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【部署紹介】地域との対話を重視し、データに基づく戦略策定!「地域マーケティング部」のお仕事!/03

レッドホースコーポレーション 人事部 広報です。

前回に引き続き「自立自走可能な地域創生」のために尽力する地域マーケティング部をご紹介します!

最終回はこの部門を率いる堀部長に、これまでのキャリアや仕事への想い、そして一緒に働きたい人材像についてお話を伺いました。

未踏の分野への興味に突き動かされた多彩なキャリア。

──堀さんは多彩なキャリアをお持ちとお聞きしています。どんな経歴を歩んでこられたのでしょうか?

現在の職種からは想像しにくいかもしれませんが、キャリアのスタートはスーパーコンピューターのエンジニアでした。スーパーコンピューターとは端的に言えば、まだ世にないものを作り、解明されてない物理現象を解明するためのものです。そのエンジニアがスタートという点で、自分は未知の領域への興味が大きいのかなと思います。

当時、スーパーコンピューター用のソフトウェアはほとんどが海外製でした。そのため、海外に何度も渡航し、現地で技術交渉やマーケティング、商談まで担当するようになりました。フランス、イギリス、アメリカ…と世界各国を巡る中で、新しい挑戦への興味がどんどん強くなりましたね。

その後、その会社の未踏分野を担当する部署に所属し、在宅医療と農業関係の事業にも6年ほど携わりました。その頃はIT企業で在宅医療を事業としている所はなかったと思います。携わる事業が変わっても、やはり誰もやったことのないことに興味があるということは共通していますね。

──未開拓の分野に飛び込むとき、不安は感じませんか?

そうですね。新しい分野にチャレンジする時、自分には夢と希望しかない、まるで漫画の主人公ですよね。農業事業については、当時担当していたプロジェクトが無事ローンチされたことを見届けてから退社しました。在籍中には日本各地、北海道から九州において様々な実証実験を行なっていました。現地を実際に訪れると地域の色々な課題が見えてきます。

──ここから今の地域創生の仕事に繋がっていくのですね。

はい。そしてちょうどその頃、日本版DMO(観光地域づくり法人)の制度が立ち上がります。これを好機として日本版DMOを構築する会社を盛岡で仲間と作ったのが2015年の話です。この事業も当時は初めてに近いものだったと思います。とはいえ、世の中にまだない新しいことをするわけですから、起業した当初は全くと言っていいほど仕事がありませんでした。銀行に資金を借りに行っても、どうやって利益を出すのかを担当の方にご理解いただくのが難しかったです。「この会社、まだ夢と希望ぐらいしかないだろう」とよく言われました。

事業としての出だしはそのような状態でしたが、東北各地で少しずつ成果を上げ地域創生について自分なりに考えて、トライアンドエラーを繰り返す中で今でも自分の中で柱となっている手法を確立することができました。

自身の信念にただ実直。逃げずに地域創生と向き合う。

──具体的に、どのような手法で地域創生を進めているのですか?

まずは外部からの客観的な分析を行います。その後、現地に入って地元の方々とじっくり話し合う。会議ではファシリテーターの役割に徹し、皆さんの意見を引き出していきます。ある程度議論が進んだ段階で、『お聞きした内容をこのようにまとめましたが、いかがですか?』と確認しながら進める。ここで調査データやインタビューをもとに仮説を立て、戦略化していきます。

地域創生と一言で言ってもその実、ぼんやりしていて「何をやればいいのか」ということが多く聞かれます。そこに対して調査に基づくデータから仮説づくりをし、進めていく方が説得力もあり、その上でテスト(マーケティング)を行えば成功の確率も高いというのが持論です。調査といっても数値を取るだけではなく特に重要なことは、行政・事業者・住んでおられる方々の意見を聞くことだと考えています。

──地域創生は長期的な取り組みですよね。成果がすぐに出ないこともあるかと思いますが、どのような心構えで向き合っていますか?

はい、地域創生はとても時間のかかる仕事です。皆さんも経験があるかと思いますが、なかなか成果が現れない時というのは心が折れそうにもなります。しかしそこで諦めてはいけないということですね。最初にお話ししたIT企業を辞める際、当時の本部長だった方にご挨拶行った時のお話ですが、

「堀くんね、いいですか。辞めるのは僕は歓迎ですよ。ですけど、迷ったら茨の道を進んでくださいね。」

とお言葉をいただきました。「迷ったら茨の道を進む」というのは、逃げるなということだと自分は捉えています。ですから今もその言葉を胸に、心が折れそうになっても逃げない。そして自分には信念があります。自分自身の築き上げたメソッドで、地域を良くしたいという信念。これでうまくいくはずだと信じてやっています。

「なぜその経歴で地域創生や観光に携わっているのか? スーパーコンピューターと関係はあるのか?」と皆さんからよく聞かれます。外から見ると色々なことをしてきた人のように映るかもしれませんが自分の中では歩んできた道は一貫していて、「調査やデータに基づくこと」であったり、「まだ見ぬ世界へのチャレンジ」であったり、スーパーコンピューターに関わっていた頃から自分は自身のコンピテンシー(行動特性)を活かしてきただけだと思っています。

折衝能力のある人材と共に部門の発展へ。

──なるほど、ここまでお話をお聞きして解った気がします。そのような堀さんは今後、一緒に働きたいのはどんな人ですか?

マーケティング経験者の方とはぜひお話ししたいですね。もちろん過去の経験というのはベターであってマストではないと思っています。マーケティングのスキル自体は入社後にレクチャーをさせていただきますが、元よりあればその方がいい。理想を言えばメーカーでマーケティングを経験された方。メーカーというのは物が世の中に出るまで、アカデミックな分野も含めて様々な部署、あるいは社外の方々とやり取りを行いますから、そこで磨かれた折衝能力が活かせると思います。

他には地域で団体の事務局などを経験された方、地域の方とのコミュニケーションをされてきた方ともお話をさせていただきたいと思っています。現地採用ということもあり、地域で活躍されてきた方のお力をお借りして部門や当社の発展、ひいては地域創生に繋げられればと思っています。

松下村塾のような寺子屋創設を目指して。

──ありがとうございます。では、これから個人的に挑戦したいことはありますか?

若手を育てることにもっと力を入れたいですね。現在はすでにレクチャー会を開いて、地域の様々な情報の分析方法や自己のキャリア形成について話す機会を増やしています。

今後この取り組みが発展していくことで、寺子屋の塾長のようなポジションが会社の中で出来ればいいかなと思っています。自分が尊敬している松下村塾の吉田松陰、その領域まではまだ時間がかかるとは思いますけれど、門下生が集まって来てくれるぐらいになれるといいですね。どんな部署にいても時間さえあればきてくださいという感じで出来れば理想ですね。

──ぜひそのときは、私も入門させてください!本日はありがとうございました。

(※部署・肩書き・業務内容・勤続年数等は取材時点での情報です。現在の業務内容等とは一部異なる場合があります。また、募集に関する最新の情報は各募集記事にてご確認ください。)

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