ポテンシャライトが3年以内に実現したい「Grow Up Ventures」の世界観とは|Ayumi Houta
こんにちは、ポテンシャライトの寳田です🙋♀️ 先日、ポテンシャライトでは第8期下半期がスタートし、第9期となる来年度以降のHRインキュベート事業(採用コンサルティング事業)の方向性や組織の「在り方」を更新しました。 ...
https://note.com/ayumiii7/n/n09b73ef79fae
はじめまして!ポテンシャライト HRI事業部でHRパートナーをしている峯と申します。
峯菜穂(みね・なほ)
2021年に新卒でトラックのモーター会社に入社し、事務職を経験したのち、2022年12月にポテンシャライトへ入社。これまでシード期から上場企業まで、10社以上の採用支援に携わる。得意領域としてはダイレクトリクルーティング戦略設計や職種や求職者のインサイトを捉えた魅力設計。そのほか直近は生成AIを活用した採用支援も行う。
この記事では、私自身が「スカウト支援(ダイレクトリクルーティング)のプロフェッショナル」として試行錯誤を重ねる中で、AIの急速な進化と向き合いながら、どのように自分の強みを見出し、進化させてきたのかをお伝えしています。また、私が感じるポテンシャライトという会社の魅力も少しお伝えさせてください🙏
峯さん、スカウトはただ求職者さんを褒めるだけではなく、その人がどのような人生を歩んできたのか、どのような価値観で働いているのか。SNSの本人のプロフィールや投稿も活用しながら、その人に届く言葉を紡ぐべきだと思うんですよね。
ポテンシャライトに入社し、3ヶ月が経過した2年前の冬。スカウト支援を行っていた私に、とある企業の代表から一言です。
「ご指摘ありがとうございます」と咄嗟にお伝えしたものの、当時の私は内心戸惑っていました。「どこを見て何をどう表現すればいいのか分からない」「どのような価値観で働いているか、をどう捉えにいくのが良いのか」と、気持ちが追いついていなかったのが正直なところです。
その当時はテンプレートの修正や魅力訴求ポイントの変更など、とにかく採用企業さまとともにPDCAを回し続けました。しかし、なかなかスカウトの結果はうまくいきませんでした。大好きな採用企業さまだったからこそ、当時を思い返すと「嫌われたくない」「失敗したくない」という気持ちが強かったです。画面越しにお相手が見えるだけで、頭が真っ白になることもあったのも事実です。
そんな状態では納得のいく支援はできず、悔しさが残る一方で、ご契約が終了した際、「もう向き合わなくてもいいのかもしれない」とどこか少しだけ安心している自分にも気づきました。その瞬間、私は初めて自分の弱さと向き合うことになりました。
その経験から、私は「スカウト」業務の中の、1to1文章(求職者さまごとのカスタマイズ文章)の作成に本気で向き合うようになりました。今では5000通以上のカスタマイズ文章を作成しており、メンバーの誰よりも「1to1文章」と向き合ってきた自負があります。
以下、作成したスカウト文面(例)やスカウトに関連して行っていたことの一部です👇
当時はとにかく必死でした。何本も文章を書き、先輩にフィードバックをもらっては修正を繰り返しました。国語教師である母にも協力してもらい、「どうすればより企業の魅力が伝わるのか」「ラブレターのように相手に想いを伝えられるのか」を何度も壁打ちしてトライし続けました。
入社して1年が経過した頃、スカウトを突き詰めた努力がやっと報われ、業界最高数値/各媒体平均の5倍となるスカウト返信率を更新することができました。社内でも「スカウトといえば峯さん」「カスタマイズ文章といえば峯さん」と言っていただけるようになり、やっと自分の強みと出会えた気がしました。
しかし、その嬉しい思いは一瞬で過ぎ去ります。それは、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場です。
スカウトAI等のサービスも登場し、私が時間をかけて磨いてきた強みが、数秒で代替されてしまう現実に直面したのです。まだまだスカウトにおけるAIのクオリティは低いものの、これも時間の問題だなと思いました。
「このままでは、自分の仕事はAIによってなくなってしまう...。」と、当時はかなり絶望的でした。
ですが、AIに自分の仕事が奪われるという不安に押しつぶされる、ということはありませんでした。なぜなら、代表の山根が社内の誰よりも早く、生成AIを学び、実践していたからです。
山根自身が「約20年間培ってきたこれまでのノウハウが、すべてAIに置き換えられるかもしれない」という前提に立ちながら、常に最前線で試行錯誤していました。
そして、2024年の7月、ポテンシャライトではこんなプロジェクトが立ち上がりました。
「これまでの採用ノウハウを、AIで再現できないか?」
これが「Potentialight AI」サービスのはじまりです。
代表の山根が自ら手を動かし、プロンプトを設計していく中で、私も迷わず手を挙げ、AIプロジェクトの初期メンバーとしてジョインしました。このプロジェクトを通じて、AIと向き合い続ける「第二のpoteライフ」が始まりました。
気づけば、毎日のようにChatGPTと対話していました。
「AIを使うことは楽をすること」ではありません。そして全ての業務にAIがあればなんとかなる、という「魔法の道具」でもありません。
AIと対話し、出てきたアイディアをもとに自分の問いを立て続ける。むしろ、「自分の“考える力”がより問われる」と感じています。
そして「変わり続けること」は勇気がいることだけれど、“変化をポジティブに楽しむこと”ができたことは、事業部全体のカルチャーがあったからだと感じています。
HRインキュベート事業部では、直近3年で「AI×総合系HRカンパニーのプロ集団」を目指すという構想のもと、AIを業務効率化の手段として扱うだけでなく、人や組織の可能性を拡張させるプロ集団でありたいと考えています。
だからこそ、メンバーとのオンラインランチで最新のAIについて対話したり、AIで新たなプロンプトが書けた場合には全体にシェアしたりと様々な取り組みを行なっています。
私たちは、人の温度や言葉の力を大切にしながら、AIを使いこなす力こそ、次世代のHRパートナーに求められていると信じています。
👇 私たちが目指す事業部像について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください!
それからも採用支援を通じて、私は、AIを“相棒”として徹底的に活用してきました。
AIの強みはやはりアイディア出しのスピード感、誤字脱字チェック、知識量です。だからこそ、方向性に迷ったらアイデアを出してもらい、下書きした文章の文法チェックも依頼していました。一方で、求職者さまの価値観や人生に寄り添い、“その人に届く言葉”を見つけるのは、やはり人間にしかできないと感じています。
AIは、言葉を返してはくれますが、「誰に」「なぜ」「どういう想いで」届けたいのかといった“意図”までは理解できないということに気づきました。だからこそ、私自身が意味構築力を高め続けることで、AIの力を最大限に活かせると考えるようになったのです。
さらに、自分の思考をプロンプトに落とし込んだことで、他のメンバーにもスカウトのノウハウを体系化し共有できるようになりました。「峯式スカウトメソッド」としてチームにも広がり、再現性の高い支援が実現できるようになりました。
ある日、AIでスカウトを自動生成してくれるサービスを展開しているエンジニア領域に特化した転職サービス「Offers(overflow社)」のCEO 鈴木さんとの商談の中で、私は「このAIが作成したスカウトは正確だけれど、”人の心”に届くかどうかという視点ではもう少し工夫が必要かもしれません」と率直にお伝えしたことがありました。
この発言がきっかけで、「その視点はとても良いですね。ぜひウェビナーで一緒に話してみませんか?」とお声がけをいただいたのです。
こうして、「スカウトオタク×生成AI」というテーマのもと、130名を超える方々の前で登壇する機会をいただくことになりました。
私がお伝えしたかったのは、単なるノウハウではなく、「AIで誰もがスカウトを書ける時代だからこそ、“あなたにしか書けない言葉”に価値がある。そして人間とAIが共存することで、より高い価値を提供することができる」という想いでした。
絶望を感じた1年前の私がこの景色を見たら、驚くと思います。ただ、日々目の前のことに本気で向き合ってきたからこそ、「人間 vs AI」ではなく、「人間とAI、どのように共存していくのか?」という解に辿り着き、それが自然と自分が新たに挑戦するチャンスとして訪れたのだと思います。
私がここまで変化できたのは、「まずやってみよう」と言ってくれるdeploy drivenな環境があったからです。代表の山根をはじめ、挑戦を肯定してくれる仲間に恵まれ、「自分の変化が歓迎される場」に身を置くことができました。
4月から9期目を迎え、HRインキュベート事業部の組織体制は変化しました。上半期の事業部のスローガンは「Re:Start」。事業運営もHRパートナーの支援スタイルも、従来のやり方や過去の成功パターンにこだわらず、新しい方法を柔軟に試しながら進めていくフェーズになりました。そのなかで、メンバー一人ひとりのキャリアも自然と面白くなっていくと感じています。
現在は、「AI×採用」の強みだけでなく、「組織開発」や「人事制度」にも挑戦しています。HR領域の業務をAIが代替する時代はすぐそこまで来ています。だからこそ、一つの強みにとらわれず、今後も様々な挑戦にトライしていけたらと思っています!
👇最近反響の多かった組織論×漫画のnoteです!
もし今、「AIの時代に、HRとしての自分のキャリアはこのままでいいのだろうか」と悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ一度ポテンシャライトを覗いてみてください。
「あなたが、まだ壊れることを恐れて守っている強みは何ですか?」
私自身、スカウトという武器が壊れそうになったとき、不安を感じたからこそ、新しい可能性と出会うことができました。隣の芝が青く見える瞬間が何度もありました。ですが、いつだって自分の芝は自分にしか青くできません。だからこそ、変化のなかにこそチャンスがあると、今は心から思っています。
「AIの時代、私の仕事ってこのままでいいのかな?」
「何者でもない自分が、何かを築いていける場所はあるのかな?」
「自分の“好き”や“得意”を、ちゃんと武器にしたい」
そんな想いを持っている方がいれば、きっとポテンシャライトの環境は、あなたにとって“転機”になると思います。
少しでも興味を持っていただけたら、まずは気軽にお話ししましょう!
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