MBLベンチャーキャピタル株式会社 / 取締役→常務取締役
草創期のバイオVC業界の投資ネットワークづくりに奔走
MBLベンチャーキャピタル株式会社では、取締役として投資営業・ファンド組成・出資者対応など(つまりベンチャーキャピタルに必要な要素全般)を統括する傍ら、投資先社外役員としてハンズオンの経営支援に従事しました。 また、日本のバイオベンチャー草創期で各VCの1件あたり投資金額が少額だった当時、独立系ばかりでなく銀行系・証券系・生損保系など金融系VCが系列を超えてひとつの投資先企業に相乗りしていく流れを形成することが必要でした。そのために、VC各社のバイオ投資担当者や責任者の横のつながりを作り、企業価値評価や資本政策・投資契約について共通の価値観を形成していくことに奔走しました。 ▼投資・上場実績 オンコセラピー・サイエンス、ナノキャリア、カルナバイオサイエス、カイオム・バイオサイエンス、メドレックスなど。 MBLベンチャーキャピタルの投資先第1号が株式会社キャンバスです。 2000年9月の初回投資と同時に社外取締役に就任し、その後はいわば「暫定CFO」としてキャンバスの資金調達を主導。 2005年には25億円の資金調達(計4回目、これで累計約45億円)に成功したのですが、いくつかのVCから「数年後の上場を目指すというのなら暫定でないCFOを採用してくれないと投資できない」の声があり、これをきっかけに自ら株式会社キャンバスに転籍することを決めました。