“AIがいれば大丈夫”じゃなかった、未経験エンジニアのリアル【社員インタビュー】
こんにちは!
株式会社レンサ採用広報部です!
「ITエンジニア」とひとえに言っても、
世の中には、思いがけない別業種からキャリアチェンジして、エンジニア業に飛び込んだ方々が多くいます。
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このインタビューでは、弊社に未経験で入社した、個性豊かなキャリアを持ったエンジニアさんをご紹介をしつつ、
「未経験からのエンジニア転職って"どう"なのか?」
「何から始めればいいのか?」
という部分もレンサの一例を通して掘り下げていきます!
今回はインタビューしたのは、元電気管理設備職のK.Hさん。
未経験からエンジニアへ転身し、現在はバックエンドエンジニアとして活躍中です。
それでは、よろしくお願いいたします!
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―元々はどんな職業でしたか?
発電所や変電所の管理業務をしていました。
操作を一つ誤ると停電を引き起こす可能性があるため、常に高い緊張感と責任を持って取り組んでいました。
特に病院のような施設は、絶対に電気を止められないため、慎重な対応が求められました。
商業施設や工場の裏側に入ることもあり、やりがいのある仕事でした。
もともとプログラミングに興味があり、今はその思いを実現できる環境に身を置けています。
―未経験からエンジニアとして成長するために努力したことは?
「なぜそうするか」「もっと早くできないか」を常に考えていました。
最近読んだ本に「ChatGPTは"使い手の能力以上のことはできない"」とあり、まさにその通りだと思いました。
生成したものの、分からないことをAIのコードのせいにするのではなく、足りない知識を補う機会だと考え、自分の力で少しずつ解決していきました。でも、全く分からないと煮詰まってしまうので、その時はできているコードを見ながら手を動かすことに集中しました。
「どこかで見た」が続くと、少しずつ楽しくなり、だんだんと立ち止まらずに知識がつながっていく感覚を持てるようになりました。
―レンサを選んだ決め手は何ですか?
「開発に集中できる環境」と感じたのが一番の決め手です。
面接で「開発に専念できる環境」と聞き、ここしかないと思いました。
未経験でもすぐに開発に関われたのは本当にありがたく、今もレンサを選んでよかったと感じています。
―今どんな事をやっていますか。
自社プロダクトの機能追加・保守に取り組んでいます。
PHP(Laravel・CakePHP)やRuby(Rails)を主に使い、BladeやVue.jsによるフロントエンド実装も担当。新機能の開発から既存コードの改善、バグ修正まで、幅広く関わっています。
ディレクターとのやりとりを重ねながら、仕様の意図をくみ取りつつ、チームで開発をしています。
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作業中のK.Hさん
―日常業務でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
学んだ知識が実務で活かせたときです。
たとえば、PHPで配列の重複をforeachとキー代入で除外する方法や、1リクエスト内で何度も呼ばれる処理に対して、クラス内に結果をキャッシュして再計算を防ぐ方法など、学んだ内容をすぐに実務で試せる機会があります。
タスクを完了した際にディレクターの方から感謝の言葉をいただけると、自分がチームに貢献できていると実感できて、とても嬉しく思います。
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―業務で難しさを感じている点はどんなところでしょうか。
型の扱いが言語によって異なる点です。
RubyやPHPは動的型なので、戻り値や変数の扱いに注意が必要です。TypeScriptでは型エラーが多く、まだ慣れていないことを実感しています。
しかし、言語ごとの違いを実感できるのは良い経験だと思っています。仕様変更に対応できるよう、共通化や抽象化にも取り組んでいます。
―チームの雰囲気やコミュニケーションの取り方について教えてください。
出社している日には直接話すことが多いです。
プログラマはチャットツール中心という印象がありましたが、隣で話して補足資料やリンクはチャットで送るといったことも多いです。
チームのメンバーにはできるだけ直接聞きに行き、コードを読んでから質問するようにしています。 チームはとても話しやすい雰囲気で、リーダーや先輩方も、手が空いていれば快く相談に乗ってくださいます。
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―これからどんなエンジニアになりたいですか。
『トリリオンゲーム』の「ガク」のように、実直で信頼されるエンジニアを目指しています。
自分の得意なことで人の役に立てるよう、誠実に技術を磨き続けたいです。
『トリリオンゲーム』ビックコミックスで連載中のビジネス青年漫画。
―未経験からエンジニアを目指している方へ向けて一言
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応募頂いた際には、「なぜエンジニアになりたいか」を、素直な言葉で伝えてみてください。
私自身、レンサの採用面接では一度不採用となりましたが、再挑戦し内定をいただくことができました。 今は1ヶ月目から開発に関わり、日々成長を実感しています。
ぜひ、自分の「武器」を用意してチャレンジしてみてください。応援しています。
K.Hさん、ありがとうございました!
今回は元電気管理設備職からバックエンドエンジニアへと転職した方のインタビューでした!
ChatGPTなどのAIの発達によって、プログラミングをかじりたての人でも、もはやかじってない人でも、スクリプトを生成できるような時代になってきましたね。
そんな過渡期にエンジニアとして一歩踏み出したK.Hさんにはいろいろな葛藤があったのでしょう。
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「AIでできちゃうから」と言っても、結局細部を理解してないとうまくいじれないものです。
書き出されたコードから、「この機能も追加してほしい!あと、処理の方法分からないからおまかせで!」と曖昧で複雑なことをお願いして、そのうちにどっかでエラーが起きて……。直してもらおうとしても、AIがどういう仕様として認識してるかもう何がなんだかわからない……。
なんてことを私はChatGPTでやった経験があります。
K.Hさんはエンジニアとして、「AIがいて、そして自分がいる意味」を考え、AIはあくまで自らの能力を拡張させるためのツールとして、自己研鑽に励んだことが何よりすごいことだと思いました。
理解のレベルが0なことは指示も拡張もできませんからね。
K.Hさんのこれからの活躍が楽しみです!✨
今後も「社内エンジニアを知る」ための記事を公開していきますので、
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▼前回のインタビュー▼
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