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新卒入社後の最初の仕事は、 経営管理部の “補助金担当” に
新卒でアソビューに入社して1年目の和田は、2023年の7月に経営管理部に本配属となった。経営計画の作成やモニタリング、株主対応、資金調達など、会社の経営に関すること全般、多岐にわたる経営管理部の仕事の中で、和田に課せられたのは「社内で動く補助金周りの一元化」であった。
社内では、様々な補助金を活用するシーンがある。新しい開発に国からの補助金を活用したり、労務が働き方支援の補助金を導入したり。和田が入る前は、それぞれの事業部や労務が、独自に情報を入手し、活動報告を作成し、補助金の活用を進めていた。全社の動きの中で、使える補助金はしっかりと活用していくため、経営管理部が情報のキャッチアップをし、各所に共有して欲しいというオーダーだ。
補助金に関する情報取得を自動化
当初の想定では、補助金を検索して調べ、まとめて発信するというものだった。だが、国・自治体・民間に関わらず、数多ある補助金の情報を一つずつ手動で取得していくのは、膨大な工数がかかる。そこで、和田はサイトに負荷をかけない形で、複数ある補助金の情報が掲載されているサイトにアクセスし、情報を自動でキャッチアップできる仕組みを整えた。それぞれフォーマットの違う情報から、内容・期限・対象・条件などを揃え、ジャンル別にシートに一元管理し、各事業部やづけて労務担当者に定期的に情報提供できる仕組みを整えた。まだこの仕組みの運用から活用された補助金はなく、「このシートから活用されて初めて、自分の仕事が会社に何かできたことになるのではないか」と和田は語る。
通称・和田レーダー(仮)の開発
数ある経営管理部の主な仕事の中に、「内部統制・リスク管理」がある。社内で発生したインシデント・不正・イレギュラー対応・新しい取り組みに対して、経営と直結する経営管理部は、リスクマネジメントの観点で、情報を常に把握している必要がある。だが、迅速にキャッチアップできず、事業部内で解決してしまっていたり、発見が遅れる事案が発生していることに課題があった。監査役が社内のメッセージツールを一つずつ検索してチェックしていたが、工数もかかる上、取りこぼしが発生する。そこで、社内での会話の中で上がっている危険性を自動でいち早く掬い上げ、経営管理部内で早期発見・把握できるようにする仕組みが、通称・和田レーダー(仮)だ。セキュリティの観点でもう少し改良が必要であるが、もう少しで運用に乗せられる段階まで来ている。(仮)が取れる日も近いだろう。
守りの部分から、組織全体に働きかけて 大きな影響を与えられる人になりたい
新卒で入社した和田だが、最初から「組織全体に働きかけ、大きな影響を与えられる人になりたい」と考えていたという。入社時の夢は叶ってきているか?と問うと、こう返ってきた。「 “遊び” が人々に与える彩りだったり、重要性、規模の大きさを強く感じてアソビューに入社したので、その会社の一員として企画職に携われている時点で1つ叶った。だが、まだ自分が課題に対して起こせたアクションから、何か会社に大きな影響を与えられた実感はない。ベンチャーのバックオフィスには、まだまだ大変なことも多い。一つずつ課題に対して業務改善を行っていくことで、守りの経営企画として、組織に良い影響を与えられる仕事をしたい。」と。和田の夢は、まだ始まったばかりだ。
(文責:CEO室 南部彩乃)