経営者を増やしたい|田中和希 / aisaac, inc.
こんにちは!「全ての挑戦者が生涯働きたいと思える実験室」を作っているアイザックの田中です! ...
https://note.com/gogotanaka/n/nb693dd75b548
こんにちは。アイザックPRチームです。
創業10周年を迎えた今、私たちは、「次世代のエゴにベットする」という新たな挑戦に乗り出します。
信念でも、衝動でも、野心でもいい。
どうしようもなく湧き上がる強い想いを、私たちは“エゴ”と呼んでいます。
それは単なる情熱や勢いだけでは終わらない、圧倒的な実行力へと変えていく源。
私たちはこの本気の想いを信じて、事業を生み出してきました。
そして今、さらなる飛躍を目指して次世代のエゴに賭けようとしています。
本シリーズ「次世代のエゴにベットする」では、実際に挑戦の先頭に立ち続けるアイザック経営陣とグループ会社CEOたちの対話を通じて、エゴを動かすリアルな事業づくりの裏側をお届けします。
記念すべき第1弾は、アイザックの創業者である田中と播口の対談です。
創業から10年。決して順風満帆ではない歩みの中でも、自己資本経営を貫き、現在は売上高50億円規模、10を超える事業が並走するグループ企業へと独自の成長を遂げてきたアイザック。その背景に一貫してあったのは、創業者2人の狂気とも言えるエゴでした。
これまでの”実験”による失敗と成功の軌跡、そしてこれから目指す利益100億の未来。なぜ私たちは、エゴに賭け続けるのか?その原体験と、このタイミングで新たな挑戦者を迎えようとしている理由とは?
成長を続けるアイザックの原動力となってきたキーワード、”エゴ”。その意味を、創業者2人の対話を通じて、熱量そのままにお届けします。
写真:左(播口)・右(田中)
田中 和希(代表取締役CEO)
1992年生まれ。慶應義塾大学在学中に休学をしfreee株式会社で金融機関との連携部門を責任者として推進。その後2年間渡米し帰国後にアイザックを播口と設立。事業開発と問題解決が得意。世界約100名のRubyコミッターの一人としても知られている。
播口 友紀(取締役 / 共同創業者)
1991年生まれ。慶應義塾大学の同級生である田中と在学中にアイザックを立ち上げる。フルスタックエンジニアで、新規事業の立ち上げが得意領域。株式会社ハローの代表も兼任している。
──まず「次世代のエゴにベットする」という今回のテーマ。この言葉に込めた意図を教えてください。
(田中)僕は昔から”エゴ”という言葉にとてもこだわってきました。一般的には「自己中心的」や「わがまま」のように、ネガティブに捉えられることもありますが、むしろそれぐらい違和感を持たれるくらいの強い想いこそが、事業を立ち上げる上で必要不可欠です。誰にも理解されないかもしれないけど「自分はこれをやるべきだ」と信じられる、そういう衝動や野心がエゴだと思っています。
(播口)やっぱり、エゴが強い人の方が結果的に成功している印象があるんですよね。事業を続けるのって基本的にはしんどいことの連続じゃないですか。途中で心が折れそうになる瞬間も山ほどある。それでも、そういう局面を乗り越えて最後までやり切れるかどうかは、結局、その人にエゴがあるかどうかだと思うんですよね。
(田中)本当にそうだと思います。人はどうしたって楽な方に流れていく。でも、あえて楽を選ばずに険しい道を進めるのは、ある意味で“狂ってる”とも言える。そういう気持ちの根っこにあるのが、エゴなんだと思います。
”エゴ”と”狂気”はニアリーイコールというか。もはや、「次世代の”狂気”にベットする」でも良かったのかもしれない(笑)。
(播口)それはちょっと怖いけど(笑)。ただ、僕らも、狂気的であり続けたいよね。
──大丈夫です!お二人とも十分に狂気的です(笑)!
──では、改めて、「エゴにベットする」という言葉には、ある種狂気のような強い想いが詰まっていると。
(田中)そうですね。そもそも、「ベットする」っていうのは僕たちが事業を考えるときの根幹にあるスタンスなんです。安全な投資なんて基本的には存在しない。大きなリターンを得ようとするなら、それ相応のリスクをとって、本気で”何か”に賭ける必要がある。
その時、資本や市場性では優位を築きにくい中で、最終的に事業を左右するのが、その人が持つ熱量や覚悟、そしてやりきる力、つまり、“エゴ”なんですよ。
実際、市場がどんなに良くても、やる人にエゴがなければ絶対に事業は立ち上がらない。市場やスキルはある程度“前提”として見られるけど、エゴは目に見えないし、一番差が出るところ。だからこそ、僕たちはその不確かな瞬間に賭けられるエゴを信じているんです。
(播口)究極の話、「諦めなければ事業は絶対に立ち上がる」って思ってるんです。でもそれを実現できるのって、本気でやり続けられる人だけなんですよね。
だからこそ、僕たちが見るのはその人が「エゴを持っているかどうか」。本人が本気でやりたいと思っているのか、自分の人生をそこに懸けられるか。その“やり続ける理由”を持つ人に、僕たちはこれからもベットしていきたい。
(田中)これまでの10年は、自分たち自身のエゴに賭けてきた部分が大きかったです。問答無用に自分たちでやりたいものを信じて、そうして生まれた事業がちゃんと伸びてきたという実感もあります。
でも、僕らは今、そのステージを超えようとしてる。自分たちが“エゴに賭けてやってきた”という経験があるからこそ、今度は他の誰かのエゴに賭けたいと思っていて。いわば、「エゴを炙り出す」のが、僕たちの仕事。その人の“どうしてもやりたい”を引き出し、その狂気を信じて背中を押す。それが、これからの僕たちの挑戦なんだと思っています。
──ここまで「エゴにベットする」姿勢を持ち続けてきたとのことですが、実際にはどのような事業に挑んできたのでしょうか?
(田中)まず大前提として、僕たちは創業からの10年で25もの事業を生み出してきました。そのうち約半分は撤退しましたが、今運営している事業は10以上。さらに水面下では5つの新規事業が動いていて、15を超える事業が同時に走っている状態です。
(播口)その中でも、僕たちが一貫してこだわってきたのは「1つの事業にしっかりベットする」スタイルです。最近は少人数・小資本で始めるスモールビジネス寄りのトレンドに傾いていますが、僕たちは1つの事業に対して数億単位の資金を投じて、プロダクトもチームも本気でつくり切るスタイルを貫いています。
中でも、市場やユーザーへの解像度を徹底的に高めた上で、「売上をきちんとつくれるか」というリアリティには強くこだわってきました。表現を選ばずに言えば、真っ当に、骨太にやってきたという自負があります。
(田中)実際、手がけてきた事業の多くは「絶対に伸びる」と確信できる市場を選んで勝負しているんですよね。たとえば、高齢化社会におけるシニア向けサービス市場。これは止まらない波ですし、そのニーズはもう疑いようがない。
需要をしっかりと見極めながら、「ここなら絶対に勝てる」と思える設計をして、“勝てるかもしれない”ではなく“勝ちにいく”スタンスで挑んできた。
(播口)一方で、「Aimy(アイミー)」のような、まだ市場が確立されていないAIパートナー領域にも、しっかりチャレンジをしてきました。再現性のあるビジネスでキャッシュを安定的に作りながら、並行して「まだ誰も答えを持っていない領域」にも賭けていく。これは、僕たちが“リスクを取り続けるチーム”として意識してきたバランスの取り方ですね。
──撤退してきた事業もあるとのことですが、具体的に伺えますか?
(田中)もちろん、失敗してきた事業があるのも事実です。たとえば、「人狼マッチ」には約1年で2億円、「キャリア道場」には約1年半で1.5億円、「サークル」には約1年で1億円を投じてきました。どれも「これは勝てる」と本気で確信して進めた事業でした。
ただ、今振り返ると、「もっと早く撤退の判断ができたかもしれない」と思う場面もあります。自己資本100%で運営しているからこそ、責任者の顔が見えるし、信じたい気持ちが自然と前に出てしまう。気づけばその気持ちが、馴れ合いのような状態を生んでいた部分もあったんじゃないかと。
エゴを信じることは、僕たちの根幹にある価値観ですが、そのエゴをただの情熱で終わらせないためには、仮説の強度や実行の裏付けにもっと厳しく向き合う必要があったと反省しています。
とはいえ、すべての挑戦が無駄だったとは思っていません。一つひとつの経験が確実に糧になっていて、挑戦の密度も、判断の質も、確実に積み上がっていると実感しています。
(播口)この10年で生まれてきた数々の事業を通じて、僕たちは圧倒的な数の“挑戦の瞬間”に立ち会ってきたと思います。それらの中には成功もあれば失敗もある。けれど、すべてが知見としてチームに蓄積されているし、それが僕たちの武器になっている。
たとえば、新規事業をどうスピード感を持って立ち上げるか、どこまで伴走すべきか、どのタイミングで撤退判断を下すか。こういった“現場でしか得られない感覚値”を、僕たちは何度も何度も繰り返し経験してきた。
この10年で得た知見と速度感は、これからの未来をつくる礎になると思っています。そして、また新しい挑戦が始まる。その瞬間に立ち会えること自体が、僕たちにとっての大きな報酬なんです。
──それでは、これから2030年に向けて、どのような展望を描いていますか?
(田中)僕たちは今、「2030年に利益100億円を達成する」という明確な目標を掲げています。もちろん、大きな挑戦ではありますが、事業ごとの課題に高い解像度で向き合い、月次で数%ずつ積み上げていければ、ちゃんと現実的に見えてきている数字なんです。
とはいえ、これまでのように僕や播口、経営陣のエゴだけで引っ張っていくやり方では、限界があると感じています。だからこそ、これからは“自分ごと”として、この目標に向き合い、ともに積み上げてくれる仲間が必要です。視座を高く持ち、同じ目線で挑戦してくれる人たちと未来をつくりたいと思っています。
そしてそこから生まれる成果は、共に挑んでくれた一人ひとりのものとして、しっかりと還元していきたいと考えています。
──分社化もそのための取り組みなんですね?
(田中)そうですね。分社化は、単なる経営効率のためのものではありません。むしろ、バックオフィスの負荷が増えたり、社長の仕事が複雑になったりと、一般的には非効率とされる側面も多い。でも、それでもやりたいのは、僕たち自身の”エゴ”なんです。
根本には、「小さなパイを少人数で分けるより、大きなパイをみんなで分けたい」という想いがあります。僕自身、これからも最前線に立ち続けたいし、プレイヤーであり続けたい。
だからこそ、組織運営や意思決定を仲間に託していくことで、自分たちが経営という”上流”に張りつきすぎずにいられるようにしたい。これはある意味、自分のやりたいことに集中するための選択でもあります。
(播口)「みんなでなんでも割り勘できるくらいになりたい」というのが、僕の感覚に一番近いですね。誰か一人が引っ張るんじゃなくて、みんながちゃんと稼げて、対等な立場で、一緒に事業をつくっていける状態が理想だなって。経済的にも精神的にも、遠慮せずにフラットでいられる関係って、すごく面白い。責任も、決断も、喜びも、すべて”自分ごと”として持っている仲間と一緒に挑戦したい。分社化は、その挑戦の“土台”だと思っています。
──根っこにある思想は、創業当初から変わっていないんですよね。
(播口)そうですね。僕たちが何より大切にしてきたのは、「何をやるか」より「誰とやるか」ということ。この考えは、創業前にやっていたスタートアップ時代からずっと変わりません。
当時から掲げていたのは、「小さなチーム、大きな仕事」というスタイル。一人ひとりが事業に対して高い解像度を持ち、オーナーシップを持って進められる。そんなチームを、これからも増やしていきたいと思っています。
僕たち自身、事業が本当に好きなんですよ。これからも自分たちで事業をやり続けたい。創業者であっても一プレイヤーでありたいし、だからこそ同じ目線で語り合える仲間が必要なんです。
(田中)もちろん、僕たちがつくってきたプロダクトには、ずっと関わっていたい気持ちは強くあります。愛着もあるし、何より自分たちが一番その価値を伸ばせるという自信もある。だからこそ、仲間と一緒に育てていく。その方が自分たちらしいし、何より楽しいんです。
──では、どんな仲間とその未来をつくりたいですか?
(田中)「誰とやるか」って、必ずエゴがでます。理屈じゃありません。組織が大きくなるほどその感覚は薄れてしまいがちですが、分社化によってそれぞれのチームの色を強め、個性豊かな仲間を迎えられる。自分のエゴを存分に発揮できる環境がつくれるのは、とても健全なことだと思っています。
(播口)みんなには、常識的な選択や、僕たち経営陣の意見に合わせるのではなく、自分の信じるものを選び抜いてほしい。自分の正義やエゴをしっかりと体現し、その決断に責任を持つ。そして、バイタリティと反骨心を持って、信じる道を突き進んでいく。そんな人たちと一緒に未来をつくっていきたいですね。
(田中)事業は、細部にこだわれる人でなければ絶対に伸ばせません。気になって仕方がないというぐらい、プロダクトやユーザーに向き合える人に任せたい。そういう人とともに歩んでいきたいんです。
そして今の時代は、生成AIの進化によってプロダクト開発のスピードが飛躍的に上がっています。僕たちは過去に何度もプロダクトを生み出してきた経験があり、どの事業に注力すべきかを見極める高い解像度も持っています。
この「AIの技術進化」と「僕たちの事業解像度」という二つが掛け合わさることで、これまで以上に速く、精度高く、非連続に事業を伸ばすことができる。まさに今が、アイザックの強みを最大限に発揮できるタイミングだと思っています。
だから僕たちは、これまで自分たちのエゴでつくってきた事業の先を、新たなエゴとともに描いていきたい。その挑戦が、「利益100億」という新しい景色につながると信じています。
僕たちはここから、自分たちのエゴも胸に抱きながら、同じように仲間一人ひとりのエゴにも対等な関係でベットしていきます。お互いのエゴを尊重し合いながら、ともに挑戦を続ける新たなステージへと歩み出します。
利益100億、その先の未来を一緒に描いてくれる仲間を、心から待っています。
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