こんにちは。マネーフォワード人事の井上です。
先日は、「Rubyコミッターと一緒にRuby 2.5について話そう!」と題して、マネーフォワードRuby勉強会#3を開催しました。
マネーフォワードのプロダクトは主にRuby on Railsによって開発されており、技術顧問には松田明さんを迎え、フルタイムRubyコミッターの採用やRubyKaigiを始めとするカンファレンスへのスポンサードなど、OSSへの貢献にも積極的に取り組んでいます。
今回は、マネーフォワードの技術顧問の松田明さん、マネーフォワードのエンジニアでRubyコミッターの卜部昌平、金子雄一郎から12月にリリース予定のRuby 2.5のコードについて解説いたしました。
また、イベント前にはマネーフォワード社内でRuby開発者会議が実施されていたため、何名かのRubyコミッターの方々にも飛び入りでご参加いただくことができました!
マネーフォワードのオフィスはJR田町駅直結の森永製菓さんの本社ビルに入って入ることもあり、会場には森永製菓の色々なお菓子をご用意してみました。
石井、もといアルパカ隊長(@alpaca_tc)よりご挨拶
まずは最初に、今回の司会進行を務める、MFクラウド会計のエンジニアの石井、もといアルパカ隊長より、企画の背景や会の流れについてご説明いたしました。
ちなみに当日の様子は”#mf_ruby”でもつぶやかれていますので、ご興味がある方は是非併せてご覧ください。
進化する Coverage.so、あるいは NODE と column のはなし by 金子雄一郎(@yui-knk)
まずは、MFクラウド会計のエンジニアでRubyコミッターの金子から乾杯の声がけと発表をいたしました。
Ruby2.5では、スタンダードライブラリの Coverage
が改善されて、ブランチカバレッジやメソッドカバレッジが取得できるようになります。これにあわせてカバレッジの測定時に構文の先頭位置や終了位置などが取得できるようになりました。
金子はこの位置情報関連を実装しており、発表では parse.y
の内部実装に踏み込んだ詳細な解説が行われました。
スライドの枚数が112枚という濃密な発表で、参加者からは「どえらい発表だった」との声をいただきました。
参加者への問いかけをしながら進んでいきましたが、なかなか高度な発表だったようです。
GOHAN&OSAKE
たくさんの社内のメンバーも参加していました。みんな真剣に話を聞いたり、質問をしたりと非常に興味津々な様子でした。
そしてそしてお待ちかねの、ごはん到着です!美味しそう〜!
金子が着ていたRubyistパーカー。かわいい。
Ruby 2.5 What's New by 卜部昌平(@shyouhei)
到着したご飯をつまみつつ、続いてはフルタイムRubyコミッターの卜部より、Ruby 2.5で導入される予定の新機能について簡潔にまとめた発表をいたしました。
会場にいらっしゃったRubyコミッターの方からも補足いただくという場面もあり、こちらの発表もとても盛り上がっていました。
落ち穂拾い by 松田明(@amatsuda)
Ruby2.5では、エラー発生時のバックトレースの出力順が逆順に変更されました。
松田さんからは、「落ち穂拾い」と題して、卜部の発表を補足する形でこの機能について発表いたしました。
「reverse backtrace については ruby-bugsの 8661 (※)までご連絡を!」
※ Feature #8661:Add option to print backstrace in reverse order(stack frames first & error last)
こちらでも、会場にいらっしゃったRubyコミッターの方々と会話をしながら話が進んでいきました。
懇親会
発表後は会場で懇親会を実施!まだまだ一次会!
その後は有志メンバーを募り、田町界隈のお店に場所を移して、二次会、三次会まで行われたようです。
今回はマネーフォワードメンバー以外のRubyコミッターにもご参加いただき、開発言語の新しいバージョンがリリースされる直前の情報が生々しく聞ける、滅多にない貴重なイベントとなりました。
撮影で参加した広報メンバーは「みなさんの熱量がすごい!みんなイキイキしてて楽しそうだった!」と話しており、非常に盛り上がった夜だったと思います。
今後も定期的にこのような勉強会を開催していければと思っていますので、機会がありましたらぜひご参加ください!
マネーフォワードでは、Rubyでお金の課題を解決したいエンジニアを大募集しています。
ちょっとでも興味をお持ちになった方はぜひオフィスに遊びにきてください。
メンバー一同、お待ちしています!