クライアントに価値を届け、
信頼と感謝を得る存在であり続けよう。
こちらは、私たちヴィジョナリーバンガードの経営理念です。
私が、この企業理念を初めて聞いたときに、
代表の金丸が、起業をしたときに気持ちが、短い文の中にギュッと込めれている。と感じました。
ちょうどその頃、私自身も多くの悩みを抱え、社内業務について進むべき方向を見失いかけていた時期でした。
私は、会社の総務の立場なので、新規の取引先や案件に関わることもあり、
どのようにして会社を成長させて行ったら良いのか?自分の出来る事を模索し悩んでいました。
- 新規案件の獲得するためなにをしたら良いか?
- 良い人材を採用できるだろうか?
- スキルの高い外部パートナーの見つけ方は?
――そんな思いを抱えながら、「何を、どこから始めればいいのか」と悩み続けていました。
そうした中で、日々の目の前の業務に追われ、気づけば一日があっという間に過ぎていく。
そんな日々を繰り返していたのです。
「クライアントに価値を届け」 弊社が考える「価値」とは、
言われたものを言われた通りそのまま作る。
つまり、お客様のご要望を単にそのまま形にすることではありません。
なぜそのような要望が生じたのかを検討することから始まり、そこに本質的な提案や付加価値を加えることだと考えています。
当時の私は、目の前の作業をいかに早く片付けるかに意識が向いており、 与えられたタスクを言われた通りにこなしては、空いた時間を次の作業にあて、ひたすら業務を効率的に消化することばかり考えていました。
もはや完全な作業員です。
机の上で、反射的に素早く仕事を裁くことが目的になっており、 だんだん、それぞれのタスクの起因や目的などに対する考慮も薄れ、一日を過ごすばかりです。
ある日、そんな中で私は仕事上のミスを犯しました。
その原因は、作業をこなすことに意識が向きすぎていたため、本来であれば立ち止まって考えるべき内容を深く考えず、事務的に処理してしまったことにありました。
ミスに対して反省し、再発防止をしなければと考える中で、 作業を進める上での対応策なども検討しましたが、最も深く反省したのは、弊社が大切にしている「価値」 ――つまり、本質を見極めたうえで、提案や付加価値を加えるという意識が、自分の中で欠けていたことに気づいた時でした。
さらに落ち込んだのは、その大切な視点に自分では気づけていなかったことです。
代表との定例報告の中で指摘を受け、はじめてそのことに気づかされました。
「価値を届けましょう」と言葉で言うのは簡単ですが、
実際に本当に価値のあるものを提供することは、決して容易ではありません。
そのうえで、自分にしかできない価値を見出し、 相手の期待を超える形で提供することこそが、
真の価値だと感じています。 つまり、それは付加価値です。
自分自身は、果たして付加価値を提供できているだろうか?
という点を、経営理念を見るたびに、思い返します。
実際、毎朝Slackで経営理念を確認する時間を設けることで、 自らの意思決定や事業活動の拠り所とし、身を引き締める習慣を続けています。
とはいえ、その理念を日々の業務にしっかりと反映させることは、決して容易ではありません。
これは、経営理念を掲げる意義にも通じる話ですが、社内に理念を浸透させることの重要性と、その効果の大きさを日々実感しています。
まだ理念の「クライアントに価値を届け、」という一文にしか触れられていませんが、
こうした理念に共感し、自己成長を目指す仲間たちとともに会社を築き、何か大きなことを成し遂げたい――そう強く思っています。