社長に聞く、PIGNUSのタグライン【価値を、本気で】とは | PIGNUS's member
PIGNUSでは、『価値を、本気で』を会社のタグラインとして、全ての事業活動を行っています。本日は、そんなタグラインについて解説すると共に、そこに込められた想いを、弊社代表取締役の水戸に語っても...
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こんにちは。株式会社PIGNUSの採用広報、西です!
PIGNUSは、社会に存在する「未解決課題の解決」を目指して、Webマーケティングをはじめとした複数事業を展開する現在9期目のベンチャー企業です。
弊社の事業部は、Webマーケティングを担う部署、独自サービス「FitGap」を運営する部署、および経営管理部の大きく3つに分かれています。
今回は、そのうちWebマーケティング事業を担う部署の一つ、「Business Growth Div」内のチームである「ナレッジマネジメントチーム」について、チームメンバーの山手さんにお話を伺いました!
ナレッジマネジメントチームのある、Business Growth Div(通称「ビジグロ」)は、PIGNUSの事業成長を支援し、価値提供をより強固にするためにあらゆるサポートを行う役割を担う部署です。
そのうち、現在重要視しているテーマは、“ナレッジマネジメント※”と“HRBP”の二つ。
ナレッジマネジメントチームは、Webマーケティング支援による価値提供の再現性を高め、組織が拡大しても質を落とさないための仕組み構築を担っています。
HRBPチームは、Webマーケティング事業に携わる全職種の採用を担いながら、入社後のオンボーディング最適化と、その後の育成支援も行っています。
※ナレッジマネジメント:個人の持つ知識やノウハウを全体に共有することで、組織の成長に繋げる経営手法
(山手)
「ナレッジマネジメントチームは、会社の成長を、仕組みの面から支えるチームです。
具体的には、Webマーケティング事業を担う各事業部が、よりスムーズに業務を進められるよう、情報整理や仕組みの最適化を行うのが、このチームの役割です。
『今ある業務フローをもっと効率化して工数を削減したい』
『チーム内であるナレッジを、メンバー全員がうまくアウトプットできていない』
そういった業務における課題を解消し、すべてのチームがフラットに業務支援を受けられるようにするために、新たに立ち上げたのがこのチームです。
メンバー一人ひとりが迷わず、最適な行動を取れる環境を整える。
表には見えにくくても、組織の未来を形づくる非常に重要な仕事です。」
(山手)
「ナレッジマネジメントチームが目指しているのは、"誰もが再現度高く、高品質なパフォーマンスを出せる状態をつくること"です。
ナレッジが限られた人にしかない状況ではなく、必要な情報に誰でも迷わずアクセスできて、それをもとに自立して動けるような組織の土台を整えていくことが、僕たちの役割だと思っています。
この状態が実現できているかどうかを測るひとつの基準が、"オンラインでも完結できる状態か"、というものです。
フルリモートを目指しているわけではありませんが、情報が適切に整備されていて、かつ業務が属人化していなければ、物理的な距離に関係なく、誰もがスムーズに動けるはずです。
逆に言えば、対面でしか伝わらない、人に聞かないとわからない、という状態は、ナレッジがまだ表に出きっていないサインとも言えます。
この理想を地道に実現し、完成度の高い組織を築くのが、ナレッジマネジメントチームの大きな目標です。」
(山手)
「ナレッジマネジメントチームの業務は多岐に渡りますが、大きく分けて3つあります。
まず一つは、媒体とのリレーション構築。
Google、Yahoo、Metaなどの広告媒体とやり取りして、アップデート情報を取得したり、新しい媒体の調査や契約をしたり。
現場のメンバーが安心して媒体を使える環境を整えます。
二つ目は、各チームの業務設計・情報整備です。
Notion(※1)の構造やドキュメントを整備したり、オペレーターが担うレポート作成の工程でツールを導入して、業務効率化を図ったり。
クリエイティブを制作するラボチームと一緒に、フローの見直しもやっています。
以前はラボチームとコンサルチームで別々のページを管理していたんですが、構造が複雑で非効率だったため、統合して整理中です。」
※1:Notion:ドキュメント作成やタスク管理、データベースなどが一体化したAI業務ツール。PIGNUS内では、業務の大部分でNotionを活用しています。山手は、Notion公認の資格である、Notion Essentials Badgeを保有しています。(詳しくはこちら)。
「また、上記に則して、社内向けにNotion研修やタスク管理の考え方研修なども行っています。
そして三つ目は、その他、業務効率化・仕組み作り全般の業務です。
工数を可視化して、コンサル全員で工数管理について議論できる場を作ったり、広告の誤配信等顧客に迷惑をかけてしまう事象(社内では事故と言っています)を撲滅するためにどうするかのルールを定めたりなどが、その一例です。
工数管理については、何に工数がかかっているかを可視化し、業務を効率化するための課題を抽出し、どう解決するかの議論を行います。
事故撲滅については、防止のみではなく、実際に事故が起きた際の備えや、クライアントの信頼を失わないためのリスクヘッジを考えています。
例えば、広告予算が超過するかもしれない、といった際に、クライアントに事前に伝えておくことで、信頼関係を保つことができるかもしれません。
こういった一定のルールを定めるほか、月1回は事故防止のための現状共有ミーティングも行っています。」
※これまで社内の案件管理シートは、定例議事録やタスクのみを記録する形式で、ラボチームやオペチームの情報はそれぞれ別ページで管理されていました。それらを1つのページに統合し、案件ごとにすべての関連情報を1ページで確認できるよう改善しました。
※クライアントとの共有ページの構造も、社内用管理ページと同じ構造に統一。
(山手)
「この変更によって、誰が見ても直感的に理解できる構成になり、チーム間での連携ミスの防止や情報の重複削減に繋がり、業務効率・伝達精度の両面で大きな改善が生まれています。」
(山手)
「自分が前に出るより、他の誰かを輝かせることですかね。
サッカーで例えるなら、僕はゴールを決めるのではなく、チームが点を取れるようにパスを回す役割でいたいんです。
目立たないけれど、誰かのパフォーマンスを支えることで組織が前進する。そういった立ち位置にやりがいを感じています。
また、できるだけ『イエス』を出せるように頑張りたいと思っています。
すぐに答えられない依頼にも、できる方法を自分なりに調べて伝えます。
この価値観は、おそらく前職で営業補佐をやっていた経験からきていると思います。
営業が気持ちよく働けるにはどうしたら良いか、を考えて仕事する中で、自然と、『誰かの仕事をしやすくする、という立ち位置が向いているな』と。
その後、営業やコンサルにも挑戦したんですが、フロントに立って話すより、仕組みで支えるほうが自分に向いていると感じて、現在の業務スタイルに至っています。」
(山手)
「短期的には、先ほども触れた、オペレーターのレポート作成業務の工数削減をまず進めたいです。
レポート作成の時間を減らすことで、本来集中すべき業務に、より多くの時間を使える環境を整えていきます。
また、中長期的には、Notionの検索性向上が大きなテーマです。
さまざまな情報は順調に蓄積されてきたものの、では今度はその情報をどう探すのか、といったところですね。
体系化やタグ設計など、より探しやすく、再利用しやすい仕組みを作ることが必要です。
例えば、あるチームのドキュメントには「○○チーム」ってタグが付いてるけど、他チームの人が「その案件で使用していたナレッジを探したい」と思ったとき、どんなタグを付けておけば簡単にみつけられるのか、みたいな。
そういう“情報設計”を、もっと磨いていきたいと思っています。」
いかがでしたか?
「誰かの成功を、裏から支えることにやりがいを感じる」
山手さんのそんな言葉が、とても印象的でした。
表舞台に立つわけでも、派手な施策を打つわけでもないけれど、誰かの困りごとを解消したり、チームがよりよく動けるよう仕組みを整えたり。
その一つひとつが、確実にPIGNUSという組織を前へと進めてくれています。
ナレッジマネジメントチームが担っているのは、誰もが同じ土台に立ち、迷わず行動できる組織を作るという役割です。
それは、会社の成長を仕組みで支えるための、大切な挑戦です。