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JPデジタルでは月に1度、特に活躍している社員を称え、表彰しています。今日はそのなかでもUnsung Hero(縁の下の力持ち)という独自の表彰制度を紹介します。
縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ
郵政事業の創業者、前島密の信条である「縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ」に基づいて生まれた表彰制度がUnsung Heroです。
組織やチームがうまく回っている背景には、目立たないけれど地道な努力や気配りを続けている人たちが必ずいます。そのような存在を当たり前にせず、感謝と称賛を伝え、表彰するのがUnsung Heroという制度です。
私たちが携わっている郵政事業そのものが「縁の下の力持ち」として社会を支える存在です。だからこそ、目立たなくても誠実に役割を果たしている「縁の下の力持ち」たちに、敬意を込めて光を当てたい。Unsung Heroは、そんな思いを込めて始まりました。
もっとも多くの「ありがとう」を受け取った社員が受賞
Unsung Heroの表彰者はHiManagerというパフォーマンスマネジメントツールの「称賛」機能を使って決めています。この機能は、社員同士が日々の小さな貢献や助け合いに対して「ありがとう」や「助かったよ」といった感謝のメッセージを送り合えるものです。
日々の業務で発生するちょっとした感謝や称賛を可視化するこの機能。そのなかで、もっとも多くの称賛を受け取った社員がその月のUnsung Heroに選ばれます。
毎月行われる全社員が参加するミーティングでUnsung Heroが発表され、全社員からの拍手で称えられます。
感謝を伝え合う文化をどう育てているのか
そんなUnsung Heroがどんな経緯で生まれ、運用されているのかを人事課の松本さんに聞いてみました。
Unsung Heroを表彰するねらい
松本 オフィスワークとリモートワークのハイブリットな働き方のなか、社員がどんどん増えていく状況で、お互いの状況が見えにくくなる懸念がありました。
Unsung Heroは、「誰がどんなことで称賛を受けているか」を可視化することで社員どうしの信頼関係を強化し、お互いを尊重し合う組織風土を育てたいというねらいで始めたものです。
目立って成果を挙げて活躍した社員はMIP(Most Impressive Player)という別の制度で表彰されます。Unsung Heroは、裏方の小さなことであっても、確かに誰かのためになっているとか、まだ成果には至ってないけれどプロセスが素晴らしい、そんな人にスポットライトを当てるための制度です。
順調に増えている感謝と称賛のメッセージ
松本 実際に運用してみると、ちょっとした感謝を伝え合ったり、「元気なあいさつで気持ちいいです」のような、成果とは直接関係のないメッセージが送られていたりと、縁の下の力持ちにスポットライトを当てる当初のねらいどおりになっていると感じています。
メッセージの送信経路も、マネジャーからメンバーへ、メンバーからマネジャーへ、同僚どうし、他チームのメンバーへ、など全方位に送信されています。
また、2024年4月は13件しかなかった受信数が、2025年1月~3月では月平均100件超となりました。感謝と称賛を示すことが、JPデジタルの文化として浸透しつつあることが分かります。
松本 運用において特別なことはやっていないのですが、「毎月しっかり表彰する」「表彰者にはコメントを必ずもらう」「どれだけの数が送られているかを周知する」などを続けたことで、利用者が増えているのだと思います。
一方で、まだ一度も称賛機能を使ったことがない社員も一定数いるので、まずは1回使ってもらえるよう促すのが今後の課題です。
以上、JPデジタルの表彰制度「Unsung Hero」を紹介しました。気になることがあれば面接や面談の場でぜひ聞いてくださいね。