ビジネス職メンバー約 70 名が一同に介する、社内表彰式「Wantedly Business AWARDs」。定量実績はもちろん Value の体現度においても、最高レベルを証明したハイパフォーマーに贈られる最高賞が GOLD賞 です。
今回その栄誉を手にしたのが、カスタマーサクセスとして顧客の成功に伴走する、武田 そら。目標達成率116.7%という圧倒的な数字に加え、Value のひとつ「ONE TEAM」を体現した組織全体へのナレッジ還元が高く評価されました。
しかし彼女は、その道のりは決して華やかなものではなかったと振り返ります。長く手応えのない停滞。その中でいかにして「ココロオドル瞬間」を掴み取ったのか。GOLD受賞という結果の裏側に隠された、4年間の軌跡を紐解きます。
ウォンテッドリー株式会社 / カスタマーサクセス 運用支援 武田 そら(Sora Takeda)
新卒で建材メーカーに入社し、大型施設の購買業務を担当。2022 年、ウォンテッドリー株式会社に参画し、インサイドセールスやアップグレードセールス として新規開拓の最前線を経験。その後、運用支援チームへ異動。顧客の魅力を引き出すコンテンツ制作や Wantedly の活用支援を通じて、企業の「共感採用」に深く伴走している。FY26 2Q Business AWARDs にて最高賞 GOLD賞 を受賞。
老舗企業からウォンテッドリーへ、「価値創造」を追求した日々
ーー GOLD受賞おめでとうございます。名前を呼ばれた瞬間、どんな想いが湧き上がりましたか?
ありがとうございます!純粋に嬉しかったです。
正直、自分が表彰台に立つ姿なんて想像していなくて。歴代の受賞者は、プラスアルファで成果を出し続けている人ばかりだったなか、私自身は波もあったし、社歴は長いのに成果が安定しない自分に対して、少なからず劣等感のようなものも抱えていました。
ステージ上で、入社23歳当時の未熟な自分の姿がパーッと頭をよぎって。お世話になったメンバーに成長した姿を見せられたことは誇らしく、不思議な感慨深さもありました。
ーー 入社して4年で掴んだGOLDでしたね。その裏側で、社会人人生すべてが順風満帆だったわけではないと聞きました
はい。私自身は「価値を創造するクリエイティブな取り組み」という軸で、大学も就職先も決めてきました。新卒で選んだのは、100年以上の歴史がある大阪の建材メーカー。空間建築という大きな影響力に惹かれて入社を決めました。
ただ、現実は思い描いていた「創造」とは少し違っていて。特に若手に求められていたのは、伝統を重んじ、細かい事務作業を確実に遂行すること。空間を造る素晴らしい仕事だと思う反面、どこか息苦しさを感じていました。
ーー 社会人10ヶ月でウォンテッドリーに転職したのは、大きな決断だったのでは
そうですね。実際に入社してみると、前職と雰囲気はまったく違いました。仕事に対してみんな前向きで、情熱に溢れていて。裁量のある会社だと思います。
ただ、裁量の裏側にある厳しさも知ることになりました。ウォンテッドリーでは、前職のように待っていれば注文が入ることはありません。提案を考えるのも、顧客と対話するのも自分自身。みんなと同じく自分で舵を切れるように、入社してからずっと必死だったと思います。
異動で痛感した、自身の未熟さと仕事の難しさ
ーー 異動を経て、現在はカスタマーサクセス運用支援チームに所属しています。この「運用支援」という仕事をどのようにとらえていますか?
Wantedlyの担当者というよりも、顧客の採用担当という意思をもって顧客と向き合っています。
Wantedlyを使うことにとらわれず、必要であればプロダクトの枠を越えて提案する。運用支援の場合は顧客の採用ブランディングにも関わるので、伝え方を考えコンテンツとして形にする「制作」の側面も担っていくんです。
顧客の奥底にある熱量や魅力を引き出して言語化し、顧客の成功に向けて踏み込めるのは、私が問い続けてきたクリエイティブな仕事だと思っています。
ーー 運用支援チームで仕事をするようになってから、手応えはありましたか?
正直、最初はまったく手応えがなくて。うまくいったことの方が少ないです。私の社会人人生の中では一番難しい仕事で、今でも簡単にはいかないこともあります。
ーー 当時、どのような壁にぶつかったのでしょう
一番の壁は、顧客の期待をどのように超えていくかでした。
当時の私は、顧客と対話する力がまだまだ未熟。相手が経営に携わる方なのか、それとも現場を担う方なのか、状況に応じて使うべき言葉や伝え方を工夫する余裕もノウハウもありませんでした。
加えて、当時はAIもなければ、私自身はコンテンツ制作の経験もありません。インタビューやライティングのスキルもまだまだこれからの段階だったんです。
ーー 結果的に、期待に答えられない期間が長く続いたのですね
そうですね。特に運用支援は、「こういう人を採用したい」「会社のブランディングをこう魅せたい」という熱量ある顧客が利用します。すると、必然的に求める採用基準も高くなりますが、顧客の理想と採用市場との間に乖離があることも珍しくありません。
乖離を埋めるために、顧客自身に自社の魅力を深く言語化してもらう必要がある。その言語化を助け、ターゲットが魅力を感じる言葉に翻訳するのが私の役目なわけですが、なかなかその役目を果たせませんでした。
「顧客の可能性」を信じ、伴走する
ーー そこから、達成率116.67%という驚異的な成果を出すまで、何が変わったのでしょうか?
運用支援チームの指標は顧客の継続率なので、私個人にももちろん定量目標が設定されています。でも、そういった数字に左右されず、「何よりも顧客のためになっていれば良い」と信じ抜けるようになったことでしょうか。
ある時自分の中で、顧客と向き合えていないと感じる瞬間があって。逃げているわけではないけれども、採用難易度が高いお客様に対して「難しいから仕方ない」と無意識に言い訳をしていました。
でもそれって、実はお客様の可能性を信じきれていない、自分勝手な理屈だと気づいたんですよね。
ーー 武田さんの気持ちがなぜ変化したのか、きっかけを教えてください
こちらが本気で踏み込んでみると、明らかに顧客の姿勢が変わることに気づきました。
採用にはいたっていなくても、「コンテンツのPV数が増えた」「良い人と出会えた」という何かしらの小さな進展は必ずあって。その進展した理由を分析しながら顧客と対話していくと、「そういえばこんな文化が〜」と顧客の口から新しい切り口が生まれることがあるんです。
早速コンテンツに反映させると、目に見えて状況が良くなったケースが増えて。こういった小さなことを積み重ねていくうちに顧客の姿勢に変化が起き、「Wantedlyってこんな良さがあるんだね」と喜んでいただける。結果として「継続」につながっていきました。個人目標も、9ヶ月間連続で達成しています。
ーー 他部署を巻き込んだ「ONE TEAM」の体現も高く評価されましたね
そうですね。具体的には、録画鑑賞会や勉強会を自ら企画し、ナレッジ共有の仕組みをつくりました。さらに、お客様にとって最適なオプションプランを積極的に提案し、他チームの売上目標にも還元できるよう取り組んだことも大きかったと思います。
ーー その「組織への貢献」は、最初から意識して取り組んでいたことだったのでしょうか?
「顧客起点」でどこまでも考え抜くことを大切にしています。
お客様と向き合っていると、「その採用計画ならオプションプランも活用すべき」と確信する瞬間があって。でも、お客様にオプションプランで成果が出るよう使い倒していただくには、自分のチームだけで対応するのは難しいので、他部署のメンバーとの密な連携が必要になるんです。
「周囲に貢献しよう」と意識的に改善していったわけではないけれども、「お客様が成功するために今何が必要?」を突き詰めて動いたら、自然と部署の枠を飛び越えてみんなを巻き込んでいった。結果として、組織全体への働きかけにつながったと思います。
「誰かの人生が動くきっかけ」に、これからも介在できるように
ーー 毎日を大切に、愛情を持って生きる。武田さんのキャッチフレーズにもなったこの言葉、今実現できていますか?
はい、実現できています。
もがいていた時期は「毎日を大切に」なんて難しかったけど、個性豊かな仲間に支えられて、しんどいことを乗り越える自信がついた。今の自分が「シゴトでココロオドル」を体現できていると思えるようになりました。
そして、ココロオドル体験を自分だけで終わらせず、お客様を通じて世の中に増やしていけている手応えがある。誰かの人生が動くきっかけに介在できている毎日は、私にとってすごく「愛情」をもてるものです。
ーー 武田さんが次に証明したい「新しい景色」を教えてください
今の Wantedly も素晴らしいけど、もっと変えられるはず。そう確信しています。採用市場に対して、私たちがすべきことを見つけにいって、形にする。そうして、会社全体で社会に与えるインパクトをもっと大きくしていきたいです。
壮大な話だけど、業務の枠を超えて問い続けられる存在になりたいと思います。
ーー 最後に、かつての武田さんのようにキャリアに迷っている方へメッセージをお願いします
一番大切なのは、何に取り組むにしても「価値を感じ、信じ抜けるかどうか」に尽きると思います。
成果が出ないと別の何かに手を伸ばしたくなるけれども、取り組みそのものに本質的な価値を感じるなら、もうちょっと粘ってみてください。やり方を変えることで、結果が後からついてくることもあるはずなので。
「これは価値がある」と自分の選択を信じ抜けるように、場所を選びたい。覚悟を抱いている方がいれば、選択肢のひとつにウォンテッドリー株式会社を思い出していただけると嬉しいです!