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社員なのに基本給が手取り10万円だったAさんの話。どうして柳井工業の残業時間が短いのか?

柳井工業はプラント・メンテナンス業界の中でもめずらしく、残業時間が短い方です。ここ最近は、平均で月間30時間ほど。

最近、柳井工業に転職した社員(某大手メンテナンス企業出身)から「残業時間の少なさにびっくりしました…!」と言われたので、「やっぱり少ない方なんだ」と感じていました。

そこで今回は、せっかくなので「柳井工業の残業時間が短い理由と環境づくり」に触れていきます。

古き良きを”善”としているプラント業界は、なかなか働き方が変わりづらいですが、それでも弊社の残業時間が少ない理由をお伝えできたらうれしいです。

大手プラントメンテナンス企業で、毎日3時間の残業と休日出勤をしていたAさんの話

冒頭で転職した社員(仮名Aさん)について触れましたが、彼の話を交えながら、まずは"同業他社の現状(一部)"をお伝えしますね。

Aさんは元々、大手メンテナンス業界で出身です。元々シンガポールの派遣の時に一緒に仕事していて、そこからお互いの近状報告をしていた仲でした。

以前から聞いていたのですが、給与形態が劣悪なんですよね…。


・手取りの基本給が10万円ちょっと
・残業をしないと暮らせていけない
・毎日3時間前後の残業+土日出勤もザラ
・どんなに成果を出しても大卒以上のキャリアを築けない

Aさんが働いていた企業はブラック体質で、基本給が手取りで10万円ちょっと。残業をしないと十分な給料をもらえず、毎日3時間は残業をしていて、土日出勤もザラでした。

さらに気の毒だったのは、大卒には敵わないのです。どんなに成果をだしていても、給与面や昇進面において、大卒が優遇されていました

数年働いていたAさんは「このままでいいのかな…」と悩んでいても、30歳を超えていたので、転職でも不利なのではないか、と悩んでいたとのことです。

同じ”プラント業界”でも、劣悪な企業は劣悪です。古き良きを”善”としているからこそ、こんな悲しいことが起こっているのだと思います。

柳井工業での残業が少ない理由と環境づくりとは?

ではここからはメイントピックである、”柳井工業の残業時間が少ない理由”について触れていきます。

まずは簡単に、要点のみをお伝えしますね。

1. 施工メインなので作業を17時終わらせないといけない
2. 働き方改革によって工期が長くなった(21日間→40日間)
3. 土日出勤があっても必ず代休がある
4. 仕事を特化させる環境を作る/仕事の負担を減らす

上記4点を深掘りしてお伝えしていきます。

■1. 施工メインなので作業を17時終わらせないといけない

プラント業界にも、特化している分野があります。Aさんの前職は”メンテナンス”でしたが、柳井工業は”施工”がメインです。

施工は作業できる時間が予め決まっており、17時で作業をほぼ強制的にストップしなければいけません。

■2. 働き方改革によって工期が長くなった(21日間→40日間)

働き方改革が浸透したことで、工期が長くなりました。例えば、以前の定修工事は21日間で終わらせないといけませんでしたが、今は40日間に延びたのです。

工期が延びることで時間のゆとりができ、職人さんの精神的にも肉体的にも余裕ができます。これにより、生産性がUPしたのです。

■3. 土日出勤があっても必ず代休がある

柳井工業の場合、基本的には完全週休2日制です。定修工事の時は土日に仕事をすることもありますが、必ず代休を取ってもらっています。

柳井工業に限らずプラント業界全体に言えますが、人材が足りていません。今後人員が増えた頃には、”交代制”を導入し、よりペースを守りながら仕事をしていく予定です。

■4. 仕事を特化させる環境を作る/仕事の負担を減らす

そして何より、集中できる環境づくりを日頃から意識していて、それぞれの役割を分担しています。

例えば、事務作業や報告書関係は別の方に依頼をしているので、職人さんは施工の仕事だけに没頭していただけます。

・・・

今回は「柳井工業の残業時間が短い理由と環境づくり」に焦点を当てて、お伝えしてきました。少しでも弊社の価値観を知っていただけたらうれしいです。

同じ”プラント業界”でも、企業によって環境は様々。ただ、同じプラントの人間だからこそ、業界の仕事環境や待遇が良くなっていることを願っています。

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