こんにちは!今回は、昨年当社で実施された社内イベントの様子を、運営委員の一員であった飯島よりご紹介します。オンラインコミュニケーションの取り組みの参考に、コードタクトを知っていただく機会に、ぜひご覧ください。
「リモートワーク」という言葉も浸透し、在宅での仕事経験がある人も増えてきました。しかし直接顔を合わせることに慣れていると、画面越しの関わりに慣れないこともあるのではないでしょうか。
2015年の設立当初からフルリモートで業務をしているコードタクトでは、オンラインでのランチ会を推奨したり、社内ラジオを実施したりと、社内交流に工夫を凝らしてきました。
今回は社内のオンラインイベントの様子をご紹介します。
「物理的なもの」を取り戻したい
全メンバーが対面で集まるイベント(当社では、「合宿」と呼んでいます)は、設立当初から年に1、2回行っています。しかし2020年は直接顔を会わせることができなかったため、初めてオンラインで開催しましたが、引き続き対面で集まることが難しかった2021年。1年前よりもパワーアップしたイベントにするため、有志で運営メンバーが集まり様々な工夫を凝らしました。
2021年の合宿のテーマは「物理」。オンラインの場で失われる「物理的なもの」を、いかに取り戻して交流することができるか。正社員・業務委託などの雇用形態に関わらず、共に業務を行う50人が参加しました。当日の企画は9:00〜17:00まで。それ以降は参加できる人が集まって、懇親会を開きました。
対面で集まっているかのような雰囲気作り
当日は、できるだけメンバーがオフラインで参加しているような感覚を持てるようなオンラインミーティング用アプリ(*1)を使用しました。上記の画像にある机やスクリーンを作成し、メンバーそれぞれが画面上で場所を移動したり、グループで会話しやすいようにしました。隣のグループをのぞきに行ったりする人もいて、対面で会っている状況が再現できました。
会議や研修など社内コミュニケーションツールとして使用している自社サービスのスクールタクト(*2)を、イベントでも活用しました。個人や小グループで意見をまとめたり、コメント機能などを用いてグループメンバーと共感や共有がしやすく、1つの課題を複数人で取り組むことができました。
また、上記ツールを使いながらも、パソコンに向かっているだけではない取組みもいれました。たとえば体操。オンラインの集まりだと、画面の前に座ったままになりがちなところを、身体を動かす時間を取り入れて気分転換。体操の演奏・掛け声は、合宿の運営メンバーが自分たちで行うなど、実際に目の前にいるかのように演出しました。
*1SpatialChat
*2スクールタクト
オンラインイベントで散歩!?“OIMOほり”
合宿の中でも特に印象的だった企画が、“OIMOほり”。仕事場が異なるからこそ楽しめるよう工夫されていて、オンラインでありながら”散歩”を取り入れたコンテンツです。
“OIMOほり”は、リモートワークで座る時間が多いため、外に出て気分転換の時間も取り入れよう!という趣旨から考えられた企画です。メンバーそれぞれが外に出て、お題に沿った写真を撮りに行きます。
写真のお題は3つ。「お気に入りの場所」「いままで気付かなかったいい感じな場所・もの」「もっと深掘りしたいディープな場所」。それぞれの頭文字をとってO・I・MOです。このお題に沿った写真をスクールタクトに貼っていきます。
撮ってきた写真には簡単なテキストを添えながら4人程度のグループで共有しました。上の画像は、スクールタクトを使っている画面です。共有の際はコメント機能も活用し、同じグループの人と会話をしたりコメントでやりとりしたりしました。
私のグループでは、花屋やコインランドリー、マンホール等の写真を共有する人がいました。撮影者によって共有する写真がまったく異なり、個性が出ていたと思います。
「子供と毎朝歩いている道が素敵なんです」「初めておしゃれな街灯を見つけました」等、写真から好みや関心が透けて見えるようなエピソードがたくさんありました。パン屋の写真を撮って、そのお店でパンを買ってきた人がいたことも印象的でした。
私にとってイベントの一環として外に出る企画は新鮮で、いつもの同じ道なのに歩くだけでドキドキ。普段は意識しませんが、撮影のネタを探す目的を持って歩いてみると同じ道でも新しい発見がありました。
グループで共有した後には、グループを超えて他の人の写真を見る時間を設け、素敵だと思った写真においもの画像を貼って投票をしました。たくさんのおいもが集まった画像を撮った人が、メンバー全員に説明するシーンもありました。このように”OIMOほり”は、その人がどんなところに住んでいるのか、どんな場所が気に入っているか等に想いを馳せながら交流する時間になりました。
オンラインコミュニケーションの工夫でより善いチームをつくる
リモートワークは現実のオフィスと異なり、たまたま廊下ですれ違うことなどがありません。目的や時間を決めてから会議等を行うので、意図して集まらないと雑談も難しいですよね。すると、相手がどんな価値観を持っていて、どんな性格で、どんな傾向があるのかわからないままです。
一方、情報が得られるとその人と共感できる点をきっかけに、会話やチャットのやり取りが生まれ、心理的な距離が近くなります。その後の仕事でも、関わりやすくなるはず。だからこそ、”OIMOほり”のように目的を持って楽しみながら、同僚との交流を図れる企画が魅力的に思えました。
コードタクトが目指す社会を定義した『Value』には「善なるチームとして、協働しよう」があり、メンバーが助け合うことを大事にしています。そのため、合宿のような社内イベントの取り組みを通して、メンバー同士が互いの理解を深め合う時間は欠かせないと考えています。
実際、合宿前と比べると表情の変化を思い浮かべながら関われる相手が増えた印象がありました。それは、今回の合宿を通して普段は気づかないメンバーの人となりや好みをより深く知ることができたからだと思います。
より善い未来を実現するための近道は、より善いチームをつくること。
オンラインでのイベントでも一工夫することはできます。コードタクトでは、部署や雇用形態を超えたコミュニケーション強化のため、オンラインであっても物理的な距離を縮められるような工夫を続けていきます。
今回は、社内イベントについてご紹介しました。今後もコードタクトならではの取り組みについて、ご紹介していきたいと思います。
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