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For Employers
岡山県のIT企業が8名の学生を採用した企業の「色」を見せる戦略
株式会社ミトラ
創業年度 2002年
採用職種 インターン
雇用形態 Newgrad/Internship
従業員規模 31-100 people
業界 Internet
地域 Chugoku/Shikoku
導入前の課題

企業の魅力を求職者に届けることができていない。

利用プラン・期間

ミニマムプラン半年(旧プラン)

導入後の実績

インターン生として岡山県で8名の採用

香川県に本社を置き、岡山県にも事業所をもつ「株式会社ミトラ」。
今回はその岡山事業所を管轄する藤井様に岡山県でのインターン採用の秘訣を伺いました。

Challenge
企業の色を出せるのは一般的な就活ナビ媒体ではなく、Wantedlyだった。
Challenge

 

ー貴社についてご紹介ください。

 

弊社は数多くの課題を抱える現在の医療現場において、医療情報のIT化を通じて課題を解決しようと2002年に香川県で設立した会社です。 現在は産婦人科向けの周産期管理システムといわれる、妊婦や胎児の診療情報を管理するシステムを開発、販売をしています。 妊婦の血圧、胎児の身長、体重等の診察や検査のデータを一元管理して瞬時にグラフ表示することにより、妊婦と胎児の状態を見ながら出産計画を立てることができます。 2018年からはヘルスケアのIoT事業にも参入し、服の上から呼吸心拍を計測できるセンサーを使ったウェアラブルIoTデバイスの開発も行っています。

 

 

ー香川県が本社ですが現在は岡山大学の中に事業所があるとお聞きしました。

 

はい。現在は岡山大学の津島キャンパスの敷地内にある、経産省の外部団体の中小機構が管理しているインキュベータ施設に入居しています。 2018年のIoT事業をきっかけに、AI・IoTの人材募集を香川県で行っていたのですが中々人が集まらず。香川県だと若手が県外に出ていってしまうため、採用活動を成功させるために別拠点を作り、そこで募集をかけてみようとなったことがきっかけです。 本社との距離と交通の要所で人が集まりやすい立地を考えると、岡山県がベストだと考え、ちょうどインターン生の採用も考えていた時にこの場所を知ったため、ここに決めました。

 

 

ーなぜインターン採用を始めようと思ったのですか?

 

理由としては2つあり、1つは若手の方が弊社が求めるスキルに対応しやすいからです。弊社が求めていた人材は、クラウド技術やAI技術などに明るい人材です。香川県や岡山県のIT企業はSE派遣のIT会社や銀行のシステムの保守運用などが多く、中途で即戦力となる人材も市場に多くありませんでした。この領域は学生など若い人材の方が詳しい場合も多いため、それであれば、学生を狙って採用したほうが人材確保しやすいと考えました。

2つ目は、条件面から中途採用の方が難しいと判断したからです。中途採用になると給与などの条件面も採用に大きく関わってきます。そうなると首都圏の企業や大企業に条件で競り負けてしまいます。そのため、若手の採用に注力したほうが採用の確率が高いというのも理由の1つでした。

 

 

ーWantedlyを導入したきっかけは何だったのですか?

 

前職では元々大手の就活ナビ媒体を利用していましたが、現職に採用で携わる事になった際、私がWantedlyの利用を打診したことがきっかけです。 Wantedlyは前職で採用担当を兼務していた時に偶然知りました。社長の話もネットで見ていましたし、前々から関心がありチェックしていました。 企業の「色」を出すことこそ中小企業が採用で戦える方法だと考えていた私にとって「共感採用」というのは非常に興味深いサービスでした。

 

 

ーなぜ、大手の採用媒体から変更しようと?

 

前職での経験が大きいですね。私が前職で就活ナビ媒体を利用していた時は、媒体も掲載していましたし、合同説明会にも参加していました。 初めは応募も集まっていたのですが、次第に大手企業がどんどん利用してくるようになり、中小企業に学生が集まらなくなってきたんです。中小企業が戦える場ではなくなってきていると当時は感じていました。

ある日、そこで気づかせられる経験があって。 合同説明会に出展した際、いつも通り普通に会社の説明をするとやはり大手企業とかには敵わないんです。規模も福利厚生も圧倒的に違うので。 その中で、思い切って今までの表面上の会社説明ではなく、世の中の仕組みや、会社のしくみ、自分たちのやっているビジネスがどういう影響を与えるかなどを話してみると、思いの外学生が集まり、その時だけで60名程度の応募があったんです。今までと比較すると非常に多くの応募をいただきました。

ここで、会社のビジネスにかける想いや、等身大で話すことが大事だと気付いたんです。 そして、そこを全面に押し出せるのは「共感採用」を謳っているWantedlyしかない思い、利用を決めました。

 

 

ー岡山県では応募が集まらないのではという懸念はありませんでしたか?

 

ありませんでした。地元の企業の利用が少ないことも狙い目ではあったんです。 岡山県はアパレルや、化学系の会社が多いため、IT系で求人を探すと弊社が目立ちます。WantedlyはIT系の人材も多く登録していると聞いたため、これはチャンスだと思いました。先程お話したように中小企業ならではの「色」を伝えることが重要だと思っています。 元々そういったスタンスがあったため、Wantedlyを使うことに違和感はありませんでした。また、弊社のような中小企業は人材紹介や大手採用媒体だと大手企業に比べて不利になることも多いため、自分たちの色、特徴をフラットに出せる媒体のような、逆にこういったサービスではないと勝負できないとも思っていました。

 

 

Solution
地元の人がすぐに分かる写真を利用。岡山県でも応募は100名超え。
Solution

 

ーどのようにWantedlyを活用されていますか?

 

Wantedlyではミニマムプラン(旧プラン)を利用しており、オプションにてダイレクトスカウトを適宜購入して活用しています。Wantedlyではアナリティクス機能を使い、実際の運用成果を直接見ることができるため、常に研究を重ねることができています。 例えば、長期の休み前とかになると急に学生のアクセスが増えるんですね。そこをしっかり観察し、休み手前のタイミングで募集を出したり、そのタイミングの時に合った募集を出せるよう工夫したりしています。実際に効果としても、通常時と比べて約2倍ほど応募が増加しました。

 

 

ー募集では地元の人に伝わりやすい写真を使う様にしていることがコツだとお聞きました。

 

場所に関係した写真を利用する等、地元の人であればすぐに分かるようにしています。例えば、岡山大学の中にあることが弊社の特徴ですので、岡山大学の学生がわかる写真を載せていますね。

あとは香川県の募集では高松城を載せたりなどしています。 次の募集では、Uターンの求職者に対して瀬戸内海の海と桜の写真にして募集を作ろうかなと。

共感してもらえる人材は多くないかもしれませんが、知っている人に伝われば良い出会いが生まれると思っているため、こうした戦略をとっています。

 

 

 

ーダイレクトスカウトも利用されていますか?

 

はい。必要な時に適宜オプションで購入しているのですが、ダイレクトスカウトはおすすめですね。今まではスカウトだと一斉送信型のスカウト(DM)を利用していましたが、Wantedlyのような、1to1でメッセージを送れるスカウトのほうが確実に効果を実感しています。

対象としては東京都と岡山県、岡山周辺の県。あとは岡山出身の人でUターンの可能性がある方を狙って送っています。

Wantedlyではプロフィールに「自己紹介」や「この先やってみたいこと」など求職者自身が、人柄のわかる内容が記載できたりSNSを紐付けたりできるため、他社と比べても求職者の人柄がわかりやすいです。人柄を見てスカウトを送信すると返信率は他とくらべて圧倒的に良いですね。 実際に今までスカウトで50名程度にスカウトを送信したのですが、5人以上は返事をいただき、実際に3~4名ほどお会いしました。そのうち1名は採用までいたっています。返信率は10%を超えているため、一斉送信型のスカウトメールに比べるとかなり確率が良いです。

 

 

Result
地方か首都圏かは関係ない、企業の「色」をだせるかどうか。岡山で8名のインターン生の採用に成功。
Result

 

ーWantedly Visitでの採用状況はいかがですか?

 

Wantedlyを利用してから合わせて8名ほど採用させてもらっています。 情報系2名、工学部2名、化学系1名、数理系1名、農学部1名、経済学部1名と理系の学生はもちろん、文系の学生からも応募があり、採用にいたっています。 応募自体も、岡山県の立地ではあるものの学生インターン募集では100名近くの応募をもらっています。岡山県でWantedyを利用している学生は、将来を考えて自ら先々インターンや就活に対して動いる方が多く、非常に優秀な学生が多い印象です。

 

 

ーWantedlyで会社の認知度もupできているとお聞きましました。

 

ありがたいことに、実は弊社の会社HPよりもWantedlyのほうが多くの方に見られています。 まず会社を知ってもらわないと何もスタートできないため、会社の宣伝として利用するという意味でもWantedlyには価値があると感じています。

例えば、現在インターンとして就業してもらっている学生は、長期インターンシップをしたいと考え、Googleで「岡山」「長期インターンシップ」で検索して、ヒットしたのがWantedlyの弊社の記事だったっていうのがきっかけだったようです。 そこから、募集記事を読んでもらい、弊社の事業内容に興味を持ってもらい応募をもらいました。一般の就活ナビ媒体と違い、堅苦しい募集要項ではなく、会社のやりたいことや、理念、そういったことを前面に打ち出している所がわかりやすく、共感して応募できるところが良いと話していたため、当初の私の採用を成功する上での考えはあたっていましたね。

 

 

ー地方で採用に困っている企業に伝えたいことはありますか?

 

首都圏であろうが地方であろうが、会社の色を出せば興味を持ってくれる人は必ずいるということを伝えたいですね。 特に地方の企業は知ってもらう機会が少ないため、首都圏に比べて多くの人が見てくれるわけではないのが現状です。ただ、弊社が体現しているように、しっかりと色を出して発信していけば見てくれる方が必ず現れるため、その会社が何をやっている会社なのか、どんな魅力があるのか、企業独自の「色」を出せば見てもらえると思っています。 それぞれの企業に良い特徴は必ずあると思っているので。そこに月数万で自社の魅力を自由に発信できる採用サービスがあるのであれば、使わない手はないと思っています。

 

 

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