年前の日本のような盛り上がりが起きている」と体感しました。
加えて、印象的だったのは、大学を卒業した若者が次々とデザイナーとして活動を始めていること。SNSの発展によって、個人がすぐにクリエイターとして発信できる時代が来ていたんです。
「このムーブメントを一つのプラットフォームにまとめ、アジア全体の流れをつくっていけたら」と考えたのが、シックスティーパーセント立ち上げのきっかけです。
MISSION「アジアのファッションを世界のメインストリームへ」
ーミッション実現に向けて日本で事業を始めた理由は?
アジアのファッション市場の成長は、実際に現地へ行くと強く感じます。
日本にいると見えにくいかもしれませんが、アジア各国では経済もカルチャーも確実に勢いを増しているんです。
その中でも印象的なのは、アジアの人々が日本、特に東京をリスペクトしてくれていること。「裏原」などのカルチャーをはじめ、日本は「クリエイティブが生まれる国」として認識されています。
だからこそ、この東京からアジア全体を引っ張っていく存在になる必要がある。
そんな想いから、「アジアのファッションを世界のメインストリームへ」というミッションを掲げ、東京を拠点に事業を始めました。
事業立ち上げで感じた壁──順調なスタートと「言語」という課題
ー事業を立ち上げる際に苦労したことはありましたか?
最初の立ち上げは、正直上手くいきすぎたくらいでした。
市場の流れにも恵まれていて、コロナ禍に入る4か月ほど前に越境ECの事業をスタートしていたことも大きかったです。
当時は、誰も世界がここまで移動制限されるなんて思っていませんでした。
結果的に「海外に行けないからオンラインで買う」という流れがナチュラルに起き、需要が一気に高まったんです。
一方で、シックスティーパーセントの難しさは「言語」にあると思っていて。越境ECに携わる上では、少なくとも二言語を扱うことができないと戦っていけません。
スタートアップのスピード感と、ほぼネイティブレベルの二言語スキルの両立が求められるからこそ、自然と少数精鋭のチームになっていく。
そこは今でも、シックスティーパーセントらしい難しさであり、挑戦だと感じています。
共同創業者・真部との出会い
ー真部と一緒に事業を始めることになった経緯を教えてください。
当時、真部が運営していたファッションメディアにマレーシアのブランドを取材してもらったことがきっかけで知り合いました。
お互い、20代前半でファッションを軸に起業しているという共通点もあり、周囲にもそうした若手起業家はまだほとんどいなかったので、情報交換をする仲になりました。
印象的だったのは、彼のメディアのUI/UXの美しさ。デザインの思想がとてもシンプルで個人的にすごく好きだったんです。
自分が事業をする上で、私はブランドを連れてきたり、PRやステークホルダーとの関係構築など、事業をグロースさせる部分に強みを持っていました。
一方で、ファイナンスやプロダクト開発の領域は自分だけでは補いきれないと感じていて。「自分の欠けている部分を補いながら、一緒に成長できるパートナーが必要だ」と思って声をかけたのが真部でした。
デザイナーたちの共感が支えに
ー60%の意義を感じる瞬間を教えてください。
これまで何度もデザイナーの方々の声に救われてきました。どの業界でも、ブランディングを大切にしているブランドほど、プラットフォームへの出店には慎重です。
歩合を取られたり、「自分たちのブランドをどう見せたいか」という観点から距離を置くことも少なくありません。
それでもシックスティーパーセントには、「アジアのファッションを広げたい」という想いに共感し、「出店したい」と言ってくださるデザイナーさんが多くいます。
「歩合がどうこうではなく、このミッションのもとに一緒に挑戦したい」と言ってもらえた時は、自分たちの存在意義を実感できる瞬間ですね。
“シックスティーパーセントらしさ”を作る行動原理「DO or DO」
ー大切にしているカルチャーを教えてください。
もちろん、全員がミッションに共感していることが大前提にあります。ただ、言葉で掲げるだけでなく、それを「どう体現しているか」が重要だと思っていて。
私たちが大切にしているのは、「DO or DO」とにかくやるという姿勢です。
シックスティーパーセントはこれまでスピードで勝ってきた会社だと思っています。立ち止まって考えるより、動きながら学ぶ。よく「よしな力が高い」と言っていただくのですが、どんな状況でも前に進める柔軟性があるメンバーが多いのが特徴です。
また、意思決定の速さや、フラットなコミュニケーションもシックスティーパーセントらしさの一つで、インターン生でも社長に意見を言えるような環境で、上下の壁を感じさせない文化が根づいています。
政治的な空気とは無縁で、アグレッシブに動く人ほどチャンスを掴める。そんな空気が、シックスティーパーセントらしいカルチャーを形づくっていると思います。
挑戦と変化にどう向き合うか
ー成長の過程でどのような壁や変化に直面してきましたか?
組織づくりの観点で言うと、スタートアップには「30人・50人・100人の壁」という節目があるとよく言われます。実際にその段階を経験してみて、それぞれに共通する法則のようなものがあると感じました。
ただ、その壁を知っていて、チームをどう構築するかを理解している人が社内にいれば、意外と乗り越えられないものではない。そう実感できたことは大きな学びでしたね。
一方で、市場環境については予想以上の変化がありました。アジアの盛り上がりがここまで加速するとは、正直思っていませんでした。
その結果、競合も増え、競争は一気に激化しています。特に韓国をはじめ、中国のコスメやアパレル、F&Bなど、アジア発のブランドが次々と日本市場に参入してきています。
ファッションに限らず、アジア全体が日本へ攻勢をかけている。
まさに今、業界全体がレッドオーシャン化していると感じています。
でもそれは同時に、この領域が確実に伸びているという証拠でもある。
その波の中で、どう自分たちらしく存在感を示していくかが、次の挑戦だと思っています。
実現したい未来──「アジア発」が選ばれる時代をつくる
ー今後の展望を教えてください。
シックスティーパーセントを立ち上げた時からずっと思っているのは、「アジアのファッションが選ばれる未来をつくりたい」ということです。
ファッションに限らず、音楽やライフスタイル、プロダクトなど、アジアで生まれたものが「いいよね」と選ばれる時代をつくりたい。
アジアにはまだ知られていない魅力や才能がたくさんあります。そうした価値が評価され、日常の中で選ばれるようになってほしいんです。
たとえば、若い世代の人たちが、自分からアジアのブランドや音楽を掘りに行くようなカルチャーが根づいたら最高ですよね。
そんな未来を、シックスティーパーセントからつくっていきたいと思っています。
グローバルスタートアップの代表例へ
ー理想の会社像を教えてください。
シックスティーパーセントはこれまでオンラインを中心に事業を展開してきましたが、最近ではオフラインへのニーズも高まっています。
ポップアップを開催するたびに手応えを感じていて、今後は常設店舗の展開や、東京・渋谷といったアジアの中心都市を舞台に、「60%を一つの村として展開する」ような構想も描いています。
アライアンスを組みながら、アジアの視点を東京から変えるような動きを仕掛けていきたいですね。
また、事業としてはテクノロジーとの掛け合わせも加速させていきたいです。ファッションというカルチャー領域に、PMやPdMなどを含めたテックサイドの人材が関わることで、グローバルに挑戦できる土台を日本からつくっていきたい。
「カルチャー×テクノロジー」領域で挑むグローバルスタートアップの代表例として世界に認知されるような会社に成長できたらと思っています。
“左の道”を選べる人と働きたい
ー最後に、候補者の方にメッセージをお願いいたします!
シックスティーパーセントでは「圧倒的成長」を掲げています。
そのため、一人ひとりに任される課題の難易度は少し高めです。これまで解けなかったような複雑なパズルにも挑戦してもらいます。
「今の環境に飽きてきた」「もっと自分を試したい」
そんな挑戦意欲のある人にとっては、きっとべストな会社だと思います。
私たちは、「まだマイノリティな価値やカルチャーをマジョリティに変えていく会社」です。だからこそ、少し天邪鬼な人や、負けず嫌いな人が合うと思っています。
みんなが右を選んでいる時に、「左の方が面白くない?」と考えられる人。
そういう人こそ、シックスティーパーセントのカルチャーにフィットするはずです!
ー松岡さん、ありがとうございました!
後編では、共同創業者でCEOの真部さんに、シックスティーパーセントが目指す未来とビジョンについて伺っています。
「アジアのファッションを、世界のメインストリームへ」
この壮大な挑戦を、どのように実現していくのか。ぜひ後編もご覧ください!