この度、当社のエンジニアである出田康一郎(台湾名:康 凱爾(こう・かいじ))が、2025年6月17日(火)に『日本人のための台湾学入門』を出版しました。
今回は、出田の活動とコードタクトの文化・制度について簡単にご紹介します。
1、ミッション・ビジョンの体現
私たちのミッションは、『「学び」を革新し、誰もが自由に生きる世界を創る』こと。これは、学校での勉強だけではなく、個人の「もっと知りたい」「なぜだろう?」といった感情にもとづく、主体的な探究も含まれています。会社としても、このミッションに連動するメンバーの活動を支援したいと考えています。
今回の出田の活動は、台湾文化への深い探求を通して、組織に新たな視点と多様性をもたらすものであり、当社にとっても貴重な存在です。また、『個の力をみんなで高め合う「学びの場」を創る』という当社のビジョンも、出田の活動によって体現されています。彼の活動は、製品やサービスに留まらず、個人として、そして組織のあり方として当社の文化を象徴する取り組みとなっています。
コードタクトのMission・Visionについては、以下公式サイトニュースをご確認ください。
https://codetakt.com/news/202010/1401/
2、「コミュニケーションを円滑にする力」を意識して
当社のメンバーは、2015年の創業当時から全国各地、フルリモートで業務を行っています。また、海外在住のメンバーも数名おり、国内のメンバーと同様に業務に携わっています。
出田は現在台湾に住んでおり、授業支援ツール「スクールタクト」のプロダクトマネージャーを務めています。出田は代表の後藤と密に連携を取りながら、必要なタスクを分解・具体化し、エンジニアメンバーに共有する役割を担っています。
出田が持つ「コミュニケーションを円滑にする力」は、プロダクトマネージャーの業務以外にも活かされています。エンジニアの採用や社内でのグループリフレクションの運営などにも貢献し、部署内だけでなく、会社全体のコミュニケーションを促進し、人と人の間に入る役割を担っています。
出田の経歴・業務内容などの詳細については、以下の記事・サイトをご覧ください。
コードタクト公式note https://note.com/codetakt/n/nbe7556d5a574
康 凱爾サイト https://kokaiji.tw/
康 凱爾note https://note.com/plus886note/n/n5cd272a273de
出田は、コードタクトでの業務と並行して、2023年から台湾の大学院に通い、台湾の文化や思想の研究を行っています。この研究が今回の本の出版につながりました。本書は、日本における台湾への関心が、特定の政治家や民主主義あるいは観光といった側面に偏りがちな現状に対し、著者が「台湾らしさとは何か」という問いを探求し、日本との関係を文化史的な視点から深掘りしたいという思いから書かれました。
日本人であり、かつ台湾人の家族をもつ出田ならではの視点で書かれた本書は、文化史的観点から「台湾らしさ」の本質を掘り下げ、日本と台湾の関係を共有された過去と「必然性」によって結ばれた「家族」として再考することを提言しています。出田の専門性と探求心が生んだ本書は、読者に対し、両者の間の連帯、より深く根源的な理由にもとづく台湾と日本の深い繋がりについて教えてくれる一冊となっています。
出版に関する情報は、当社公式サイトのニュースからもご確認いただけます。
https://codetakt.com/news/202506/10/
詳細、購入については、以下からご確認いただけます。
3、大学院における取扱いルールを設定
先ほどお伝えした通り、出田はコードタクトでの業務をしながら大学院に通っていますが、コードタクトでは、社員が就業時間内に大学院で学ぶことを認めています。これは、当社のミッション・ビジョンを反映したものであり、社内だけではなく社外でも自身の興味関心への探求心を大切にしているからです。また、研究内容が会社の事業に有用と判断された場合は、会社が一部費用を補填することもあります。このルールを活用し、大学院に通い始めたメンバーもいます。
4、社内で読書会を実施
自社サービスの「チームタクト」を活用し、アクティブ・ブック・ダイアログ(ABD)を行う社内読書会を不定期で開催しています。今回は、出田の本の出版を記念して、発売日の翌日に社内で実施しました。
発売前には、メンバーが次々と予約をし、Kindleで購入した人や紙の本で購入した人が手元に届くのを今か今かと待ちわびている様子が社内で見受けられました。
読書会には、著者である出田自身も参加しました。参加メンバーによる読書と要約が発表された後、出田から各章について解説があり、書籍をより深く理解できる貴重な機会となりました。また、この本を書くきっかけになった歌や著書に出てくる動画の紹介、メンバーからの質疑応答などにも応じてくれました。
5、終わりに
コードタクトでは、フルリモートで働く環境とリモートならではの独特のコミュニケーションを意識して日々活動しています。また、当社のミッション・ビジョンは、サービスやプロダクトだけでなく、当社で働くメンバーにも当てはまります。これからも、さまざまな活動を支援していきたいと考えています。
私たちのビジョンに共感し、共に「学びの場」を創り上げていきたい方、ぜひ一緒に働きませんか? ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!