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【viviON】「経理」が取り組むプロジェクト業務—その目的と理想のチームとは?/経理

各部署やチームではどんなことをしているのかをviviONスタッフのインタビューを通して紹介していく【部署紹介】の第11弾、経理チームです!

今回は、リーダーの宮地彩(左)さんとサブリーダーの中西絵美吏(右)さんにお伺いしました!


―まず、経理チームのお仕事内容を教えてください

宮地:大きく平常業務プロジェクト業務の2つに分かれています。

平常業務では、月次決算や年次決算など決算に関する業務をしており、この平常業務を行ううえで、中西さんと私では担当する領域が異なっています。

私が所属しているAPチームの担当は、会社から出ていくお金の管理です。債務や固定資産の管理が主業務で、請求書の支払処理やDLsiteなどのプラットフォームの振り込み処理などもしています。 請求書はviviONグループ全体で月に1,000件ほどですが、サークルさんへの支払いが多いのでそれを含めると毎月数万件ほど対応しています。


中西:私の所属しているARチームの担当は売上や売掛金の管理など外部から会社に入ってくるお金の管理です。具体的には、今月いくら売上がありそうかご連絡を受けてそれを計上し、そのお金が滞りなく入金されているかをチェックした後、実際に着金したら入金処理を行います。また、作業効率の面から、DLsiteのような大きいプラットフォームに関しては、売上と仕入れ両方のデータ集計と計上を私のチームで行っています。


―プロジェクト業務についても教えていただけますか?

宮地:プロジェクトの業務は、「お金にまつわることであれば何でもやる」という方針で、業務改善や法律の変更に伴って会社内の集計などにおいて変更が必要なものの対応をしています。今はインボイス対応や、海外送金をもっと安価にできるよう奔走しているところです。

中西:例えば、インボイス対応で言えば、まず制度について国税庁から告知があり、当社としてどう対応していくかをGMが検討し、そこからどんどん細分化、作業担当者レベルが各自で対応できる程度に粒度を落としていきました。国税庁が方針や質疑応答をまとめているので、それを見ながら自分で読み解いたり税理士の先生にお伺いしたりして理解を深めています。

宮地:質疑応答も日々更新されていくので、私たちが仕入れた情報が古くなっていることもあります。そのまま進めてしまうと、いざ実装した時に想定外のことが起こる可能性があるので中西さんのチームは特に気を張って日々チェックしてくれています。そのうえで、ディレクションや開発の方と連携しながらプラットフォームの計算ロジックなどについて調整を進めてくれています。

中西:インボイス対応は大変なことではありますが、社内の方がみなさん優しいので、お互いに歩み寄って協力してやっていけている感覚があります。我々プラットフォームの担当は勿論ですが、より多くの方とやり取りが発生するAPチームの宮地さんは特にそれを感じているんじゃないでしょうか?

宮地:そうですね、とても感じています。今まで契約している取引先との契約も一部見直していただく必要があるというお話を事業部の方にしましたが、皆さんから質問してくださることも多く各事業部の方とお話ししながら理解を深めていただくようにしています。事業部側にもそれぞれ事情があり、経理としてもやっていただきたいことがあるのでそういった擦り合わせは丁寧にするよう心がけています。


—入社したきっかけを教えて下さい

宮地:前職は税理士法人で働いていて、その知識を活かしながらキャリアアップできるような職場を目指して転職活動を始めました。私は特にオタクでもないのですが、求人サイトで知って財務諸表を見てみたら複数期連続増収増益だったので、勢いのある会社だと思ったことがきっかけです。

面接を受けた時に、経理のルーチンワークをずっとやるというよりはシステムを作る側の経験ができるということを聞いてすごく興味が出ました。今後の自分の市場価値を上げられるところが1番のメリットだと思ってこの会社に入りました。


中西:実は経理未経験だったのですが、未経験可だったのでたまたま面接を受けた、というのが始まりです。面接の際に、理念としてクリエイターさんやユーザーさんを大事にしていることを挙げられていて、大きく感銘したのを覚えています。人のことを大事にしている会社で素敵だな、そんな人たちと一緒に働きたいな、と思って入社を決めました。

当時から、どんどんと良い方向に変えていってもらいたいという想いが全社的にも部署としてもあって、私は前職のシステムエンジニアというバックグラウンドを持っているといことで採用してもらいました。例えば、クエリを自分で編集したりしないといけないので、SQLの知識がある人間としても業務にあたっております。


―経理としてviviONのどのようなところに魅力を感じますか?

宮地:バックオフィスと事業部の関係性が対等で、お互いに尊重して事業を進めていけると強く感じます。

これまでの経験上、バックオフィスの意見をなかなか尊重してもらえないという会社をたくさんみてきました。でも、viviONでは事業を進める中で経理の観点からアドバイスはないか事業部の方が事前に相談に来てくれることも多いです。そういったところで、社員の方や会社がバックオフィスのことも大切にしていて、その意見も聞いたうえで最善の方法をとるようにしてくれる姿勢をとても感じます。また、会社にメリットがあるということさえ示せれば、大胆な経営判断ができたりシステムなどに対しても投資してもらえるというところは他の会社にはなかなかない点だと思っています。

中西:私は経理未経験でviviONに入社したので最初は分からないことだらけでした。そんな中で、聞きづらい雰囲気が一切なく分からないことを気軽に聞ける環境で、親切で丁寧に教えてくださる方ばかりだったので、そこに非常に助けられました。入社前の印象と変わらず、人間関係がよいのはviviONの魅力の一つだと思います。


―お仕事をする上でのやりがいを教えてください。

宮地:例えば、プロジェクトをやり遂げた時に、自分たちが元々やっていたよりも格段に処理スピードが速くなったりなどと、日々の業務の中で「あれをやってよかった」と思えることがやりがいに繋がっています。

今、すごい勢いで会社や事業の規模が大きくなり続ける中で、自分が今までやってきたことがどんどん通用しなくなっていくことをひしひしと感じています。そういう中で先ほどお話ししたプロジェクトの業務が非常に大切になってくるのですが、プロジェクトの業務は正直かなり大変です。経理の知識があるだけではダメで、システムがどんな挙動をするかも知らないといけないですし、どのように要件定義するかもゼロから勉強をする必要がありました。

また、システムは場合分けで答えを出さなければいけないので、自分の中で元々知っていたものよりもさらに追及していろいろなパターンにおける会計処理を知っていかないといけませんでした。そういったところで難しさを感じることも多々ありますが、その分、自分が成長していることを日々実感できています。

私が入社した当初は請求書の情報をエクセルに手作業で転記して振り込みデータを作っており、いつミスが起こってもおかしくない状況でした。それを変えるため、事業部から収集したデータをそのまま銀行の会計システムに自動で入る仕組みを作ってからは、今までかかっていた工数の4分の1ほどに軽減できました。人の手を介さないことでミスも確認作業も減って二重のメリットがあったので、それができた時はすごく嬉しかったです。

中西:私もプロジェクトの業務に対してやりがいを感じます。

宮地さんがおっしゃったように、システム化して工数を削減できることに喜びを感じますし、プロジェクトによってコストが削減できているという声を先日いただいて、「やってよかった。意味のあることだった」と思うことができました。自分のやった仕事によって社内で最適化が実現できていると感じられることがやりがいです。


—現在抱えている課題を教えてください。

中西:人手不足を課題に感じています。事業がどんどん拡大していっていますが、金額の大小にかかわらず売り上げは絶対にその月に計上しなければいけません。どんなに小さな売上でも、それがどういう取引でどの勘定科目にすべきかを事業部側にヒアリングする必要がありますが、締め作業やプロジェクト業務と並行してやる必要があり大変に感じることも多いです。

最近は1~2年前に比べて売上が急速に増えており、時間が足りないと感じています。そのため、その課題を解消しようというプロジェクトも走っています。今は私のチームで手動で計上をしていますが、会計ERPシステムで事業部の方から支払依頼書を提出していただいているのと同様のやり方をできるように準備を進めています。経理の工数を減らすことが目的ではありますが、副次的な効果として事業部の方が自分たちの売上やコスト、利益などをきちんと認識できて金銭的な感覚を養うこともできると考えています。


宮地:今、全体の時間の割き方として、平常業務が3~4割、プロジェクト業務が6~7割で稼働していますが、平常業務を効率よく回し縮小化することでプロジェクトに割く時間を増やすことが必要だと考えています。

各事業部に経理のアドバイザーのような形で担当を付け、何かやりたいことがある度に経理や法務が押さえるべきポイントをすぐに教えられる体制を整えたいです。そうすることによって、スピード感を持って判断ができ事業の幅を広げられると思っています。それに向けてメンバーの育成をしたり平常業務を軽くしたりすることは大変ではありますが、戦いだと思って頑張っていきたいです。


―今後の目標を教えてください。

中西:事業がどんどん拡大しているので、売り上げ周りに関しては動きがあればすぐ追いつくことができ、拡大に耐えられるような強い経理チームにしたいという目標があります。

たとえば、プロジェクト業務で自動化や運用フローのスリム化をしていき、より強いサポートをすることでみなさんの力になっていきたいです。


宮地:先ほどもお話ししたように、平常業務を少なくしてプロジェクトに割く時間を増やし、会社のために経理が知恵を絞れる体制を作っていくことが今の目標です。今は、チーム全体として、もらった質問に答えるという受け身なところがありますが、質問が発生する前に動けるようなチームにしたいと思っています。

問題が起こる前に修正したりアドバイスしたりできるよう、メンバーの個々のレベルも上げていきたいですし、アンテナを高く持つような体制にして、チームとしても会社としてもどんどんスピードを上げていけるようにしたいです。




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