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プラント”と言っても、様々な部品や複雑な構造で成り立っており、役割だけでも十種以上あります。
今回は「単価が高いポジションランキング」を思い切って公開することにしました(笑)。こちらの記事で、「柳井工業が主に担っているポジション」や「上位層の単価が高い理由」もお伝えしています。
はじめての方ですとピンと来ないかもしれませんが、「こんなに沢山の職種があるんだ……」と知ってもらえたらうれしいです。また、プラント業界に興味がある人は1つの指標として参考になるかもしれません。
まずは、一気に紹介していきます。計13の職種をピックアップしています。
上位3位までは職種の詳細をお伝えし、4位以降は図解を用いて簡単にお伝えしています。
1位. 電機機器整備工
堂々の1位にランクイン。”電機機器整備工”は、主に計器類の調整を行う業務。端的にお伝えすると、プラントが正常に動いているかを一目で分かるように管理をしています。
プラントが止まってしまうと、場合によっては1日2,000万円前後の損失に繋がるため、極めてシビアな業務になります。かなりの精密機械なので国家資格が必須となり、かなり高単価な業務となっています。
2位. 特殊弁整備工
“特殊弁整備工”には”電磁弁”を扱う業務があります。プラントには無数の”バルブ(液体や気体を通したり止めたりするために開閉する機器)”が存在し、主にバルブの操作や管理を行っています。
この管理も極めて重要で(場合によってはプラントが止まる可能性があるので)、国家資格が必須となり高単価と言われています。
3位. 非破壊検査
“非破壊検査”はプラントの欠陥や劣化の状況を調べ出す検査技術で、例えば「鉄が破壊されていないか?」「鉄の寿命はどのくらいあるか?」などを検査しています。こちらも国家資格が必須で、かつ2年に1回更新が必要なので高単価な職種になります。
そして4位〜13位の職種はこちらになります。ちなみに柳井工業は主に”仕上工”の仕事に従事しています。
先ほどの紹介で、すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、上位層の単価が高い理由は、シンプルに「国家資格の必要性」になります。
私が何度もnoteでお伝えしてきましたが、プラント業界は”古き良き”を大切にしているので、どうしても「国家資格を要する職種=精密で難しい仕事」となってしまうのです。
(つまり「国家資格が必要ない職種=誰でもできる仕事」となるので、国家資格が要らない職種は非常に辛いものがあります……。結構精密な仕事を行っているんですよね。)
そして悲しいことに、柳井工業は主に回転機に特化している”仕上工”なので、全体で8位。なんと最下位から数えた方が早いんです……。
たしかに仕上工は国家資格が必要ない職種ですが、回転機は”プラントの心臓”の役目を担っています。過去記事にて、このようにお伝えしました。
回転機にはそれぞれ役割があります。例えば、ブロワーはプラントで不要になったガスを排出し、ポンプと圧縮機は、製品を作るために液体や気体を、移送と圧送をしてくれています。(中略)一見、外から見ると無機質に見えますが、中身を見るとかなり複雑で、数々の回転機が力を合わせ、プラントを支えているのです。
一見シンプルに見える回転機ですが、中身を見てみるととても複雑。回転機を作っている部品1つ1つのメンテナンス方法も変わってくるので、国家資格が不必要と言えど「誰でもできる仕事」ではないのです……。
・・・
今回は「柳井工業が主に担っているポジション」や「上位層の単価が高い理由」をテーマにお伝えしてきました。
柳井工業が担う”回転機”は意外と世知辛いということを、少しでも知っていただけたらうれしいです(泣)。
ただ私たちは回転機のプロとして誇りを持っていますし、柳井工業全体が「仕上工の精鋭部隊」と言われるように、もっと精進していきたいです。
(もっと”仕上工”の価値がぐっと高まることを願っています……。)