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黒崎 俊(くろさき しゅん)
上智大学卒業後新卒でSMSに入社し、2年目に年間予算数億円のウェブマーケティングを担当。
3年目には新規事業責任者を務める。人口減少やデジタル化の遅れから生じるインフラ産業の課題を解決
するため、2018年に株式会社プレックスを創業。「日本を動かす仕組みを作る」というミッションを掲げ
エッセンシャルワーカーの採用支援サービスと、インフラ産業に向けたDX事業、M&A仲介事業を営む。
物流領域で事業を立ち上げた理由
新卒で入った会社で医療・介護業界向け事業のマーケティングや新規事業開発に携わり、3年ほど経験を積んで、独立することを決め、プレックスを創業しました。
ゼロから事業を創るのであれば、大きな市場に挑みたいと考え、より成長ポテンシャルの高い市場を調べていたところ、日本で一番大きな製造に次いで、建設、医療、保険などの領域が続き、7番目に25兆円規模の物流領域がありました。
市場規模のほかにも、物流領域で事業を立ち上げた理由は二つあります。一つは、業務構造が比較的シンプルで、プラットフォーム化しやすいため。もう一つは、EC化率の高まりとともに物流量が増加する一方、それを運ぶドライバーの担い手は減少傾向にあり、将来的に需要と供給のギャップが拡大していくことが見込まれたためです。
そうして物流領域でドライバーの人材紹介事業を始めたところ、2年目に少しずつ事業が回り始め、3年目にはマーケティング、セールス、マッチングなどの組織体制が徐々に整ってきました。
そのタイミングで、同じビジネスモデルを隣接領域で展開する方がメリットが大きいと判断し、新たな領域でも人材紹介をスタートさせて、同時に人材紹介のマッチングの精度を高めて自動化していけるように、ダイレクトリクルーティングの仕組み作りを始めました。
ミッションを刷新し、領域とビジネスモデルを拡張
その後、領域の拡張を見据えて、ミッションを「日本を動かす仕組みを作る」に刷新しました。
「日本を動かす仕組み」は、物流や建設、製造、整備などのインフラ産業自体と、その領域に対して当社が提供する事業やプロダクトの両方を指しています。
ミッションを再定義した後は、インフラ産業とそこで働くエッセンシャルワーカーを支援するため、建設、製造、整備などにも領域を拡張しました。
同時に、インフラ産業の生産性を高めることも、当社が提供する価値の源泉だと考え、生産性向上を支援するSaaSを展開するなど、ビジネスモデルの拡張にも取り組んできました。
さらに、それだけでは当社が実現したい成長スピードには及ばないため、産業をより良くするアプローチとして、新たにM&A仲介にも取り組み始めています。M&A仲介を通じて、能力と意欲の高い経営者に経営資源を適切に引き継ぐことができれば、後継者不足や人手不足による倒産にともない、人・モノ・金・情報などの経営資源が産業から流出するのを防ぎ、中長期で生産性の向上や業界再編に貢献できると考えています。
成果を最大化する組織の強みと特徴
「日本を動かす仕組みを作る」というミッションのもと、日本のインフラ産業全体の課題を解決していくために、人手不足の解消、生産性の向上、業界再編といった大きなテーマの上にそれぞれの事業が成り立っているため、戦略に一貫性があり、組織全体が迷うことなく進んでいくことができるのは一つの強みです。
また、一人ひとりのアウトプットを重視した評価にこだわり、プロセスが評価に大きく影響しないというのも組織の特徴だと思います。特に高い成果を生み出す人たちは、それぞれのやり方を尊重した方が自分の能力を最大限発揮しやすいと考えているので、個々が「どうすれば成果を最大化できるのか」を考えて行動できるように、余白を残したオペレーションを設計しています。
さらに、顧客との対話に集中できるよう、オペレーションや仕組みを改善して、無駄な時間や動きを削減するエンジニアリングの導入や、業務を支える適切なメンバーのアサインなど、生産性向上に向けた仕組みやリソースを柔軟に提供しています。
他にも、個々の得意分野や成果を上げやすい業務を的確に把握し、能力と意欲を考慮した業務アサインとストレッチな目標設定で、最大限の力を発揮できるように工夫するなどしています。
こうした取り組みにより、一人ひとりが成長実感を得ながらモチベーションを維持し、人と組織の成長において理想的な状態を築いています。
圧倒的なマーケティング力、効率的なオペレーション、事業推進を支えるエンジニアリングが組み合わさることで、セールスやマッチングの高い生産性を実現でき、結果として働きやすさや成果が向上し、収益性の向上と業界最高水準の報酬制度を実現できます。その収益をさらに未来への投資に循環させていける仕組みこそが、プレックスの強みだといえるでしょう。
目指すのは日本を動かすインフラ産業の経営プラットフォーム
プレックスは2026年度までにエッセンシャルワーカーのNo.1プラットフォーム、2027年度以降はインフラ産業の経営プラットフォームとなることを目指しています。
今後、企業は人に向き合った経営をしていかなければ、事業そのものが成り立たなくなる可能性があるため、当社がそうした課題に向き合いながら社会の基盤となるインフラ産業の採用を支援していくことは、非常に社会的価値が高いことだと考えています。
前期は売上成長率が292%に達し、売上は30億円を突破しました。今期は売上60億円、2026年度には100億円を超える計画です。インフラ産業をしっかりと支えながら、収益性の高い事業構造を活かし、そこで得た収益を次の成長投資に充て、さらなる事業展開を図っていきます。
その先は経営に必要な人・金・情報にアクセスできるインフラ産業の経営プラットフォームとして、当社が複数の角度からインフラ産業を担う企業の支援をおこない、産業の未来にとって効果的なアプローチをしていくというのが現時点での構想です。
人手不足など人材の課題解決はプレックスジョブ、SaaSの提供による生産性向上はサクミル、企業の将来の方向性や資金調達の支援はM&A支援機構というように、それぞれ独立したサービスを提供し、プレックスに相談すれば複数の経営課題を解決できる状態をつくることを目指しています。
そうして日本を動かす重要なインフラ産業をエンパワーメントし、企業の悩みに深く寄り添いながら、将来的には経営面や金銭面の支援にも取り組んでいきたいと考えています。
社会の役に立ちながら、自己成長やチャレンジを楽しめる環境
エッセンシャルワーカーのNo.1プラットフォーム、そしてインフラ産業の経営プラットフォームを目指すためには、プレーヤーとして突き抜けたい人、企画をして大きな変数を動かしたい人、組織を束ねて事業を伸ばしていきたい人など、様々な役割を果たす人材が必要です。
またSaaSやM&A仲介といった新しい領域では、経営資源を活用して、社会課題を解決しながら、収益を生み出す座組を共につくっていってもらうことを期待しています。そのために自ら仮説を立て、物事を仕立て、それを動かしながら実行と検証を繰り返して成果につなげていける方が良いですね。
プレックスの社名の由来は「Play(遊)」「Experiment(試)」「Output(実)」です。全てを与えられて設計された環境のなかで動くのではなく、自分なりに余白部分を思考し、試行錯誤を重ねながら意思決定して、新しい価値を生み出す。まさに「遊んで、試して、実現する。」を体現できるような人は当社に向いています。
何かを達成・実現したいという意欲があり、自分が何をしたいのか、どうなりたいのかをきちんと持ち合わせている人や、自分の意思で物事に取り組んでいきたいけど、それを実現できる環境が見つからないという人、今後の成長が見込める領域で、社会の役に立ちながら自己成長やチャレンジをしていきたいという人と、ミッションの実現に向けて一緒に歩んでいけたら嬉しいです。