日本合同ファイナンス株式会社(現・株式会社ジャフコグループ) / 投資・株式公開支援→企画部
東京と広島で投資営業に奮闘
ジャフコに入社して最初に配属されたのは「投資営業部」。 今では想像しづらいのですが、当時のベンチャーキャピタルという業態はほとんど名ばかりで、スタートアップに投資することは極めてまれな一方で、既に成長して安定的な利益を計上している中堅企業をはじめとした業績好調の未上場企業に対して上場のためのサポートを行い、その対価として投資と称して株を買わせていただく仕事が大半でした。 中堅企業をリストアップして電話営業やアポ無しのドアノック営業を行い、受付で「そーいうのは間に合ってます!」と言われる日々。2年弱ほど東京で勤務し、広島支店で3年ほど働きました。 それでも運良く経営者に話を聴いてもらえるチャンスがあると、上場の意義を説明し、投資の提案をして、上場サポートのための資料を作成して…というのが仕事でした。 東京の2年弱では投資の実績が作れませんでしたが、広島支店に移ってからは自らの投資も進み、先輩から引継いで上場準備真っ盛りの会社をお手伝いする機会にも恵まれて、業務知識がどんどん積み上がっていきました。 その過程で、投資に至った会社はもちろん、そうでない会社でも、たくさんの経営者から話を聴かせていただきました。 経営の心得や、若い頃の失敗談、挫折したときの気持ちの持ち方など、深夜早朝まで酒を飲みながら伺ったお話の一つ一つが今も自分の血肉になっています。