次世代のエゴにベットする - 創業10年、売上50億から描く"利益100億"への挑戦 | aisaac inc.
こんにちは。アイザックPRチームです。創業10周年を迎えた今、私たちは、「次世代のエゴにベットする」という新たな挑戦に乗り出します。信念でも、衝動でも、野心でもいい。どうしようもなく湧き上がる強...
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こんにちは。アイザックPRチームです。
創業10周年を迎えた今、私たちは、「次世代のエゴにベットする」という新たな挑戦に乗り出します。
信念でも、衝動でも、野心でもいい。
どうしようもなく湧き上がる強い想いを、私たちは“エゴ”と呼んでいます。
それは単なる情熱や勢いだけでは終わらない、圧倒的な実行力へと変えていく源。
私たちはこの本気の想いを信じて、事業を生み出してきました。
そして今、さらなる飛躍を目指して次世代の“エゴ”に賭けようとしています。
本シリーズ「次世代のエゴにベットする」では、実際に挑戦の先頭に立ち続けるアイザック経営陣とグループ会社CEOたちの対話を通じて、”エゴ”を動かすリアルな事業づくりの裏側をお届けします。
第4弾となる今回は、恋活・婚活マッチングアプリ「ゴージャス」を主に運営するリンク株式会社CEO・白井さんに、事業を推進する理由や、目指す組織についてお話を伺いました。
対談には、アイザック取締役/共同創業者の播口さんも参加し、白井さんの”エゴ”と事業への情熱を深掘りします。
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“今しかない”から飛び込んだ──30歳の不可逆な決断
「信頼でつながる世界観」は、僕のエゴかもしれない
分社化は、「やらない選択」をあえて選ぶ実験
人のライフステージを豊かにしたい──そんな事業、チームを実現する
チーム全員、事業責任者。──強度の高いチームづくり
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写真:左(白井)・右(播口)
播口 友紀(取締役 / 共同創業者)
1991年生まれ。慶應義塾大学の同級生である田中と在学中にアイザックを立ち上げる。フルスタックエンジニアで、新規事業の立ち上げが得意領域。株式会社ハローの代表も兼任している。
白井 僚(リンク株式会社CEO)
1992年生まれ。慶應義塾大学卒業。Amazon Japanで会員サービスのPMとして、既存サービスのグロースと新規サービスの立ち上げの双方に従事。その後、AIスタートアップのニューラルポケット株式会社で上場前後にPM・事業開発を担当し、広告事業会社のM&AとPMIを経て事業責任者を務める。2022年よりaisaacに携わり、2023年11月に入社。マッチングアプリ事業の立ち上げからグロースまでを推進し、現在は新規AI事業の立ち上げにも取り組んでいる。
──白井さんがアイザックに関わるようになったのは、「ゴージャス」の業務委託からだったと伺っていますが、経緯を詳しく教えてください。
(白井)そうですね。最初は業務委託という形で、「週末にtoCプロダクトつくってみる」くらいの軽い気持ちで始めたんです。でも気づけば1年以上、本気で「ゴージャス」の0→1リリースと初期グロースまで携わっていました。
(播口)最初からがっつり入るつもりではなかったよね。そこからフルコミットしようと思った決め手って何だったの?
(白井)一番大きかったのは、「この環境は今しか選ばないな」と思えたことです。当時のアイザックは環境として魅力的ではあったけど、まさにカオスでした。それでも、「この瞬間を逃したら、自分はきっと一生この選択をしないだろう」と確信できた。
僕は昔から「将来の自分なら選ばないであろう選択を、今する」っていうのを意思決定の基準にしてるんです。たとえば、メガベンチャーで大きな船に乗るとか、そういう選択は5年後でもできる可能性がある。でも、自分次第で事業の0→1を連続的にやり切るような挑戦は、30歳そこそこだからこそ踏み切れると思いました。だから、当時の僕にしかできない決断としてアイザックを選んだんです。
(播口)なるほどね。その意思決定のしかた、白井っぽいと思うわ。小説好きだもんね。
(白井)そう、僕は”ストーリー厨”なんだよね(笑)。人生を通して、自分が納得できるストーリーを紡ぎたいんですよね。キャリアをきれいに積み上げることより、「なんでそんな選択したの?」って聞かれるような展開が、自分らしくてワクワクするんですよ。
だからアイザックへのフルコミットも、“正解だから”選んだというより、「自分の人生のストーリーとして面白い展開」と思える選択だった。それが一番大きかったと思います。
──白井さんが「ゴージャス」を立ち上げた背景には、「人のライフステージを豊かにしたい」という想いがあったと伺いました。もう少し詳しく聞かせてください。
(白井)はい。もともとAmazonでベビー・マタニティ系のサービスをやっていたり、大学時代には教育系のNPOに関わっていたりしていて、「人生の節目」に関わるようなテーマにずっと興味があったんです。
今「ゴージャス」で取り組んでいるのも、その延長線上にあるという感覚で。恋愛とか結婚って、人生の中でも特に感情が揺れる瞬間だと思うんですよね。そこに対して、どうプロダクトとして寄り添えるか。そこにすごく惹かれたというのがあります。
(播口)たしかに、白井って昔から「人」への興味が強かったよね。人間そのもの、みたいな。
(白井)そうだね。「人っておもしろいな」という好奇心が、ずっと原動力になっていますね。
(播口)ゴージャスって、ハイクラス向けだけど、すごく清潔感があるよね。プロダクトの雰囲気にも、白井の価値観がにじんでる感じがする。事業の勝ち筋もありつつ、ブランドにもこだわっているというか。
(白井)そうだね。最初は正直、「ハイクラス向けならLTVも高いし、事業として成立しやすいのでは」といった安易なところからスタートしてるんです。ただ、事業を進めながら、対象となるユーザーの感情にどっぷりと浸かっていました。
たとえば審査制や職業証明も、「安心して信頼できる人と出会える設計」にしたかったからなんですよね。ビジネスの合理性と、一人ひとりの感情のちょうど真ん中を、どうやってプロダクトに落とし込むかは常に考えています。
そんな中で、2024年は実は迷った年でもありました。位置情報SNS「Circle」など、マッチングアプリ以外の事業にも挑戦していましたし、同時にチームメンバーの入れ替わりもあって、「ゴージャスを伸ばすことにどこまで時間を使うのか?」という問いと、真剣に向き合わざるを得なかったんです。
でも最終的に、「やっぱり自分やリンク社のチャレンジとして、この事業をもう一段成長させるしかない」と腹を括れた。その覚悟は、僕の中でも大きな転換点でした。
自分が0から手がけた事業はもはや我が子なんですよね。ユーザーの恋愛・結婚に再度深く向き合って、この事業のポテンシャルをさらに開放させようと改めてフォーカスしたのが2025年前半でした。
──その覚悟があってこそ、これからどんな未来を描いているのでしょうか?
(白井)引き続き「信頼できるハイクラスな出会い」を一人ひとりに届けることに尽力しながら、単なる“出会いの場”だけではなく、その人の人生にずっと寄り添っていけるような世界観をつくっていきたいですね。たとえば構想としては、企業アライアンスを視野に入れた「卒業ユーザー向けサービス」などがあります。
さらに、マッチングの“その先”までユーザー体験を高めるために、AIの活用も進めています。たとえば、メッセージのアシストや相性の最適化など。とはいえ、toC領域では“AI感”が出すぎると逆効果になることもあるので、見せ方にはすごく気を使っています。
安心感を損なわず、でも技術的な進化はしっかり使う。
やっと未来の構想を実行に移せる段階にきたと思うので、ワクワクしていますね。
──今回の本格的な分社化方針は、白井さんにとってどんな意味があったのでしょうか?
(白井)これも僕にとっては「不可逆な選択」のひとつでしたね。正直に言うと、僕はもともと「自分の城を持ちたい」タイプではなくて。だから、分社化という形式そのものに強いこだわりがあったわけではないんです。
ただ、環境としてその選択肢があるのなら、一度そこに身を置いてみようと思えた。事業責任者は何度か経験していましたが、「代表として会社経営する」というのは初めてだったので、未知の領域に足を踏み入れる感覚ではありました。
(播口)実際白井は、分社化にそんなに乗り気じゃなかった。最初は結構悩んでたよね。
(白井)そうだね。冷静に見れば、人が分散して、経営効率も落ちる。事業領域ごとにリソースを集中させた方が合理的だと思っていました。僕がもし自分の資本で会社を立ち上げていたら、きっと選ばないやり方だったと思います。
たとえば当初構想としてあった「ゴージャス」と「ラス恋」を統合して、マッチングアプリ事業全体で勝負をかけるというやり方。そちらの方が、効率的だしナレッジ蓄積もしやすいと思っていた。
(播口)でも、アイザックとしては真逆の戦い方を選んだんだよね。
(白井)田中や播口がよく話している「一人ひとりが自分のエゴを持って挑戦する」という考え方は、ずっと聞いてきていて。それって単なる効率化じゃなくて、経営者の立場を渡していくことで、次のリーダーが育つという思想ですよね。そして、小さいチームで大きな成果を生んでいく。
その仮説が本当に成り立つのか。それを自分自身で確かめてみたい、という気持ちがだんだん強くなっていきました。
(播口)そのとき「自分なら絶対やらない」と思ってた選択を、あえてやってみたわけね。
(白井)そうだね。「やらない」と思っていた選択肢を、あえて選んでみる。そこに、自分がこの環境にいる意味がある気がしたんですよね。
アイザックって、合理性や効率よりも、一人ひとりが本気で取り組んだ結果として生まれる事業や価値に重きを置いてるじゃないですか。その仮説に自分もちゃんと乗ってみよう、と。そう思えたから、リンク社の立ち上げを改めて引き受けました。やってみないと見えないものがあるなって、今も思っています。
──では、リンク社としての構想を超えて、白井さん自身が「この先つくっていきたい未来」はどんなものでしょう?
(白井)僕が今後やっていきたいことは、大きく三つの軸に分けて考えています。
まず一つ目は、今まさに取り組んでいるマッチングアプリの領域です。詳しくは先ほど話した通りですね。人生において重要な恋愛や結婚の領域にはまだ大きな可能性が残っているし、とてもやりがいを感じるところ。その中で培ってきたユーザー基盤や感性を活かして、周辺領域に横展開していくことも構想しています。
二つ目は、さらに幅広くライフステージを豊かにするプロダクトをつくっていきたい。先ほども話した通り、今まで子育てや教育などのテーマに関わってきました。その中でまだやれることや、解決したい課題はたくさんあります。
また、高齢の方が増えている社会において、年齢を重ねるなかで生まれてくる孤独、生きがい、お金の問題など、こういった難しい課題にも、正面から向き合いたいと思っています。
そして三つ目は、AIの波のど真ん中にあるような事業・プロダクトをもう一度やりたい。前職は画像解析AIスタートアップでしたが、個人としてやり切れなかったところもある。今アイザック代表の田中とも具体的に描き始めているところで、AI領域でのチャレンジをもう一度“本気”でやってみたいと思っています。
もちろん、これらすべてを一気に実現できるとは思っていません。だけど、どう風呂敷を広げて、どんな順序で形にしていくのか。そこに今の自分の腕の見せどころがある気がしています。
そして何より、30代になってもゼロベースで考えて「こういう未来を、自分が起点になってつくっていけるかもしれない」という手触りに、すごくワクワクしているんです。
──事業として広げたい構想が明確にある一方で、チームについてはどう描いているのでしょうか?
(白井)とにかく、「強度が高い状態のチーム」をつくっていきたいと思っています。理想は、全員が事業責任者のように動ける状態。誰かの指示を待つのではなく、それぞれが事業の成否を背負って、自分の頭で考えて動いていける。そんなチームであれば最高ですね。
よく「自律分散型のチームでありたい」と言っているんですが、ただの“放任”じゃないんです。自律した個がそれぞれの軸を持ちながら、互いに絡み合って共鳴し、連携を生み出していく。そんな状態が理想です。
僕自身、「ビジネスエリートに鍛えられて生きてきた」と感じていて、それが今の自分にすごく影響していると思っています。優秀な人たちと一緒にいると、自分も自然と引っ張られるし、成長せざるを得ない。そういう環境って、僕にとってはすごく心地いいんですよね。
だからこそ、リンクという場が、アイザックを飛び出してもどこでも戦っていけるような人材が育つ場所になってほしいと思っています。ひとことで言うなら、「チーム全員事業責任者計画」ですね(笑)。
(播口)そこは本当に白井らしいよね。僕らが「次世代のエゴにベットする」って掲げてる以上、その挑戦が一度きりで終わらないように、マネジメントにおいても“再現可能な成長”を設計していく必要がある。白井のチームがそれを体現してくれたら、組織全体としても大きな後押しになると思う。
(白井)僕自身も、メンバーから自然と新規事業が立ち上がっていくような状態をつくりたいんです。たとえば、「リンクの売上のうち、あの事業って◯◯さんがゼロから立ち上げたらしいよ」みたいな話が聞こえてくるようなチーム。それが理想ですね。
そうやって突き上げられることが、自分にとっても一番の刺激になると思っていて。「白井さん、まだ数十億なんですか?早く数百億やってくださいよ」みたいな(笑)。そのくらいの熱量と実力を持ったチームに育ってくれたら、本当に嬉しいです。
──白井さん自身のそうした“挑戦マインド”って、どこから来ているんでしょうか?
(白井)やっぱり、周りに挑戦し続けている人が多かったことが大きいと思います。いろんな分野で活躍している仲間たちがいて、彼らと対等な立場で語り合い続けるには、自分も変わり続けなきゃいけない。気の置けない仲間と飲むお酒って最高じゃないですか。その輪の中にずっといられるように生きていたい。そう思うんですよね。
だから僕が一緒に働きたいのは、「自分の機嫌をちゃんと自分で取れる人」。よく言っている“自律分散型”って、要は「それぞれが軸を持ちながら、互いに高め合える関係性」を目指しているんです。
過去の経験から実感しているのは、個としての強さはもちろん、チームとしての「強度」をどれだけ高められるかが、何より重要だということ。だからこそマネジメントでは、良い時も悪い時も、その場で言語化してフィードバックすることを徹底しています。
(播口)うん、白井って、芯にはけっこう“情”があるよね。そういうところが、僕はすごく信頼してるし、一緒にやっていて面白いなと思う。
(白井)ありがとう(笑)。でもやっぱり、僕は「最高の自分でありたい」っていう気持ちが一番強いんだと思います。誰かと比べるというより、その瞬間の自分に胸を張れるかどうか。「今の自分、イケてるな」って思える状態をつくりたいんです。
そのためにも、「この展開、アツいな」って自分で思えるようなストーリーを生きていたい。物語がちゃんとつながっている感覚があれば、自然と前に進めるし、パフォーマンスも上がる。それが僕にとって、一番のモチベーションですね。
だからこそ、これからこの船に乗り込んでくる仲間たちにも、自律しながら、ともに挑み、高め合える関係であってほしい。個としての確かさと、チームとしての一体感。どちらも持ち合わせた集団でありたいと思っています。
アイザックでは、次なる成長を創る挑戦者の発掘を目的に、事業アイデアの提出によるエントリーが可能な「事業アイデア採用(エゴ採用)」を新たに開始しました。
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