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人材

びくともしなかったプラント業界でも、コロナの影響が。柳井工業の気持ち━━人材育成にベスト

”緊急事態宣言”が言い渡された4月末頃、柳井工業やプラント業界は「コロナでもさほど影響がない理由」について解説しました。あれから半年が経過し、少しずつですがプラント業界でも影響がでています。体制が変わってきたのです。しかし”悪影響”だけではなく、見方を変えると”いい流れ”にもなってきています。柳井工業では「人材教育に”ベストな時期”」だと感じています。今回は「コロナによるプラント業界の変化」をテーマに、「新旧の変化」「新体制のメリット・デメリット」「柳井工業の見解」をお伝えしていきます。前回の記事と比べ、どんな変化があったのかを読み比べていただけると、新たな発見になるかもしれません。目次...

仕上工のはじまりを”ボルト磨き”にしている理由。柳井工業の未経験機械エンジニアが育っていく過程とは

柳井工業はプラント企業の中でも”回転機”に強く、仕上工のプロとして自負しています。柳井工業のビジョンである「プラント業界を”より”よくする」を実現すべく、弊社では機械エンジニアを募集しております(未経験でも大歓迎です!)。今回の記事では「未経験の機械エンジニア育っていく過程」をテーマに、柳井工業が大切にしていることをお伝えします。弊社で機械エンジニアを希望している方に、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。目次意外と地味?まず最初に全員が通る道は、”ボルト磨き”ボルト磨きで職人の腕が分かる。育った人には更なるステップへ!柳井工業では”監督の育成”にも力を入れていきます!意外と地味?まず最...

プラント業界では異例の「インターン制度」の導入。時代に左右されない技術を身に付けませんか?

この度柳井工業では、”インターン”をはじめたいと思います。この記事では、インターン制度の導入背景や条件などをお伝えしていきます。プラント企業ではなかなか馴染みのない話だと思いますが、柳井工業のビジョンである「プラント企業を”より”よくする」を実現するための1つのミッションとして本格的にはじめることにしました。未経験でも大丈夫。まずは”機械エンジニア”としてキャリアを積んでみませんか?今回募集するのは”機械エンジニア枠”になります。未経験でも大丈夫です。募集するきっかけは、シンプルに「柳井工業出身の機械エンジニアを輩出したい」と思ったからでした。以前、以下の記事で「機械エンジニアからはじめ...

不景気の今でも、柳井工業が積極的に採用をしたい理由

今までのnoteでも口酸っぱくお伝えしましたが、プラント業界に人材が足りていません。直近の柳井工業は社員数が増えてきたものの、それでもまだまだ足りず、一緒に働きたい人を募集しています。たとえ、コロナショックが拡大している今でも、積極採用をしていきます。今回はその理由についてお伝えしていきます。柳井工業が積極採用をしている根本的な理由不景気の今でも、柳井工業が積極的に採用している理由は、”人材不足”と”技術継承の滞り”を懸念しているからです。以前のnoteでもお伝えしましたが、どんな状態でもプラントを止めることはできません。皆さんの生活必需品の製造過程に、プラント業界が携わっているからです...

プラント業界で前代未聞?柳井工業はギルド型組織への挑戦を考えています。

Twitterで「柳井工業はギルド制を導入したい」と呟いたところ、結構反応がありました。おそらく、ギルド制を導入しているプラント企業は現時点ではありません。だからこそ、柳井工業はあえて挑戦してみたいです。今回のnoteでは、「柳井工業が目指すギルド型組織」と「ギルド制のメリット・デメリット」を中心にお伝えしていきます。前提として:「ギルド型組織」とは?まずは「ギルド」を知らない方向けに、簡単にお伝えします。普段、ゲームと馴染みがない方だと、聞き覚えがないと思います。ギルド型組織とは、市場に対してオープンな、束縛されることのないタレントによって構成された、関係性を軸とした人的集合体である。...

社員なのに基本給が手取り10万円だったAさんの話。どうして柳井工業の残業時間が短いのか?

柳井工業はプラント・メンテナンス業界の中でもめずらしく、残業時間が短い方です。ここ最近は、平均で月間30時間ほど。最近、柳井工業に転職した社員(某大手メンテナンス企業出身)から「残業時間の少なさにびっくりしました…!」と言われたので、「やっぱり少ない方なんだ」と感じていました。そこで今回は、せっかくなので「柳井工業の残業時間が短い理由と環境づくり」に触れていきます。古き良きを”善”としているプラント業界は、なかなか働き方が変わりづらいですが、それでも弊社の残業時間が少ない理由をお伝えできたらうれしいです。大手プラントメンテナンス企業で、毎日3時間の残業と休日出勤をしていたAさんの話冒頭で...

シンガポールでヒヤッとした。このままの日本は、あと5年で追い越される

柳井工業は全国を拠点に、さまざまなプラント会社さんとお仕事をしております。国内のみならず、東南アジアを中心に海外にも幅を広げています。東南アジアでは若者を中心にプラント業界を担っているのですが、彼らと仕事をすると「このままだと、日本は抜かされるだろうな……」とヒヤッとします。今回は、私がシンガポールでの体験をお伝えしますね。「日本の技術は世界一」と思い込んでいると痛い目にあいそうです…。28歳のとき、はじめてシンガポールに派遣された2014年の夏。私が28歳のとき、はじめてシンガポールで仕事をしました。まだまだ小さかった柳井工業。当時、弊社はタービンに特化していて、実績と信頼を評価してい...

柳井工業の仕上工はオールマイティーからスペシャリストへ転身しました

戦後から2000年初期まで、プラント業界の職人である「仕上工(しあげこう)」は、何でもそつなくこなせる「オールマイティ人材」が求められていました。かつては柳井工業もオールマイティな仕上工を求めていましたが、2010年前後から、スペシャリストな仕上工を中心に採用をしています。今回はその理由を、お伝えできればと思います。以下の流れにそって、柳井工業が選択した背景を説明していきますね。・かつて求められた「仕上工」の仕事・オールマイティからスペシャリストへ転身した理由2010年前まで求められていた「仕上工」の仕事とはまず前提として、ひと昔前の仕上工が求められていた仕事を、整理してみましょう。・分...

プラント業界の闇③:支店による「多重下請け構造」

これまで、「プラント業界がよくならない理由」をお伝えしてきました。これからも連載という形で、実態を発信していきます。今回も派生させ、「支店による二重取り構造」に焦点をあてます。少し複雑なので、図も用意しました。もしあなたがプラント業界の人であれば、「やっぱり闇だよね...」と共感していただけたり、「そんな実態あるなんて知らなかった...」と新発見になるかもしれません。まずは前提情報から進めていきましょう。おさらい:プラント業界は「多重下請け構造」第一回のnoteでも書いたのですが、プラント業界は人を集めるために、数々の協力会社から人材を募っています。つまり、多重下請け構造となっているので...

プラント業界の闇②:下請け企業の劣悪環境

以前、「プラント業界のからくり」と言う名の「プラント業界の闇」をお話しました。今回は内容を派生させ、プラント業界の裏事情をもう一つお話しします。結論からお伝えすると、「下請け企業の劣悪環境」です。プラント業界では人手が足らないので、二次〜五次受け企業の社員や従業員を、一次受けの企業に派遣します。二次受けまでは健全な企業ですが、問題は三次受けの企業から闇が深いのです。「三次受け企業」だとどうしても長くなるので、以下からは次にように呼びますね。・A社:一次受け(ホワイト・健全)・B社:二次受け(ホワイト・健全)・C社:三次受け(闇)・D社:四次受け(闇)・E社:五次受け(闇)前提として、プラ...

プラント業界のフリーランス「一人親方」衰退理由。新しい働き方を考えたい

IT化が進む今、組織には属さない「フリーランス」として働く人も増えてきました。「組織には縛られずに働く」や「好きなことを仕事に」というキャッチフレーズも今ではめずらしくありません。IT業界に関わらず、実はプラント業界にもフリーランスのように働く「一人親方」という方々が、数年前までたくさんいらっしゃいました。残念なことに、一人親方は年々少しずつ減少してきています。プラント業界のフリーランスはIT業界と違い、減っているのです。ただ、柳井工業は一人親方を育てることで、プラント業界が活性化できるのではないかと考えています。今回は一人親方が衰退している背景からはじまり、「一人親方育成の可能性」を中...