広島学院高等学校
新聞記者になりたくて大学進学を目指す
『仰げば尊し』の歌詞 「身を立て、名を上げ、やよ励めよ」 が小学生の頃から大好きでした。 四方を山に囲まれたのんびりした盆地の町で、親の不始末もあって高度成長期の当時としてはけっこう貧しい環境で育ちました。 家には自分の机もなく、放課後追い出されるまで図書室に籠もっているうちに、小学校低学年で既に本の虫。 そのままの延長線上で人生を過ごすのがイヤで、大学からは絶対に親元を離れると既に決めていた、そんな小学生でした。 文章を書くことも好きで、早くから「自身の天職は新聞記者にちがいない!」と思っていました。 「東京に行くこと」「新聞記者になること」を夢見たままで中学高校を過ごし、高校の特別推薦枠で当然のように上智大学の新聞学科を志望。 尊敬する金田一春彦さんの講義を受けられることも、上智大学を選んだ理由のひとつです。 中学高校当時に好きだった作家は筒井康隆と中島敦。 古い天声人語が好きで、特に「深代惇郎の天声人語」は文字通りすり減るほど読んでいました。