こんにちは! 温泉道場の岩崎寿哉です。5月26~28日、北軽井沢で行われた「かこむ仕事百貨」という合同企業説明会に昨年に引き続き、今年も参加させていただきました。私は昨年イベントの参加者として参加し、今年は企業側として参加させていただきました。今回はそんな私だからこそ感じた部分も含めて、イベントの様子や裏側をレポートしていきます!
昨年の「かこむ仕事百貨」ブログはこちら
焚き火を囲む合同企業説明会とは?
皆さんは合同企業説明会と聞くとどんなイメージが浮かびますか? スーツを着た多くの人が集まる大きな会場で、いくつもの企業の説明を聞いて回るようなイメージを抱くのではないでしょうか? 私も参加したことがありますが、参加者も企業側もどこか身構えた状態で、表面的なやり取りで終わってしまうような印象でした。
「かこむ仕事百貨」はそんな雰囲気とは打って変わった、「その人らしく」「自分の言葉で」企業のことや参加者がお互いを知ってご縁を作っていく。そんな場所です。
イベントを主催しているのは株式会社シゴトヒトさん。普段は多様な生き方、働き方をする人を紹介する求人サイトである「日本仕事百貨」を運営しています。そんなシゴトヒトさんが運営する「かこむ仕事百貨」という合同企業説明会は、北軽井沢という自然豊かな場所が会場であり、企業説明のブースが焚き火場なのです。いい意味で非常に変わった説明会であり、参加者と企業としての交流はもちろん、人と人の交流を深めるような場所でした。私も自分自身の働き方、ひいては生き方といったパーソナルな部分を対話を通して考えられる、そんな有意義な時間を過ごすことができました。
1日目:新緑の深まる北軽井沢へ
イベント前日の夕方頃、温泉道場一行は北軽井沢に無事に到着。イベント会場の「TAKIVIVA」は出店企業でもある、有限会社きたもっくさんが運営している会場です。到着すると早速、企業交流会が始まります。
焚き火が作る不思議な時間
焚き火を囲んでのフリートークの時間が始まりました。グループの分け方は「入社年次が近い人」。私は入社2カ月ということで入社年次が若い参加企業の方々と同じグループに。
そこではなんと私と同じく、昨年参加者として参加し、今年は企業側として参加している方に出会うことができました! 会社は違くとも、このイベントがきっかけで今の会社と出会った者同士ということで親近感を感じ話が弾みました。
焚き火が作るあの和やかな雰囲気はなんとも言葉で表し難いですが、良いものですね。全員初対面ですが、焚き火を囲んで話し始めるとなぜだか緊張感をあまり感じません。中心にある焚き火を見つめていると、心は落ち着きリラックスした状態で対話は進んで行きました。会話はそれぞれの今の感情が伝わり合うものであり、焚き火を囲むことで皆が同じリラックスした空気感になっていたから、居心地が良かったのではないかなと感じます。
そしてTAKIVIVA特製のカレー、串に刺さったソーセージと厚揚げをいただきました! だんだんと空が暗くなり、焚き火の炎が照り出したところでのディナータイム。
なんともパーフェクトマッチ。串に刺さったソーセージや厚揚げを皆でしゃがんで「ここで焼くといいんじゃない?」と、和気あいあいとした空気感でさらに打ち解けられたような感覚に。焚き火と触れ合う時間は少年心をくすぐられるような楽しい時間でした。
2日目:焚き火を見つめて、自分を見つめる
2日目の朝、いよいよ参加者を迎えてのイベント本番がスタート。常設ブースでは、個人的に会社に興味を持ってくださった参加者の方に会社の説明。焚き火ブースでは、社長の山崎さんや社外監査役の伊東さん含めた遠征メンバー総出で焚き火を囲みます。トークショーでは、宮本さん、白石さんがシゴトヒトのナカムラケンタさんと「地域を沸かすのは目に見えない熱量を持った人?」をテーマにお話が進んでいきました。
目に見えない人の熱量とは?
トークショーは「TAKIVIVA」の屋内スペースで行われました。
トークショーでは「熱量」を炎に例えて話は進みます。
炎には赤く燃えたぎるような炎と青くじんわりと燃えている炎があります。一見、赤い炎の方が熱いように見えますが、実はより熱いのは青い炎だと言われていますよね。「人の持つ熱量も、青い炎のように表面上は熱く見えなくても、心の奥底に強い風にも耐えられるような消えることのない強い想いを持つ人が、本当の意味で熱量を持った人といえるのではないか。」「熱量という目に見えないものは人それぞれ色んな形がありますね。」という流れで話が進んでいきました。
今年は社長の山崎さんは後ろで伊東さんと仲良く見守っていました。
私も「人の熱量とは」のような熱いテーマの話が好きなタイプなので、興味深く話を聞いていました。どんな強風の中でも消えないような強い想いは、その人の「夢」や「叶えたいこと」、そして過去の何か大きな「挫折」や「悔しさ」などから生まれるもので、人それぞれ様々な背景があり、十人十色で形作られているのではないかと私は感じます。
あなたのうちにある炎はどんな色や形をしていますか?
焚き火を囲んで見えてくるのは「その人自身」
焚き火を囲む時間は、シゴトヒトさんのファシリテーターの方中心に、その会社の人の働き方や普段感じていることを掘り下げていく形式で進んでいきました。私が感じたのは、話をしている人の人柄がより出ているなということ。会社内や日常の中で話すよりも、焚き火を囲んだ非日常空間の中で話しているとその人の素の部分がより見えるなという印象でした。
仕事探す上で最近よく耳にするのが「何をするかよりもどんな人と働くかが大切」ということ。実際に求職者として説明会に参加しても、そこで働く人が本当の意味で「どんな人たちなのか」は、なかなか見えてこない部分ですよね。お互いが身構えた説明会では見えてこない、その人の素が見えるそんな空間でした。その素の部分こそが会社で働く人を知ることに繋がる、一番のミソだと思います。
たくさんの方が集まって下さり、一つの焚き火では収まらないということで別の焚き火を囲むことも。
この「こっそり」という焚き火ブース。なんとも可愛らしくないですか? 個人的にお気に入りでした。ここだったら「実は私こんな事考えていて…」とつい本音が出てしまうのではないでしょうか? 本音を話した上でマッチングするのであれば、それがベストな採用なのではないかなと感じます。
おまけ:イベントの裏側
ここからはおまけコーナーとしてイベントの裏側を紹介したいと思います! 2泊3日で泊まらせていただいたコテージがこちら👇
形が美しくなんとも可愛らしい「石窯コテージMUGI」です。中にはピザ窯があり、イベント後の夜にメンバー皆でピザを食べました。ピザを焼いてる時間をすごく楽しそうにしていた白石さんが印象的でした(笑)
そして2日目の夜はこの日誕生日だった副社長宮本さんにケーキのサプライズ。小林さん、馬部さんの手作りケーキでお祝いです。入社2カ月の私も温泉道場メンバーの温かい雰囲気が心地良く、オフの時間もお互いを知れる良い機会になりました。
温泉道場には、PT (プロジェクトチーム)という全社課題解決のためのチームがあり、手を挙げた人が入ることができます。今回も私が所属している採用のプロジェクトチームとしての参加でしたので、この制度の良さを改めて感じることができました。
ここで得たものを通して、何を沸かす?
「かこむ仕事百貨」そこは身にまとっている肩書やキャラクターという名の鎧が剥がれ落ちる、そんな不思議な空間です。合同企業説明会ですが、「どんな人も受け入れる」そんな居心地の良さを合わせ持つ場所。
ぜひ、仕事を探している人はもちろん、漠然とした悩みや不安を抱えている人も「かこむ仕事百貨」に参加してみることをオススメします。多様な価値観を持つ多くの人との会話を通して新しい気づきも生まれるはずです。シゴトヒトさんによると来年もさらにパワーアップして開催予定だそうです!
温泉道場としても参加企業さんとの関わりができたり、メンバーそれぞれが改めて仕事に向き合う機会になりました。ここで得たものを通して「おふろから文化を発信する」、そして地域を沸かす温泉道場のさらなる進化にご期待ください!