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柳井工業はプラント企業の中でも”回転機”に強く、仕上工のプロとして自負しています。
柳井工業のビジョンである「プラント業界を”より”よくする」を実現すべく、弊社では機械エンジニアを募集しております(未経験でも大歓迎です!)。
今回の記事では「未経験の機械エンジニア育っていく過程」をテーマに、柳井工業が大切にしていることをお伝えします。弊社で機械エンジニアを希望している方に、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。
仕上工のはじめのステップは”ボルト磨き”。すべてはここから始まります。ボルト磨きからはじまる理由は、プラントや回転機には無数のボルトで成り立っており、”プラントのいろは”が分かってくるからです。
少し専門的な話になりますが、ボルトを磨かずに組むと、ボルトを緩めることも閉めることもできなくなるほど、とても繊細で細やかな部品になります。
一見地味な作業ですが、ボルトや周辺部品を磨く際、図面を見ながら「このボルトはどこにあったのか?」「この部品はどのように使われ、役に立っているのだろうか?」と思考を巡らせながら作業をしなければいけないので、部品や機械の名称、各部品の役割などを一気に習得できるのです。
これを毎日続けていれば、知識は確実に身に付きます。ボルト磨きは仕上工にとっての基本中の基本なので、私は新人だけではなくベテランの職人にも積極的にやらせているくらいです。
地味な仕事であることは否めないですが、基礎だけど応用が効き、頭を動かしながら向き合うことで、数ヶ月後には相当なスキルが身につきます。
ボルト磨きで職人の腕が分かる。育った人には更なるステップへ!
多くのプラント企業が”ボルト磨きばかり”させているというのは、結構あるあるな話です(特に老舗企業なんですが、部品を壊されることを恐れているんですよね……)ただ私は、それが善とは思いません。
むしろ柳井工業では、「この人かなり育ったな……」と思ったら、どんどん次のステップに進んでもらっています。例えば、機械の分解を行ったり、難易度の高い機械を操作してもらっています。
職人の腕が一目で分かるのは、やはりボルト磨き。ボルト磨きをしている際に、自然と機械の構造や部品同士の組み込み方を覚えているのが見えるのです。
(プラントの”プ”の字も分からなかった新人が、たった数ヶ月でプラントの基礎ができた時、私は誇らしい気持ちでいっぱいになります……!)
ありがたいことに、お客様から「柳井工業は若い職人さんでも技術力がありますよね」とおしゃっていただくことがあります。
これはボルト磨きを通して最短で基礎を身につけた暁に、他の機械を触らせるチャンスがあるからではないかと感じています。
ボルト磨きからはじまり、機械構造や分解がスムーズに行えるようになれば、お客様が求める水準に到達できるようになります。
ただ現状のプラント業界は、残念なことに”人材育成”や”監督”のポジションを担える人が極めて少ないのです……。
4年に1度の周期で行われる”定周工事”という、プラントの中で最も壮大なメンテナンスがあり、その過程の1つに”オーバーホール”というものがあります。この過程は、必ず4〜5人のチームで行っていく必要があります。
そこで重要なのは”監督”の役割で、職人として作業するだけではなく、俯瞰してチームをまとめ、指揮しなければいけません。監督がダメだと、チーム全体が崩れ落ちると言っても過言ではないのです……。
悲しいことに柳井工業だけではなく、業界全体が”監督”できる人が少ないです。もともと職人希望で入っているので、「チーム全体をまとめたい」というマインドを持っている人が、極めて少ないからです。
柳井工業では監督ができる人材を増やすべく、”監督の育成”にも力を入れていきます。
一般的には監督ができるまでに10年〜15年かかると言われていますが、柳井工業では3年〜5年で到達できるようになるよう教育をしていく所存です。
期間を1/3にカットできるのは、先述した通り、弊社では順調に育っている職人には次のステップを踏んでもらっているからです。
また私自身、柳井工業に未経験で転身しましたが、5年ほどで監督になれました。そのノウハウもメンバーには惜しみなくお伝えしていきます。
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今回の記事では「未経験の機械エンジニア育っていく過程」をテーマに、”柳井工業がボルト磨きを大切にしている理由”から”監督育成”まで、幅広くお伝えさせていただきまし。
スキル向上はもちろん、人材育成や管理者としても成長できる環境を用意しているので、気になる方はぜひお声掛けください。
今回の記事と相性のいい、常務・柳井のインタビュー記事は以下になります。柳井自身の経歴や未経験でも歓迎している理由などをお伝えしています。記事下にインタビューの一部を記載いたします。