スタディプラスは「学ぶ喜びをすべての人へ」をミッションに掲げ、学習管理アプリ「Studyplus」・若年層向けマーケティングソリューション「Studyplus Ads」・教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」の提供を通して、学習者やその環境が抱える本質的な課題解決に取り組んでいます。 昨年、スタディプラスは 6年ぶりにバリュー(大切にしたい価値観)を刷新 したことを発表いたしました。今回の記事では、新バリューを社内に浸透させる取り組みの一つとして、2024年10月に初開催したイベント「Value award」についてご紹介します。
目次 バリューを組織全体に浸透させるために必要なサイクル バリュー体現を可視化・賞賛するために立ち上げた「Value award」 Value award概要 2024年度上期「Value award」受賞内容 ①Best賞受賞者:Studyplus for School事業本部所属・カスタマーサクセス ②Good賞受賞者:プロダクト部所属・Webアプリケーションエンジニア ③Good賞受賞者:Studyplus Ads事業本部所属・アカウントプランナー 社員全員がバリューに対する理解を深める仕組みづくり 終わりに 一緒に働く仲間を探しています 学習者中心の事業を展開しています バリューを組織全体に浸透させるために必要なサイクル バリューとは組織が大切にしたい価値観・行動指針であり、多くの企業が制定しています。
一方で、 「バリューの言葉自体が浸透していない」 「社員が実際に行動として体現することができていない」 といったように、バリューが “絵に描いた餅” になってしまっている企業も多く存在するのではないかと思います。
バリューを刷新する前の当社は、まさにその状態でした。 以前のバリューには、直観的にわかりづらい言葉が使われており、社員の行動に落とし込みにくいという課題がありました。 その反省点を踏まえて新バリューでは、平易な言葉・普遍性のある言葉にこだわって言語化を行っております。詳しくは、こちらのnote記事でご紹介しております。
ワーディングにこだわった新バリューを、社員の行動に反映されるような状態を実現することを考えたときに、私たちは下記のステップのサイクルを何度も回していくことが大切ではないかと、改めて考えました。
ステップ①『バリューを体現する 良い行動事例(+ 悪い行動事例)を知る 』 ↓ ステップ②『日常的に バリューを意識して業務 を行う』 ↓ ステップ③『バリューを 体現した社員の行動が可視化、蓄積、賞賛 される』 ↓ ステップ① ・ ・ ・ サイクルを繰り返した結果、バリューはようやく組織カルチャーとして根付き、社員が再現性を持って体現するような状態を作ることができるのだと思います。
バリュー体現を可視化・賞賛するために立ち上げた「Value award」 今回の記事でご紹介する「Value award」は、3つのステップの中で下記の機会を作ることを目的として、立ち上げることになった取り組みです。
ステップ①『バリューを体現する良い行動事例(+ 悪い行動事例)を知る』
ステップ③『バリューを体現した社員の行動が可視化、蓄積、賞賛される』 Value award概要 半期に1回、バリューを体現した社員の行動を募集し、高いレベルで体現した社員を表彰する全社イベントとして立ち上げました。
開催時期:10月・4月 エントリー方法:半期の間で、バリューを体現した個人の行動を自薦・他薦で募集。指定フォーマットのGoogleスライドを期日までに提出すると、エントリーが完了します。エントリー対象は全社員です。 <エントリースライドの必須記載内容> ・5つのバリューのうち、体現したバリュー ・体現した具体的な行動と背景 ・バリューを体現するにあたり、こだわった部分・工夫した部分
スタディプラスの5つのバリュー
予選審査(書類、オンライン審査):提出されたスライドの内容を、常勤役員1名 + 各本部の有志メンバーが審査します。エントリーされた中から、3名が予選通過となります。 本選審査(プレゼンテーション、オフライン審査):予選を通過した3名が、全社員の前でプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションを受けて、全社員が部署混合の5名ほどのグループに分かれて、どのプレゼンテーションが一番高いレベルでバリューを体現していたか、ディスカッションします。ディスカッションを経てグループごとに投票を行った結果、1名にBest賞・2名にGood賞を表彰します(賞金もあります!)。 2024年度上期「Value award」受賞内容 2024年11月に開催した第一回目の「Value award」では11名の社員からのエントリーがありました。 予選を通過し、本選で全社員の前でプレゼンテーションを行い、Best賞・Good賞を受賞した3名の内容をご紹介します。
①Best賞受賞者:Studyplus for School事業本部所属・カスタマーサクセス スタディプラスでは、塾や学校の生徒の成績向上と教室の経営改善を支援するコミュニケーションプラットフォーム 「Studyplus for School」 を提供しています。 「Studyplus for School」のカスタマーサクセスを担当している社員が、 「教室の雰囲気を感じたい」「クライアントだけではなく、その先の生徒の話を直接聞きたい」 という思いで教室に実際に足を運び、塾の担当者との関係構築や本質的な課題解決にこだわったことをはじめ、 顧客とその先にいる学習者に最大限の価値を提供するために高いレベルでカスタマーサクセスの仕事を“とことん実行” したことが評価されました!
発表スライド一部抜粋
②Good賞受賞者:プロダクト部所属・Webアプリケーションエンジニア 「スタプラを最高にテッキー(techie)な会社にしたい!」という“理想を描き” 、その実現にはエンジニアにとって自分たちで作っているプロダクトを自分ごと化することがファーストステップであると考え、 「Studyplus for School」導入塾で講師としてバイト する施策を実施しました。 最終的な理想の実現に向けて、 「自分が開発しているStudyplus for Schoolを、講師の立場で使ってみる」「導入塾の業務の実際を理解する」「生徒の実際の行動を理解する」 ために、 “とことん実行” した行動が評価されました!
③Good賞受賞者:Studyplus Ads事業本部所属・アカウントプランナー スタディプラスは、学生募集広報の需要が高い大学や、学生向けのブランディング活動の需要が高い企業を対象に、若年層向けマーケティングソリューションサービス 「Studyplus Ads」 を提供しています。 日常的には大学顧客と企業顧客とで部署や担当者が分かれていますが、横断した取り組みによって 顧客・学習者への提供価値を最大化したいという強い想い(=”理想を描く”) から、今まで前例がなかった 企業と大学がコラボレーションするワークショップの開催を実現 し、 企画から調整に至る各種業務を“とことん実行” したことが評価されました!
社員全員がバリューに対する理解を深める仕組みづくり Value awardの運営面でこだわった部分は2つあります。
1つ目は、最終的なBest賞・Good賞を選出する審査の過程に、全社員がグループディスカッションで参加したことです。 プレゼンテーションを聞いた上で、自分自身の考えを整理して言語化し、更に他者の考えや意見を聞く ことによって、 バリューについて深く考え、理解を深める ことが狙いでした。 ディスカッションを行うグループ分けは部署混合で行ったため、違った視点の考えや意見に触れることができる機会にもなったと思います。
2つ目は、予選通過にはならなかった社員のバリュー体現例と、審査員からのフィードバックも全社員に向けて共有したことです。 本選でプレゼンテーションを行った以外のエントリー内容も非常に素晴らしいものでした。 一つでも多く行動事例を社員に知ってもらい、バリューに対する考えを深めてもらう ために、エントリーしてくれた社員への感謝も込めながら丁寧に共有する時間を設けました。
イベント終了後は、社員から「新しいバリューに対する理解や意識が高まった」という声が多く挙がりました。今後入社する社員向けにも社内のドキュメントツールなどを通じて「Value award」の内容は共有されています。 スタディプラスでは、今後もバリューを組織全体に浸透させるために必要なサイクルを意識しつつ、社員全体がバリューに対しての理解を深めるために、「Value award」の運営やさまざまな施策を進めていきたいと考えております。