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UPSIDERへの想い
高い専門性を持つメンバーが強力な引力で事業を推進しているUPSIDERは、コーポレートITにとって成長のチャンスがあふれる環境だと感じています!
UPSIDERではこれまで培ったバックオフィスの経験を活かし、コーポレートITとして会社の全体最適を目指すとともに、UPSIDERにいたことを誰もが誇れる会社にするため、メンバーが活躍する舞台作りに注力したいです。
UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。
今回語ってくれたのは、2023年12月にコーポレートITとして参画したDaichi(平林 大地)さん。
新聞社、ベトナムでの日本語教師、マーケターなど幅広い経験を経て、バックオフィスのスペシャリストへ。「働く人にとってより良い環境を作っていけるようになりたい」という思いのもとコーポレートITとして活躍してきたDaichiさんに、今後UPSIDERで取り組みたいことや、実現したい未来について語ってもらいました。
2023年12月に入社したDaichiさんです
ジャーナリズムへの思いとオホーツクでの体験が、ベトナムに渡る原動力に
ーー自己紹介をお願いします。
はじめまして!2023年12月からコーポレートITとして参画したDaichiです。
長野県出身で、高校卒業まで長野で暮らし、大学進学を機に上京。大学時代はレストランやバーでのアルバイトに打ち込んでいました。
大学卒業後は新卒で農業専門の新聞社に入社し、その後ベトナムで日本語教師を経験。日本に戻ってからは株式会社EXIDEAでマーケターとバックオフィスを経て、前職のReproでは総務とコーポレートITに従事していました。
ーーさまざまなキャリアを経験してこられたDaichiさんですが、学生時代にキャリア観に影響を受けたできごとはありましたか?
大学で受講したジャーナリズムの授業で、ボスニア内戦についての話を聞いたことには大きな影響を受けましたね。
その背景は小学生の頃に遡ります。地元で長野オリンピックが開催され、長野市の小学校の取り組みでオリンピックの代表選手と交流する機会があり、私が通っていた小学校はボスニアの代表選手と一緒になることに。私がパラリンピックの代表選手に歓迎の花束を渡すと、選手からボスニアの缶バッジをもらって、すごく嬉しかったことを覚えています。
ジャーナリズムの授業で、ボスニアの内戦の背後でどんなことが起こっていたのかを聞いた時に、小学生の頃の体験を思い出しました。あの時出会ったボスニアの選手が置かれていた世界を改めて知り、衝撃を受けたんです。「人々が知らないところで起こっているできごとを調べて、伝えられる仕事がしたい」という思いが芽生えました。そして記者を仕事にすることを志望するようになったんです。
就職活動では新聞社と通信社に絞って選考を受けました。当時は春と秋に試験がありましたが、春の試験では合格することができず悔しい思いを抱え、挑んだ秋の選考でした。小論文への対策を徹底的に行い、秋の試験は面接まで通過することができました。最終的に新卒で農業専門の新聞社に就職することになります。
ーー新聞社での経験の中でキャリアの転機になったできごとはありますか?
記者志望として入社しましたが、配属は営業だったんです。営業として北海道支社に配属されることになり、正直に言うと記者になれなかったショックを引きずっていましたね。そんな中で転機になったのは、冬のオホーツク地方に行った時のことです。
宿泊先のホテルの外で、携帯をかざしながら立っている人たちを見かけたんです。気になって声をかけてみると、彼らは外国人技能実習生でした。家にWi-Fiがなくて、家族や友達に連絡を取るためにホテルのWi-Fiを拾っていたんです。
その時にある写真の情景が頭に浮かびました。世界報道写真展で大賞をとった『シグナル』という写真です。ジプチに移民として流れついてきた人が家族と連絡を取るために海の向こうのWi-Fiを拾おうとして携帯をかざしている、という写真なのですが、その写真がまさに自分の目の前にある光景と重なったんです。
しかし記者ではない自分にはこの光景を伝えることができない。葛藤しましたね。そのタイミングでベトナムで日本語教師の募集があることを知り、即応募しました。日本語教師になるためにではなく、そこで外国人技能実習生が日本についてどのような思いを抱えているのか。自分の目で確かめ、発信するためにベトナムに渡ることを決意しました。
ベトナムでの勤務時に同僚と海に行った時
発信するだけでなく受け入れる手助けをするために。バックオフィスとしての新たな挑戦
ーーベトナムでの活動や得られた経験について教えてください。
ベトナムには日本語教師として渡りました。ですが、主たる目的は日本語教師ではなく、発信活動。自分で現地の人に会って話を聞いてブログで発信することに挑戦しました。1年間ベトナムに滞在する中で、100本ほど記事を書いたと思います。この経験を通じて、取材対象が対峙している世界と自分も対峙すること、そして取材対象が見ている世界を自分なりに解釈することを学びました。
同時に、記事を書いてWebに公開するだけではまったく見てもらえず、世の中には届かないことも知りました。当時はコンテンツマーケティングの知識もなく、Webでどうやって伝えていくかを学ぶ必要があると思ったんです。そこで日本に帰国し、コンテンツマーケティングの経験を積むため株式会社EXIDEAに入社しました。
ーーその後、バックオフィスの道に進んだきっかけはなんでしょうか?
入社してしばらく経った頃、採用担当を専任でやらないかという話をいただきました。外国籍の社員の採用に関われるということから私自身も興味を持ったんです。
外国籍の社員を受け入れていくのはビザの取得など大変なことも多くあります。自分が外国人の働き方について発信するだけでなく、外国籍の社員をどう受け入れるかの理解も深めたいと思って採用担当を引き受けることにしました。
そこから採用だけでなくバックオフィス全般にまで業務の幅を広げていくことになります。そのことをきっかけに、「働く人にとってより良い環境を作っていけるようになりたい」と思うようになり、HRや労務などの専門性を伸ばしていきたいと思うようになりました。
ーーコーポレートITのキャリアに進んだきっかけについて教えてください。
バックオフィスの専門性をより伸ばしたいと思っていたところ、Repro株式会社にいるHR繋がりの知人から声をかけていただいたんです。役員の方と面談で話したところ話がどんどん進み、そのままReproで働くことを決めました。Reproでは総務を担うかたわらでコーポレートITも担うことになり、ツール導入やセキュリティの対応なども行っていました。
コーポレートITの業務に価値を見出すことができたのは、「バックオフィスからプラスを生み出せる仕事」だと思えたからです。インシデント対応のようにマイナスをゼロにする仕事だけでなく、ツールの導入や連携、使い方の工夫などを通じて、社員の働きやすさはもちろん、会社や事業の成長にも価値を発揮できると気づいた時に、コーポレートITという仕事に魅力を感じました。
事業の引力から生まれるカオスの中、コーポレートITとしてUPSIDERの理想の姿を追求する
ーーUPSIDERを知ったきっかけについて教えてください。
Reproに在籍していた頃、「コーポレートITとしての社外での評価が知りたい」と、いろんな会社の方に話を聞いていた時期があったんです。そのうちの一社がUPSIDERでした。
実は前職の上司もUPSIDERのことをよく知っており、非常に良い会社だという話を聞いていました。最終的にUPSIDERからコーポレートIT専任でのオファーをいただき、専門性を集中的に高められそうだと思えたこと、そして前職の上司がUPSIDERへの転職に背中を押してくれたことで、入社を決めました。