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UPSIDERへの想い
UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。今回語ってくれたのは、2025年4月に入社した赤沼寛明さん。エンジニアとしてキャリアをスタートし、前職では保育ICTサービスを提供するユニファ株式会社で取締役CTOとして10年間、開発組織を1人から60名規模まで成長させた経験を持つ実力者です。現在は、支払い.com事業部のCTOとして、次なる挑戦に取り組んでいます。
エンジニアとしての豊富な経験と経営の視点を兼ね備えた彼が、なぜUPSIDERでの挑戦を選んだのか、そして金融領域で何を実現していきたいのか。その想いを詳しく聞きました。
未経験から歩み出したエンジニアのキャリア。技術への探究心と社会貢献へのやりがい
ーー まずは、現在のポジションとこれまでのキャリアの概要を教えてください。
初めまして、2025年4月にUPSIDERに入社した赤沼(以下、Akanuma)です。 支払い.com事業部のCTOとして、プロダクト開発の全体をリードしています。
キャリアは、SES企業での運用・保守からスタートしました。そこから、医療従事者向けのポータルサイトや、ソーシャルゲームのサーバーサイド開発など、さまざまな業界でシステムを作ってきました。
直近在籍していたユニファ株式会社では、取締役CTOとして10年間、保育ICTサービスの開発から組織構築まで幅広く携わってきました。経営目線も育てられた経験が、今の自分のベースになっています。
これからは、金融という新しい領域で、自分の経験を活かしたチャレンジをしていきたいと思っています。
ーー エンジニアとしてのキャリアはどのようにスタートしたのでしょうか?
実は情報系の学部に通っていたわけでもエンジニアの業務を経験していたわけでもなかったのですが、昔からPCに興味があり、仕事をするならIT系の仕事をしたいと思っていました。そこで未経験でもエンジニア就職が可能な企業を探し、SESとして運用・保守の現場からキャリアをスタートしました。運用保守を経験するなかでやはり開発エンジニアとしてキャリアを積んでいきたいと思うようになり、システム開発の現場を複数経験させてもらいました。
ーー その後、どのようなキャリアパスを歩まれたのですか?
開発経験を積むなかで、さらに技術力の高い会社で自社サービスの開発に携わりたいという思いが強くなり、2社目としてエムスリー株式会社に転職しました。ここでは医療従事者向けポータルサイトの開発・運用に従事し、社会的意義の大きい事業に携われることに喜びとやりがいを感じていましたね。
カオスな環境で様々なチャレンジをさせてもらい、その後のキャリアにも繋がる経験をさせてもらえました。
ーー そして3社目は全く違う業界に挑戦されたんですね?
はい、3社目では株式会社Nubee Tokyoでソーシャルゲームのサーバーサイド開発・運用に携わりました。ここではリリースしたサービスへのユーザーの反応がすぐに得られる点や、高トラフィック環境での技術的チャレンジに魅力を感じました。Nubee社はシンガポール拠点からスタートしたグローバルな企業で、東京拠点はこれからグロースしていく状況だったので、幅広い経験が積めると考えたのです。
入社後は既にリリースされていたゲームのバックエンドの追加開発・運用や、新たなゲームのバックエンドの新規開発などに携わりました。
ーー それぞれの会社でのご経験が、その後のキャリアにどう影響したのでしょうか?
どの経験も今の自分の基盤になっています。エムスリー社では社会的意義のある事業の面白さを、Nubee社ではスピード感とスケーラビリティの重要性を学びました。これらの経験を通じて、社会に良い影響を与えながらも技術的にチャレンジングな環境で成長したいという思いが強まり、より大きなインパクトを生み出せる次のステップを考えるようになりました。
1人目エンジニアから、60名を率いるCTOへ。ユニファ社での10年の歩み
ーー そして次に選ばれたのが保育ICTサービスを運営するユニファ社だったんですね。どのような経緯で入社されたのですか?
ユニファ社は家族の幸せを作っていくことをミッションに掲げ、保育における課題の解決に取り組んでいます。そのような社会貢献性の高い事業に携われる点に大きな魅力を感じ、入社を決めました。
また、当時は創業間もないフェーズで、サービスは既にローンチされていたものの、立ち上がり始めたばかりでした。ただ、社内にまだ正社員のエンジニアがいないなかで、「ゼロから開発組織を立ち上げる」というチャレンジに大きなやりがいを感じたんです。
ーー 1人目のエンジニアとして、どのような役割を担われていたのですか?
入社当初は既存サービスの機能追加・改善開発で毎日コードを書き、運用対応も行っていました。同時に開発体制やプロセスの構築、コミュニケーションツールの導入なども進め、開発メンバーの採用も主体的に行っていました。
他には新しいサービスの立ち上げ時には保育施設へ直接訪問してユーザーヒアリングを行い、プロダクトマネジメントにも携わっていましたね。技術面だけでなく、事業戦略からユーザー体験、組織構築まで幅広く経験できたのは貴重な経験でした。
ーー その後、CTOとしてどのように組織を成長させていったのでしょうか?
開発組織が大きくなってきてからはプロダクトの直接的な開発はメンバーに任せ、採用や技術ブランディング、組織改善、そして経営に関わる業務に主に携わっていきました。退任前には開発組織の規模がPdMやデザイナー、QAなども含めて60名近くにまで成長しました。10年間で1人のエンジニアから、チームを立ち上げ、マネジメント体制を整え、組織としての成長を支えることができたのは、大きな達成感がありましたね。
ーー 10年間という長い期間、組織の成長に貢献されてきたわけですが、次のステップに進もうと考えられた理由を教えてください。
代表とは直近数年間、開発組織のマネジメント体制をどうしていくのが最良なのかを継続的に相談していました。ユニファ社の事業内容・ドメインや事業戦略、組織の状況を考えると、私よりも適任がいるのではないかと考えるようになったんです。
当時、プロダクト開発全体を実質的にリードしてくれていたメンバーに後任として引き継ぎ、私自身は次の挑戦の場を探すことにしました。チームが自走できる組織に成長したからこそ、次のチャレンジに踏み出せたと思っています。
“経営者としてのもどかしさ”が導いた、次の挑戦
ーー 次のチャレンジとしてなぜUPSIDERを選ばれたのですか?
UPSIDERについては前職で法人カード「UPSIDER」を導入していたこともあり、知っていました。ただカード事業のことしか知らなかったのですが、今回転職先を探す際にエージェントから紹介いただき、支払い.comのサービスを知りました。