※2024年12月26日時点の記事です
スマホ1台でゲーム実況ができる配信プラットフォーム「Mirrativ」を運営するミラティブへ2024年に新卒入社した尾形啓悟さん。フルリモートで働く、広島在住のバックエンドエンジニアです。そんな尾形さんに学生時代を振り返ってもらうとともに、ミラティブを志望した理由や入社後の業務、フルリモート勤務などについて聞きました。
尾形 啓悟(おがた けいご)
広島大学で情報科学を専攻し、ブロックチェーンを使ったアプリケーションの研究を行う。大学院卒業後、2024年にミラティブへ入社。主にバックエンド開発に従事している。
競技プログラミングに熱中し、優秀な実績も残した学生時代
ーー学生時代に力を入れていたことを教えてください。
競技プログラミングです。プログラミングとは大学で出合い、友人からの誘いがきっかけで競技プログラミングの世界に浸るようになりました。競技プログラミングのコンテストサイトである「AtCoder」にも参加し、最終的には青色までレートを上げることができました。
また、「ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)」にも出場し、大学として数年振りの国内予選突破を果たしたことは、非常に印象深い思い出です。内心では競技プログラミングは就職活動に役立つだろうという腹づもりもあったのですが、それ以上に純粋に楽しさを見出し、熱中していました。
ーーミラティブを知ったきっかけを教えてください。
マンガやイラスト、小説などの投稿プラットフォームを運営するピクシブ株式会社で1年半ほどアルバイトをしていました。もともと、アニメやゲーム、マンガなどが好きで、サブカルチャーやクリエイターに貢献したいという思いがありました。
ミラティブの存在は就職活動を始めるようになってから知り、趣味に関わる仕事ができるという点から最初は興味を持ちました。しかし、いろいろと調べていくにつれて技術的な面でもミラティブに惹かれるようになっていきました。というのも、ミラティブではGo言語を採用しているんです。メインでGoを使っている企業はまだ少ないと思いますし、いち早くこういったモダンな技術を使えることは私にとってとても魅力的でした。
![]()
また、Mirrativはまだ成長中のサービスで、可能性にあふれていると感じたことも志望理由として挙げられます。私もMirrativの成長に貢献して、もっと多くの人に知られるサービスにしていきたいです。
今のやりがいは、自分が携わった機能に対するユーザーからの反応
ーー入社後の研修で印象に残っていることを教えてください。
一番印象に残っているのは、私を含む新卒入社した3人でMirrativの新機能を作り、実装して、社内発表するというものです。私以外の同期2人は入社前からミラティブのインターンに参加していましたが、私はインターンに参加していなかったのでMirrativのコードを触ることすら初めてで、最初は不安しかありませんでした。しかし、サービスについて調べたり、たくさん質問したり、自分から情報を取りながら一生懸命に取り組んだことで、最終的には良い機能を作れたと感じています。また、同期3人の関係性を深める絶好の機会にもなりました。
その他、エンジニアとして働く上での心得を学ぶ研修も心に残っています。特に印象的だったのは、ゆくゆくエンジニアのリーダーとしてチームを率いていく上では、技術力だけではないという話です。リーダーシップ能力や深いプロダクト理解が必要だということに、改めて気付かされました。仕事に対してどう向き合うべきかを考えさせられる機会になったと思っています。
ーー研修を経て、本配属となって取り組んでいることを教えてください。
バックエンドエンジニアとしてエコシステムチームに配属されました。エコシステムチームでは、Mirrativを開いて最初に出てくる配信の一覧画面や、配信を盛り上げるためのギフトなど、ユーザーさんの定着を促すような、サービスの質を高める機能の開発運用に携わっています。
入社後いくつかのリリースに携わってみて、SNSやMirrativでの配信などを通してユーザーさんから反応があることに、今は大きなやりがいを感じているところです。ときには批判的な意見もをいただくこともありますが、何も反応がないよりは改善できる余地があるという意味でも良いことだと思っていて、自分が書いたコードが何かしらの影響を与えられているということが自信につながっています。
![]()
ーー実際の業務に取り組むようになって、どんなことを感じていますか。
まず、開発者体験の良い環境が整っていることに驚きました。バックエンドにはクリーンアーキテクチャが採用され、単体テストが非常に書きやすくなっています。充実したテストによってバグにすぐ気付けるだけでなく、その後もQAで入念にチェックすることで、バグを残したままリリースすることをできるかぎり防いでいます。また、ミラティブのバックエンドではGoのカバレッジが90%を超えていて、一定以上の規模の開発ではQAフェーズでQAチームと一緒にチェックするので、安全性を重視した開発環境が整っていると思います。
まだ入社したばかりでサービスへの理解が浅い私でも、しっかりとテストができることで安心して開発に取り組めますし、同時に開発プロセスがスムーズで、高い生産性を実現できていると思います。
一方で、サーバーサイドの技術をPerlからGoへシステム移行を進めている真っ最中で、PerlとGoの両方のコードを書かなければならないことなどにはすこし難しさを感じています。今のペースだと、システム移行にはかなりの年月がかかると予測されていたのですが、現在はPerlXSを使ってPerlからGoを呼び出せるようにする機能を作っているので、それが完成すればGoへの移行がより早くなるはずです。
「わかりあい1on1」が改善するフルリモートにおけるコミュニケーションの問題
ーー周囲のメンバーに対して感じていることを教えてください。
とても心強く感じているのがメンターの存在です。サービスへの理解が非常に幅広く、どんな質問や相談にも答えてもらえます。まだまだ遠くその域には及びませんが、少しでも成長して近づいていきたいと思っています。また、他にも経験豊富で優秀なエンジニアが多く、より高みを目指したいと考える方にとっては最適な環境だと思います。
ーー尾形さんは地方在住のためフルリモートで働いていますが、社内においてはコミュニケーション面での工夫はあるのでしょうか。
研修の一環として実施されている「わかりあい1on1」という取り組みが挙げられます。社内の人に30分ほどの面談をお願いして、さらにその人から別の人を紹介してもらってまた面談をお願いするという取り組みで、広島からのフルリモート勤務で出社頻度が低い私は非常に助けられました。
![]()
社内にどんな人がいて、どんな仕事をしているのか知ることができるのはもちろん、出社したときに声をかけてもらえることも増えました。フルリモートのデメリットとなるコミュニケーションの問題を大きく改善できる取り組みだと思っています。「わかりあい1on1」を通じて、すでに30〜40人の方と話をできています。
また、最近ではミラティブが開発したライブゲーム「スラポンコロシアム」を当初から手がけていた方と話す機会があり、リリースまでの話を失敗談を含めて伺うことができて、実際にサービスを作る人の心情に解像度高く触れることができました。
普段の業務だけではなかなか知り合う機会のない方と話すことができるという意味でも、「わかりあい1on1」はとても有意義だと思っています。これが実現できるのもミラティブの行動理念である「わかりあおうとし続ける」があるからこそだと思っていて、私のようにインターン期間がなかったり、フルリモートで働いたりする方でも、安心して入社できるのではないでしょうか。
ミラティブには地方の学生でもエンジニアとして活躍するチャンスがある
ーーこれから目指したい姿をお聞かせください。
コードに対する理解をもっと深め、まずは一人前に業務をこなせるようになることが目標です。その後は、プロダクト開発だけでなく、エンジニアとしてバックエンドやフロントエンドなどいろんなポジションにも染み出し、深堀りしていけたらと思っています。
![]()
ーー最後に、ミラティブでエンジニアとして働きたいと考えている方に向けてメッセージをお願いします。
Mirrativを楽しむために実装されたアバター機能「エモモ」やライブゲームなどの要素は、エンジニアにとっても大きな魅力です。他にはあまりないユニークな機能ですから、開発に携われることに大きなやりがいを感じられます。
また、ミラティブはフルリモートで全国どこにいても仕事ができるため、地方に住みながら働くことができます。アルバイトやインターンへの参加も可能ですし、エンジニアとして働けるチャンスが少ないと感じている地方の学生さんは、ミラティブを候補に入れてみると良いのではないでしょうか。ぜひ、一緒に働きましょう!