「プログラミングが、最初から好きだったわけじゃないんです」
今回お話を伺ったのは、bravesoftの若きiOSチームリーダー、永井涼くん。
意外にも、彼がプログラミングの面白さに目覚めたのは、大学3年生の時でした。
テニスに明け暮れた少年時代、ツール作りは好きでもコードは苦手だった大学生活。
そんな彼が、ふとしたきっかけでAppleの世界に魅了され、今やiOSチームを牽引するまでに成長しました。
「好き」という純粋な想いを原動力に、道を切り拓いてきた彼の物語は、「自分はエンジニアに向いていないかも」と悩むあなたの背中を、きっと押してくれるはずです。
ぜひご覧ください🌱
目次
Profile
Career
苦手だったプログラミングが、「最高の遊び」に
入社の決め手は「人」と「環境」
目指すは「残業ゼロで最大のアウトプット」
夢は「プライベート100%」そのために今を全力で
チャンスは、受け身の姿勢では掴めない
Profile
永井 涼-Nagai Ryo-
1999年生まれ/埼玉県出身/東洋大学総合情報学部総合情報学科 卒業
趣味:料理・猫と遊ぶ・旅行・温泉・テニス・サイクリング(最近、パデルをやってみたい)
好きな技術や言語:Swift / SwiftUI Apple系の技術、なんかすごい最新技術(VR/MR/ARとかトニー・スタークの世界観を作りたい...)
Career
2022年3月
東洋大学総合情報学部総合情報学科 卒業
2021年2月〜
即日に内定が出る新卒向けの採用イベントである「1day選考会」にて内定獲得
2021年2月よりbravesoftでインターンを経験し、2022年4月に新卒で入社。
受託・自社プロダクト開発でiOSエンジニアとして活躍する傍ら、一部案件ではiOSリーダーとして上流工程から後輩育成まで幅広く貢献している。
苦手だったプログラミングが、「最高の遊び」に
まいまい 「永井くん、本日はよろしくお願いします! 今日は永井くんのこれまでと、これからについて色々聞かせてください!」
永井くん 「よろしくお願いします!なんだか照れますね(笑)僕の話で良ければ、何でも話します!」
まいまい 「ありがとう!早速だけど、大学は情報系の学部出身だよね。昔からPCとか、ものづくりが好きだったの?」
永井くん 「いえ、特にそういうわけではなく、家にWindows PCがあったので、たまに触るくらいでしたね。 高校3年間はもうテニス一筋で、正直、机に向かう勉強よりは外で体を動かす方が好きでした(笑)」
まいまい 「そうなんだ!テニス少年だったんだね!」
永井くん 「はい。なので、大学進学の時も『これがやりたい!』というよりは、色々な可能性を探っていて。その中で、これからの時代に面白そうだなと感じた情報系に、推薦で進学しました。」
まいまい 「意外!すごく活発な学生時代だったんだね。」
永井くん 「はい。夏休み明けはいつも真っ黒でした。水泳は特級までいきましたし、テニスはジュニアからユースまで。 いろんなタイプの人と仲良くできて、いつも誰かしらが遊びに誘ってくれるような学生でしたね。 温かくて賑やかな家庭で育ったのも大きいかもしれません。5歳上の姉や母もよく話す人なんです。ちなみに、父がSE(システムエンジニア)なのですが、特にその影響でこの道に進んだわけではないです(笑)」
まいまい 「そんな永井くんが、プログラミングにハマったきっかけは何だったの?」
永井くん 「大学1、2年生の時にJavaやJavaScriptの授業があったんですが、正直、最初は難しそうだなという印象が強くて、少し抵抗があったんです。」
まいまい 「え、そうだったんだ!でも、同じ大学の授業でも、ゲームとか映像を作るのは好きだったんだよね?」
永井くん 「そうなんです!Unityでブロック崩しを作ったり、ツールを触って何かを作ることは純粋に楽しくて。 そんな中、大学3年の時にふと、『iPhoneアプリってどうやって作られてるんだろう?』って気になったのがきっかけです。調べたら、結局はあの苦手意識があったプログラミングが必要だと知って(笑)」
まいまい 「そこがターニングポイントだったんだね!Apple製品が好きだったのも大きいの?」
永井くん 「はい、めちゃくちゃ大きいです。どうしてもMacが欲しくて親にお願いして買ってもらい、記事を参考にしながら見よう見まねでアプリを作り始めました。」
まいまい 「行動が早い!(笑)でも、それまでプログラミングには苦手意識があったわけだよね?実際にやってみて、どうだった?」
永井くん 「おっしゃる通り、当初はC言語やJavaへの苦手意識もあったので、コードの深い理解は後回しでした(笑)でもそれ以上に、UIが形になっていく過程がとにかく楽しくて。自分の作ったものが目に見えて、人に見てもらえるのが本当に嬉しかったんです。」
まいまい 「なるほど、『作る楽しさ』が苦手意識を上回ったんだね。その経験が、本格的にエンジニアを目指すきっかけになったと。」
永井くん 「はい。その経験から、将来はエンジニアになろうという気持ちが固まりましたね。」
入社の決め手は「人」と「環境」
まいまい 「永井くんがbravesoftに応募してくれたのって、2021年の3月だよね。LPサイトの応募欄が修正できていなくて前年度の『21卒』のままだったのに、応募してきてくれたのを鮮明に覚えてるよ(笑)」
永井くん 「そうでしたね(笑)『アプリ 開発会社』で検索して、とにかくアプリをたくさん作っているbravesoftが気になって。ダメ元で応募したら、まいまいさんに拾ってもらって22卒エンジニア対象の1day選考会に参加させてもらうことになりましたが、それが全ての始まりでしたね。」
まいまい 「その行動力が、今の永井くんに繋がってるんだね。bravesoftに入社を決めた一番の理由は何だったの?」
永井くん 「やっぱり『人』の魅力と、内定後すぐにインターンとして働ける『環境』でした。まいまいさんや選考で会った方々の人柄が良かったですし、当時の僕はfor文も分からないレベルだったんですが、そんな僕を受け入れて、すぐに実務経験を積ませてくれるというのも大きな決め手でした。」
まいまい 「当時は未経験に近い形ではあったけれど、実は社長から『作ったアプリは実用性があってセンスが良いし、何より「ものづくりが好き」という気持ちがうちのコンセプトに合っている』っていう、すごく高い評価をもらっての内定だったんだよ!」
永井くん 「本当ですか!?すごく嬉しいです…。当時は本当に自信がなかったので、そう評価していただけていたなんて。内定をいただいた時は、『周りに置いていかれないよう、必死で食らいついていこう』と心に誓ったのを覚えています。」
まいまい 「その決意があったから、すぐにインターンとしてジョインしてくれたんだね。実際に働き始めてみて、何かギャップはあった?」
永井くん 「全くなかったです。熱い人が多くて、コミュニケーションも活発で、イメージ通りでした。 最初は希望していたiOSアプリではなく、Webアプリの『eventos』開発からスタートしたんですが、環境構築に2週間くらいかかったりして(笑)でも、そのおかげでWebとアプリがどう連携しているのか、全体像を把握できたのですごく良い経験でした。」
目指すは「残業ゼロで最大のアウトプット」
まいまい 「インターンから今までで、一番印象に残っている仕事は何?」
永井くん 「某スポーツのAIコーチングアプリの開発ですね。もう3年近くずっと携わっていて、毎年大規模な開発があるので、この案件と一緒に自分も成長してきた感覚なんです。 最初は先輩に頼ってばかりだった僕が、今ではiOSリーダーとしてチームを任せてもらえるようになりました。」
まいまい 「ひとつの案件と一緒に成長して、リーダーにまでなったんだね!すごい!リーダーとして後輩の育成も担当しているって聞いたけど、何か具体的に取り組んでいることはある?」
永井くん「「はい。『iOSで遊ぼうの会』というのを、iOSメンバーの24卒福ちゃんと26卒内定者インターンのるいさんを誘って3人で開催しています。もともとは、僕自身のモチベーションを高める意味も込めて、『みんなでものづくりを楽しもうよ』という感じで始めました。」
まいまい 「iOSで遊ぼうの会!楽しそうな名前だね!」
永井くん 「ありがとうございます。メインの開発やコードレビューはもちろん、チームの進捗管理やタスクの振り分けも担当しています。 その他にも、要件定義や設計、後輩の育成、時には採用面談まで、幅広く関わらせてもらっていますね。」
まいまい 「開発だけじゃなくて、本当に色々やっているんだね!その中でも、特に『やりがい』を感じるのはどんな瞬間?」
永井くん 「最初は、技術的な投稿でX(旧Twitter)のフォロワーを増やそうとか、ポートフォリオサイトを作って社外に発信する習慣をつけよう、という目標でした。でも、技術共有をしていくうちに福ちゃんから『アプリリリースもやりたいですよね』という声が上がって、じゃあ全員でアプリをリリースしよう!と企画が発展したんです。」
まいまい 「すごい!そこからどんな変化があったの?」
永井くん 「二人の成長を見ているのが、本当に嬉しくて。僕自身もすごく刺激をもらっています。福ちゃんは、自ら新しい技術をどんどんキャッチアップするようになって、Push通知のような複雑な機能も『こうしたいんですけど』って僕に相談しながら、自分の力で実装しきったんです。リリースを経験して自信がついたのか、お客様への提案にも説得力が増していて、その姿を見た時は本当に頼もしく感じました。全くの未経験から参加してくれたるいさんも、AIをうまく活用しながら見事にクイズアプリを完成させて。僕が初めてアプリをリリースした時はすごく時間がかかったので、そのスピード感には驚かされましたね。やっぱり、みんなでワイワイものづくりするのって最高に楽しいなって、二人を見て改めて実感しました。先日、福ちゃんとiOSDC2025に参加して、社外の技術レベルの高さにも刺激をもらったので、チームみんなで新しいことにどんどん挑戦していきたいです。」
まいまい「後輩の成長まで自分のことのように喜んでいて、本当に素敵だね!ちなみに永井くん自身が成長を感じれる瞬間はどんな時?」
永井くん 「やっぱり、Appleが毎年発表するような新しい技術をキャッチアップして、それをアプリの改善に活かせた時ですね。 それと、昔は『このUIどうやって作るんだろう…』って想像もつかなかったような複雑なロジックや設計が、今は頭の中でスッと組み立てられて、すぐに解決に向かえるようになった瞬間に『あ、成長したな』って実感します。」
永井くん 「目標は『残業ゼロでも、最大限の価値を発揮と安定したアプリ提供』です。フレックス制度に変わって、意識が変わりました。いかに時間内で成果を出せるか、という視点です。そのためにCI/CDのような自動化を進めて属人化を防ぎ、誰でも引き継げる安定した開発フローを構築していきたいです。」
まいまい 「なるほど。CI/CDの自動化もそうだけど、最近だと業務効率を上げるためにAIを活用する場面も多いんじゃない?永井くんはどういう風にAIと付き合ってるの?」
永井くん 「主に調査や壁打ちで活用していますね。会社で提供してもらっているCursorや、案件によってはCopilotを使って、『ここに原因がありそうだから探ってみて』と指示したり、自分の考えたコードについてAIと議論したり。ただ、実装そのものは、なるべく自分で書くようにしています。『考えなくなる癖』がつくのが怖いので。あくまでも思考を助けるパートナーというスタンスです。」
夢は「プライベート100%」そのために今を全力で
まいまい 「素晴らしい目標!ちなみに、永井くん個人の人生の夢はある?」
永井くん 「プライベートを100%にすることです。いつか自分の作ったアプリの収入だけで暮らせるようになって、自然が溢れる場所で、気ままにものづくりをしながら、旅行や温泉巡りをするのが夢ですね。」
まいまい 「自分の作ったアプリで暮らすって最高の夢だね!ちなみに、今まさに作っているアプリってあったりするの?」
永井くん 「はい、今『LocationME』という匿名SNSアプリを開発中です。位置情報に対して、テキストでつぶやきを投稿できるサービスですね。ただ、匿名性が高いので、App Storeのリジェクトと戦っている最中で…(笑)10月中にはリリースしたいと思っています!」
宣言通り『LocationME』は10月の頭にリリースされました!ぜひダウンロードして試してみてください!アプリはこちらからダウンロードができます📱
チャンスは、受け身の姿勢では掴めない
まいまい 「ぜひその夢を叶えてほしい!プライベートを大切にしている永井くんだけど、普段のリフレッシュ方法も聞かせてくれる?」
永井くん 「そうですね。ショッピングや旅行、温泉に行ったりして、意識的にプログラミングに一切触れない時間を作っています。 あとは、家で一からパンをこねたり、時間のかかるパスタを作ったり、料理も好きですね。もちろん、思いついたアイディアでアプリを作る時間も楽しんでいます。」
まいまい 「料理までできるんだ!本当に多才だね。さて、いよいよインタビューも締めくくりです。最後に、未来の仲間に向けて一言お願いします!」
永井くん 「bravesoftは、チームの輪を大切にする、優しくて自走できる人に合っていると思います。 中途で入社された方が皆『こんなにメンバー間で仲の良い会社はない』とよく言ってくれるのが、僕も嬉しいです。 ただ、受け身の姿勢だけだとチャンスを逃してしまうかもしれません。積極的に『やりたい』と相談してくれれば、チャンスがどんどん回ってくる会社なので、何かやりたいことがある方、軸をしっかり持っている方はぜひ来てほしいです。 上に行けば行くほど謙虚で優しい人が多いので、平和主義の方も大歓迎です!(笑)」
まいまい 「永井くん、今日は本当にありがとう!その熱いメッセージが、未来のbravesoftを支える素敵な仲間に届くことを願ってます!」
「好き」という純粋な想いから、永井くんのエンジニアとしての旅は始まりました。 その道は、決して最初から用意されていたわけではありませんでした。自ら問いを立て、楽しみながら手を動かし、仲間と協力することで、彼は道を切り拓いてきました。
そして、その成長を象徴するように、先日9月16日に開催された年に一度の「Brave Lightning Talk」では、取締役からの特別賞である「青木賞」を見事受賞。彼のこれからの活躍から、ますます目が離せません。
彼の挑戦は、「やりたいこと」が見つからずにいる多くの若者にとって、大きな希望となるでしょう。bravesoftには、今日もそんな無限の可能性を秘めた若き才能が集まっています。
未来のbravesoftを共に創っていく、新しい仲間からのご応募をお待ちしています!🌱