- ゲームディレクター
- Webエンジニア_Play
- タレントマネージャー
- Other occupations (33)
- Development
- Business
- Other
※この記事は、毎週の社内週報の1コーナーからの抜粋です。
viviONのリーダーたちに聴く「7つの質問」は、マーケティング部&コンテンツ部GMの谷島(やじま)が、普段なかなか話す機会の少ないマネージャー/リーダーと1対1で話し、仕事のこと、人となり、目指していることを知ることで、全社理解のきっかけにしていきたいと考えているコーナーです。
読んでくれた方が『こういう想いでこういうことやってたんだ!』と思えるような内容を届けていきたいと思っています。
今回は、同人・がるまにチームのリーダー、斉郷さんです!
質問① まずは自己紹介をお願いします!入社のきっかけや、これまでどんなキャリアを歩んできたのか、簡単に教えてください。
斉郷さん:事業推進部・同人がるまにチームの斉郷友紀です。入社のきっかけは、『DLsite』のファンだったからです!キャリアは、商業ゲーム業界で働いておりました。常に目標を持って転職にも挑戦してきたので、働く会社はviviONで7社目になります。
もともと大学でゲームプランナーを専攻していて、ゲーム業界で働くことが夢でした。大学時代はゲーム制作に時間を費やしていて、大学3年生のときにチームで制作した作品が『日本ゲーム大賞 アマチュア部門 大賞』を獲得した経験もあります。主な担当業務は仕様書作成と工程管理でした。
谷島: 日本ゲーム大賞で受賞経験があるんですか!すごいですね…学生時代は、 ゲーム作りに徹していたんですね。
斉郷さん:そうなんです。大学卒業後、新卒でゲーム会社に入社し、ゲームプランナーとしてキャリアをスタートしました。ディレクションなど進行をどんどん押し進めたり管理する方が得意だったので、割と早い段階でディレクターを任せていただく機会にも恵まれましたが、会社の方針転換によりゲーム制作部門がなくなってしまい、ソーシャルゲームを手がける企業へ転職しました。
そこから2社目を経験し、ゲームプロデューサーのもとでアシスタント業務を行う中で、自身もゲームプロデューサーになりたいと考えるようになりました。その想いから、次に某大手ゲーム会社へ転職しました。 そこで運よく、某ゲームの方をプロデュースを担当させていただけることになり、たくさんのことを勉強させていただきました。 現在携わらせていただいているイベント業務に関しても、この会社で学んだ事が今も活きていると感じています。
その会社でひとしきり仕事を経験した後、ゲームプロデュースではなく事業プロデュースの方に興味を持ち、某ゲーム会社でキャラクターグッズECサイトの立ち上げの話をいただきそちらに転職いたしました。 ECサイトのオープン後、商品のプロモーション施策としてポップアップショップでの販売を提案しましたが、人員不足のため、売上管理・営業・グッズ企画・ディレクションをすべて一人で担当していました。 私は話すことが特段得意では無かったのですが、店舗側への営業ではクライアント先を研究し、ターゲットを決めて、数ではなく計画的に一件一件を営業していくスタイルで取り組んだ結果、営業の場で一度も断られることなく商談が進んでました。
谷島:一度も断られたことがない!? 戦略がなせる業ですね、素晴らしい。
斉郷さん:その営業経験から、自分の新たな可能性も知ることができました。仕事に関しての自信は、その経験があって持てています。「私だったらできる」、みたいな。
3年間でECとポップアップショップ販売が軌道に乗ったため、次の新規事業を始めたいと思い、次の転職でBtoBマッチングサイト立ち上げに加わりました。
でも、昔から『DLsite』が好きで、いつか社員として働きたいなと思いながら仕事をしていました(笑)。
谷島:本当ですか?ずっと好きでいてくださったんですね。
斉郷さん:そうなんです。そして、仕事をやりきって区切りがついたタイミングで、入社したいと思っていたviviONに入社させていただき、今に至ります。
質問②今、どんなお仕事や目標に取り組んでいますか? チームやプロジェクトの紹介も含めて、最近注力していることをぜひ教えてください。
谷島:なるほど。それでは入社されて、今どんなお仕事に取り組んでいて、どんな目標に取り組まれているのか教えていただけますか?
斉郷さん:現在は事業推進部で、同人企画制作チームと同人営業チームを兼任しています。 企画制作ではIP営業、同人営業ではイベント出展を担当しています。
最近は、〇〇企画(今後発表予定のため伏字)に力を入れて取り組んでいます。 同人チーム全体としては、『DLsite』の認知拡大を目標に活動しています。
「DLsiteには面白いコンテンツがたくさんあるのに、まだその魅力が十分に伝わっていない」——そんな課題感があるため、イベントや作品を通じて、『DLsite』を知ってもらうための“新たなトンネル”を掘るような仕事を日々進めています。
質問③ 最近「これはうまくいった!」と感じた取り組みはありますか?規模の大小は問わず、ご自身が「やってよかった」と思えた経験を教えてください。
谷島: 入社されて10ヶ月ということで、まだ色々と仕込み中のものもあると思うのですが、最近これはうまくいったなと思う取り組みや、ご自身がやってよかったなと思われた経験をお聴きしたいです。
斉郷さん:先ほどの〇〇企画は、良いブルーオーシャンを見つけたなあという手応えを感じています!
〇〇企画はまだあまり開拓されていない面白い取り組みだと思っているので、これからは〇〇企画を積極的に展開していきたいと思っています。
また、売上はもちろん重要ですが、それ以上にサークルさんとの関係性を深めることや、将来的にアニメ化だったりとか、舞台化だったり、カフェだったりという施策を、〇〇企画をきっかけに進めていけたらと思っています。
またリアルイベントを担当させていただいているので、細かいイベントに出展できるようになり、たくさんの方々に『DLsite』を知っていただける状況を作れていることを嬉しいなと感じています。
質問④ その取り組みがうまくいったポイントや、意識していた工夫はありますか?
谷島:それでは、先ほどお話いただいた〇〇企画の取り組みがうまくいったポイントや、工夫していた部分というのは何がありますか?
斉郷さん:とにかく「報連相(ホウレンソウ)」ですね。一つの施策を作るうえでは、多くの方との関わりが必要になってきます。その環境の中でしっかりと情報の共有を行っていく意識を大切にして取り組むことにしています。
元々ゲームディレクターをやっていたので、工程管理とか関係者の情報の共有は丁寧に行うということが根底にあり、その経験は本当に活かされているなというふうに感じています。
谷島: 報連相(ホウレンソウ)大切ですよね!新人さんにぜひ聞いてほしいお話です。
斉郷さん:私自身はデザインなどの専門的な作業はできないし、できる方に協力していただかなくてはいけない状況がたくさんあります。お互いに助け合うという点でも、きちんと情報の共有することが、お仕事を円滑に進めていく秘訣です。
谷島:わざわざこちらから情報を取りに行かなくても、気が付いたら共有されている状況が理想ですよね。なるほど、改めて勉強になります。
質問⑤ これから挑戦したいこと、実現したいことはありますか?チームの展望でも、個人の野望でもOKです!
谷島:斉郷さん自身が今後挑戦したいことや、実現したいことはどんなことですか?
斉郷さん:直近の話だと、『DLsite』の認知度を向上させていきたいという想いが強いです。
そのため、リアルイベントやストア内の施策など、たくさんのアイデアを仕掛けて『DLsite』の認知向上に繋げていきたいです。
来年はちょうど『DLsite』の30周年記念ということで、この機会に色々なことができるんじゃないかと思っています!
谷島:節目のお祝いは大切ですよね!
斉郷さん:そうなんです!大切な節目に施策を行ったり、CMをやったり、雑誌に載ったり、広告も出す。
お祭りみたいでファンから見ても楽しいし、クリエイターさん視点だと、そういった施策が自分の作品の宣伝にもなる。 そうなると「『DLsite』に作品を出して良かった」と思っていただけると思うんです。 そのきっかけの創出としても、ぜひ実現させていただきたいなと思っています。
私たちのチームの目標は売上達成が第一ですが、新規サークルの獲得や既存サークルとの関係構築も継続して進めていきます。基本的なことを着実にやることが重要だと考えています。ライバルが増えている現状で、サークルさんとの関係性作りは非常に大事です。
質問⑥ 気になっている市場トレンドや、参考にしている企業・サービスはありますか?マーケティング部からの調査・情報提供の参考にします!
谷島: ご自身の業務に関わらず、何か気になっている市場トレンドや、参考にしている企業・サービスはありますか?
斉郷さん: 私はゲーム業界出身なので、ゲーム市場は常に注目していますし、その状況を見ていると、『DLsite』にもその影響が来ているなという側面も感じます。 ゲーム業界は数年前からアプリゲームの開発規模が大きくなって、首をかしげるような内容でも稟議が通ってしまうような文化に、以前から疑問を感じていました。
そのため「このままではゲーム業界の景気は厳しくなるのでは」と予測していたのですが、実際にそのとおりの状況になってしまい、少し複雑な気持ちです。
谷島: 実際にゲーム業界での成功は、大手と個人制作の二極化をしましたよね。
斉郷さん: そうなんです。IPの強い大手は成長しましたが、中堅以下のところは厳しい状態に。そういった意味ではviviONは『DLsite』という強いサービスがあるのですごいです。
気になっているビジネスとしては、AIやAIエージェントに注目しています。
社内システムや、運用している各種サービスに導入することで、業務効率の向上やユーザー体験の向上につながるのではないかと考えています。
質問⑦ 社内で「最近ありがたかったこと」「これから一緒に取り組んでみたい部署」などあれば教えてください!感謝の気持ちや、今後の連携希望など、カジュアルにどうぞ。
斉郷さん: 幸いにも多くの部署と関わらせてもらっていますが、特にイベント制作ではデザインのDTPの方々(コミュニケーションデザイナー)、音声チームには大変お世話になっています。全社で700人以上いるので、まだ関わっていない方々とも連携していきたいです。
特に一緒に取り組みたいのは「事業推進部」自体です。デジタルコミックチームの皆さんや上層部の方々とは会議で顔を合わせますが具体的な業務連携が少ないので、もっと密に関わって行ければと思っています。
谷島: そうですよね。社員も増えてなかなか関われないことも多くなってきたのですが、今回、第1回に斉郷さんにお願いしたのは、斉郷さんの経歴やどんなことをされているのかまだ皆さんが分かりづらいために相談して良いか分からないという声もあるかと思って、斉郷さんを取り上げたら良いんじゃないかと思ってお声がけさせていただきました。
斉郷さん: ありがとうございます。今回の発信をきっかけに、色々な形で関わる機会を作れたら嬉しいです。 最近だと、イベント実行プロジェクトの会議に参加させていただけることになり、とてもやりがいを感じています!
谷島: 現状、イベントの取りまとめは各部署で散発的に行われている印象なので、斉郷さんが一括で取りまとめることで、スムーズに進むのではないでしょうか? イベントを企画したら自動的にSNSで宣伝され、プレスリリースが走るような仕組みを作れたら、広報的にも非常に良いと思いますし。
斉郷さん:イベント運営やプロモーションをもっとスムーズに進めるために、プロモーションチームを立ち上げて、全体を一括で設計・管理できる体制を作れたらいいのではと考えることがあります。 ブランドプロジェクトのように、すべての施策が一貫してブランディングにつながり、各所で連携できる状態が理想です。
現状では部署ごとに個別で動いているため、トラブルが起きた際に原因や評判の影響が把握しづらい点にも課題を感じています。部署間でしっかり連携を取りながら進めていけば、相乗効果も出しやすく、より良い結果につながると信じています。
まだ自分の中でも細かいニュアンスが整理しきれていない部分があるので、そこは相談しながら一緒に整えていければと思っています。
谷島:仕組みづくりが必要で、イベントをやるならここに相談し、広報が動いて宣伝する、判断するルートができたら良いですね。マーケティング部のPRユニットとしては、各部署にPR担当の責任者を置き、広報がメディアやユーザーに情報が伝わるよう連携できる体制を整えたいと考えています。
斉郷さん:先ほどもお話しましたが、会社や『DLsite』の知名度をもっと広げたいという想いは強くあり、そのためのプロモーションには今後も力を入れていきたいと考えています。 大きな予算をかけたプロモーションは、一見すると「見せかけ(ハリボテ)」に見えるかもしれません。ですが、これまでの経験から、その“ハリボテ”こそが重要な役割を果たす場面もあると感じています。
たとえば、会社の存在感や信頼感が高まることで、将来的な社員の会社への安心感や、採用活動のしやすさにもつながります。 目に見えにくい部分にしっかり予算を投じることで、長期的に良い効果をもたらすと信じています。
谷島:私も直接的には見えない部分の予算は重要だなと思います。作家さんへの安心感に繋がるような、間接効果に対する予算投下は重要だと感じていますね。
斉郷さん: プロモーションにおいては、「広告は1日3回見せると印象に残る」といった“すり込み”の効果が重要だと考えています。 そのためには、CMや屋外広告などをタイミングを揃えて一斉に打ち出す必要があるため、一定の条件や規模感が求められる施策になるかもしれません。
とはいえ、『DLsite』が30周年という節目を迎えるこのタイミングでこそ、思い切ったチャレンジをしてみたいという気持ちが強くあります。
谷島: 会社やサービスの知名度が上がることで 採用ブランディングにも繋がりますね。 後々の人材獲得や、社内意識の変化にも効果があり、採用・人材育成から見てもリターンがあると思います。
斉郷さん: 今はまだ目に見えない「後から来るお金」は数値化できませんが、今取り組んでいる施策が、将来の成果につながるかもしれないと考えています。 そうした“未来への投資”のような側面に共感していただけたら嬉しいです。
谷島さん: 「金は天下の回りもの」、新しい挑戦に使わないといけないですよね。 斉郷さん、ありがとうございました!
実は、この企画を始めようとしたときから、 第1回は斉郷さんだと決めていました。 『DLsite』で新しいことに挑戦するチャレンジングな姿勢から指名させていただきましたが、本当に面白い話を聞くことができ、とても充実した時間になりました!
編集後記(谷島)
斉郷さんの熱量の高さはもちろんのこと、私がすごいなと思ったのは「報連相(ホウレンソウ)」の話でした。6年前、私はコーポレート部の責任者でして、代表と共に今の人事評価制度をつくった際に、「報連相(ホウレンソウ)」はグレード1のビジネススキルの一番最初に入れた項目です。
リーダーである斉郷さんのこれまでの経験からも、うまくいった重要なポイントが「報連相(ホウレンソウ)」であるという話は感動しました。みなさん、「報連相(ホウレンソウ)」を大事にコミュニケーションを取っていきましょう!
以上、社内週報からの抜粋でした。
今後もviviONを知っていただくために、週報のコーナーviviONのリーダーたちに聴く「7つの質問」を投稿してまいります。viviONが気になった方、入社して働いてみたいなと思った方はぜひご応募ください。