社員が社長に聞いた、UMJの「進化の理由」
こんにちは。ユナイテッドマインドジャパン(UMJ)で広報サポートをしている今井です。
私たちUMJは、住宅・建築・不動産業界に特化した人材紹介を軸に、これまで多くの企業と求職者のキャリアに向き合ってきました。
ですが最近、社内で新たに動き出したのが「AIを活用した新規事業」です。
正直に言うと、最初にその話を聞いたときは少し驚きました。
「人材紹介会社がAI?」── けれど、そこにはUMJならではの“必然”がありました。
今回は、その背景とこれからについて、社長(宮沢光平)にインタビューしました。
採用支援の限界から見えた「次のステージ」
── 社長、まずは率直に伺います。なぜ今、UMJがAIの新規事業に踏み出したのでしょうか?
宮沢:
人材紹介を通じて、これまで200社以上の企業を支援してきました。
その中で何度も感じたのが、「採用は成功した。でも現場が変わらなければ、結局また同じ問題が起きてしまう」という現実です。
── たしかに、私たちも求職者の方と話していて「環境や体制の部分で離職につながってしまう」ケースを見てきました。
宮沢:
そうなんです。採用は入口にすぎない。
そこから先、どう育てるか、どう定着させるか。そのためには“働く環境そのもの”のアップデートが不可欠です。
そう考えたときに、「人とテクノロジーの接点をつくる」という領域にUMJとして踏み込むべきだと判断しました。
AI×人材──社長の過去がつないだ現在地
── テクノロジーというと、社長ご自身のこれまでのご経験も関係しているのでしょうか?
宮沢:
実は以前、ロボットベンチャーでロボットの普及推進をしていた時期がありました。
その後、人の“心”を扱う人材ビジネスに転身し、UMJを立ち上げました。
そして今、再び「人とテクノロジーをどう結びつけるか」という問いに戻ってきている。
かつて描いていた未来が、ようやく現実になりつつあると感じています。
── そういう背景があったんですね。それなら、AIという選択も一貫性があります。
実際に今動き出しているAI事業の概要について、あらためて教えていただけますか?
UMJが展開するAI事業の3本柱
宮沢:
私たちは現在、AIを活用した支援を次の3つの軸で展開しています。
- AIリスキリング支援
助成金を活用しながら、企業の社員がAIツールを実務で使えるようにする研修プログラムを提供しています。 - AI推進担当者の派遣
「AIを導入したいが、社内に推進できる人材がいない」という企業に、専門人材を一定期間派遣する取り組みです。 - AIツール導入・運用支援
私たちが代理店となり、現場に合ったAIツールを選定・導入し、定着まで伴走するモデルを提供しています。
── 導入だけでなく、活用・定着まで支援するのが特徴ですね。
人材ビジネスで培ってきた“現場を見る力”が、まさに活きていると感じます。
「選べる働き方」を実現するために、AIがある
── UMJのビジョンでもある「住まい方・働き方・生き方を自分らしく選べる社会」──その実現に向けた布石でもあると感じています。
宮沢:
まさにその通りです。
例えば、週4正社員、外国人材、スキマバイト…。
多様な働き方が求められる中で、企業側がその変化に対応できなければ、本当の意味で“選べる”にはなりません。
AIを使えば、業務の可視化、教育の効率化、社内の情報共有がスムーズになります。
“働き方の壁”を取り除くためのツールとして、AIは非常に有効です。
── 働く人の自由度を高めるために、企業の側から変わる。
それを支援する立ち位置にUMJがいるということですね。
最後に──「働き方をつくる」仲間へ
── 最後に、この記事を読んでくださっている方にメッセージをお願いします。
宮沢:
UMJは、これまで人材紹介を通して多くの“働く選択”を支援してきました。
でも今、私たちは「選ぶ側」から「つくる側」へと進化しようとしています。
AIを活用しながら、社会に新しい働き方を実装していく。
それは、決して簡単な挑戦ではありませんが、大きな意義のある仕事です。
変化を前向きに捉え、未来志向で働きたい方。
ぜひ、一緒にUMJで新しい価値をつくっていきましょう。
編集後記:
「人を支える」という軸は、どこまでも変わらない
今回のインタビューを通して感じたのは、UMJは“変わっている”のではなく、“深化している”ということ。
採用という入り口を越えて、「働くこと」の構造そのものにアプローチしようとしている。
テクノロジーはあくまでその手段。
その先には常に、“働く人の選択肢を広げたい”という想いがある。
UMJの挑戦は、どこか自分の働き方を見つめ直すきっかけにもなると思います。
もし今、キャリアや働き方に少しでも疑問や期待があるなら、私たちと話してみませんか?