「もっと成長できる場所で働きたい」「このままでいいのか不安」──そんな想いを抱える若手ビジネスパーソンへ。
こんにちは!株式会社アクルの採用担当です。アクルは、クレジットカード不正対策という社会貢献性の高い領域で事業を展開しながら、「学び」と「挑戦」を何よりも大切にしています。
今回は、CEO自ら大学院に通い学びを体現してきた近藤さんに、なぜ学び続けるのか、そして成長するために必要なマインドセットについて伺いました。ぜひ最後までご覧ください!
ベンチャー経営者でありながら“あえて大学院に通った”理由とは?
―まずは、近藤さんが大学院に通おうと決めた理についてお聞かせいただけますか?
アクルという会社を創業したのが2016年ごろで、最初は数人の小さなチームで、営業も含めて何でも自分でやっていました。当時は「経営している」という感覚はあまりなくて、とにかく売上を上げることが中心でした。
でも、2020年ごろ、今の主力サービスである「ASUKA」が売れ始め、社員も増えてきて、ようやく「会社っぽく」なってきたと感じたんです。その頃から資金調達や経営判断の機会も増えて、自分の経験だけでは限界があるなと。独学でビジネス書を読むこともありましたが、続かなかったんですよね。
それで、大学院という選択肢をとって、体系的に学び直したいと思いました。学校に通うことで「学ばなきゃいけない」状況に自分を置くことができる。そういった環境に身を置くことで、より深く経営を学べると思ったのが決断の理由ですね。
ただ、ベンチャー企業の代表として大学院に通うのは正直かなりチャレンジングでした。周囲からも「よくやるね」と言われましたけど、自分としては「学び」こそが成長につながると思っていたんです。そしてそれを自分自身が体現することで、会社の文化としても根付かせていきたいという想いもありました。自分がやらないのに社員に「学べ」って言っても響かないと思ったので。
―実際、大学院ではどのようなことを学ばれたんですか?
いわゆる経営に関する知識全般ですね。マネジメント、マーケティング、会計、ファイナンス、クリティカルシンキングなど、本当に幅広い分野を学びました。特に印象的だったのが「ケーススタディ」です。実際の企業の成功・失敗事例をベースに、課題をどう捉え、どう判断すべきかを考える授業ですね。
―経営と学業を並行することで、どんな気づきがありましたか?
リアルに経営をしていたので、「あ、これ今の自分のケースに近いな」とか、「こういう視点もあるのか」といった気づきが多かったです。授業で学んだことがすぐに実践に活かせたという意味では、本当に有意義でしたね。
若い頃のように「学ばされてる感」ではなくて、自分から「学びたい」と思って通っていたので、苦ではなかったです。むしろ楽しくて仕方なかったですね。
実践しながら理論を学ぶ、そしてその理論がまた実践を後押ししてくれる。そういう循環ができたのは、本当に貴重な経験でした。
成長し続ける人の共通点とは?学び続ける人が持つ3つの思考
―成長に必要なマインドセットを教えてください。
1.インプットがなければアウトプットは生まれない
経験からの学びもあれば、本や講義から得る知識もあります。どちらにしても、何かを得ていなければ、それを活かして行動することはできません。
しかも今の時代は変化が激しくて、昔の常識がすぐ通用しなくなる。その中でアップデートし続けるには、やはり自ら学びにいかないと、価値あるアウトプットは出せないと思っています。
2.成長の基盤は「マインドセットの変化」である
いくら行動しても、その根本の考え方が変わらないと、本当の意味での成長にはつながらないですね。要は「自分は変われる」「なりたい姿になれる」と思えることが、すべてのスタートだと思っています。
金メダルを取る選手は、自分が金メダルを取れると本気で思っている。だから行動も変わる。それと同じで、自分の未来像を信じられる人は、学ぶ意味や努力する価値を自分で見出せるんです。
3.大事なのは「目的を明確にすること」
成長すること自体が目的ではなくて、「なぜ成長したいのか」「何のために学ぶのか」を自分の中で定義づける。それがあるからこそ、学びも経験も意味を持ってくるんです。
まさにアクルでも、そのマインドセットを大事にしていきたいですし、そうした価値観が根付くような組織にしていきたいと思っています。
挑戦×失敗=学び。アクルの“成長できる職場環境”の秘密
―アクルには、どんな学びや成長の機会があるのでしょうか?
もちろん僕が大学院に通ったような学びも一つですが、それ以上に大きな学びの源泉になるのは「経験」だと思っています。だからこそ、アクルではどんどんチャレンジして、どんどん失敗していいという文化を大切にしています。
新しいことに挑戦して、その中でぶつかる壁やうまくいかなかったことこそが、次の学びにつながる。それを許容できる文化、挑戦と失敗から学ぶ風土を持っているのがアクルの特徴だと思っています。
表向きでは「挑戦を歓迎」と掲げていても、いざ何かに失敗すると「なぜ失敗したのか」ばかり問われてしまう企業も実際には多いと思うんです。アクルではそこを変えたいと思っていて、失敗こそが学びの種だというスタンスを、会社としても本気で持っています。
これは、ベンチャーだからこそできることかもしれませんが、僕としては、たとえアクルがこれから大きくなっても、そのDNAは絶対に残していきたいと思っています。
―「挑戦と失敗から学ぶ」カルチャーをより浸透させていくために、どんなことを意識されているんでしょうか?
やっぱり一番大事なのは「言い続けること」、そして「自ら体現すること」だと思っています。経営陣が学んでいなかったら、誰もついてこないですから。だからこそ僕自身も大学院に通いましたし、今でも常に新しい学びを意識しています。
僕が学び続けている姿を見せることで、「アクルでは学ぶことが当たり前なんだ」という空気を作っていきたいと考えています。筋トレ部なんかもそういう意図があって始めたんです。小さなチャレンジでも、達成すれば自己効力感につながりますからね。
どれだけ学びの環境があっても、自分から学ぼうとしなければ意味がない。そのきっかけや後押しをどう作っていくかは、会社としても引き続き考えていきたいところです。
―学びって本当に大切だとわかていても、実際にはなかなか学び続けるのって難しいですよね……。
本当にそう思います。実際、「じゃあ学ぼう」と言っても、多くの人がなかなか行動に移せない。これは日本の社会構造的な要因も大きいんじゃないかと思っていて。
たとえば、終身雇用制度とか、年功序列の文化って、ある意味“学ばなくても生きていける”社会だったと思うんです。だから大学を卒業して就職したら、そのまま会社の中でキャリアが積まれていく。自分でキャリアを設計する必要がなかった。
でも今は違います。時代の変化がものすごく早くて、しかも不確実性が高い。こうした時代においては、アップデートされていない知識やスキルでは戦えないんですよね。だからこそ、学び続ける姿勢や、自分自身でキャリアをデザインする力が求められるようになっている。
グローバルに目を向けると、学び直しの意識も高いですよね。たとえば欧米では、修士・博士の取得率が高いし、「勉強しないと生きていけない」という認識が社会全体にある。ジョブ型雇用の中で、専門性が求められるからこそ、常にスキルを磨いていないと市場での価値が下がってしまう。
一方で日本はまだ「広く浅く」が主流で、そこそこやってれば何とかなってしまう部分もありますよね。それが30年間経済が伸び悩んでいる背景の一つでもあると思います。変化のスピードが遅ければなんとかなるけれど、今のように急激に世の中が動いている状況では、それだけじゃ立ち行かなくなってしまう。
―では、どうやったら学びのスイッチを入れられるんでしょうか?
理想を言えば、外からの強いプレッシャーが来る前に、自分で気づけることが大事なんですけど……。実際は「危機感」や「行き詰まり」をきっかけにスイッチが入ることが多いのも事実です。
まさに「ゆでガエル」の話しですよね。お湯がじわじわ熱くなっているのに、気づかずに茹でガエル状態になってしまう。だから僕らとしては、社員がそうなる前に、日常の中で「学ぶって面白い」と思えるきっかけや成功体験を積んでもらいたい。
だからアクルでは、経営層から学びの姿勢を体現するのはもちろん、社員が自発的にチャレンジし、学びを得られるような環境づくりを意識しています。それがカルチャーとして根付き、社内全体に広がっていくことを目指しています。
キャリアに悩むあなたへ。20代、30代で差がつく“学びの選択”とは?
―これからのキャリアを考えるうえで必要な考え方を教えてください
まず、今の時代は本当に不確実性が高くて、時代の流れがものすごく早い。これは皆さんも肌で感じていると思います。だからこそ、これまでのキャリア形成の考え方を大きく変える必要があると思うんです。
今や、大企業に入ったとしても、その先どうなるか分からない。外部環境の変化で、一気にゲームチェンジが起こることが本当に増えてきている。だから、自分のキャリアを他人や会社に預ける時代ではないと思っています。
これからの時代、会社に頼り切っていた人は、早期退職制度などで突然放り出される可能性もある。そのときに「社内でしか通用しないスキル」しか持っていなかったら、本当に厳しいと思います。
―では、私たちビジネスパーソンはどんなことに時間を使うべきだとお考えですか?
「緊急ではないけど重要なこと」ですね。学びや自己成長って、まさにその分類に入るんです。特に、20代の頃は、目の前の飲み会や遊びももちろんいい。でも、20代、30代って体力もあって、時間という資産も持ってるからこそ、自分の未来に投資できる一番の時期なんです。
自分でそれを意識して、時間を設計できるかがすごく大事です。アクルでは、そういった人たちに対して、学びや成長の環境を本気で提供しています。
―最後に、アクルに興味を持っていただいている方へメッセージをお願いします
アクルは、本気で成長したいと思っている人には、すごく合うと思います。「なんとなくモヤモヤしているけど、自分を変えたい」みたいな人も歓迎です。働く中で「成長したい」「もっと学びたい」という気持ちが育っていくと思うので。
それに、アクルは決済というインフラ領域でビジネスをしていて、社会的にも貢献性の高い事業を展開しています。キャリアを考えるうえでも、非常にユニークで価値のある経験ができると思います。
まさに、成長を志す人にはぴったりの場所です。そういう人に、ぜひ飛び込んできてもらいたいです。
↑↑新卒1期生の入社式の様子。前野さんのこれからの成長が楽しみです。
アクルでは、新卒・中途採用を行っています。成長環境でチャレンジしたい!という方は、まずはオンラインで気軽に話してみませんか?メッセージお待ちしております!