「違い」を発見するために”小さな主語”で”事実”から話す。支援の現場で大切にしたい『ダイアログ(対話)』について、顧問の若新雄純氏と研修しました!-vol.2
こんにちは。manaby採用担当の佐藤です。過去にこのWantedlyのフィード記事で、「vol.1」を書いたものの、一向に「vol.2」があがってこないという現象を引き起こし、”ひっぱりぐせ”があると噂の(なってない)佐藤です。今回は、こんなにすんなり書けました!!
「自分らしい働き方」のために「自分らしさ」を科学する
10月某日、株式会社manabyの顧問である若新さん(株式会社NEWYOUTH代表取締役)と、ダイアログ研修を実施しました。新規事業所が次々と立ち上がる中で、いま一度確かめたい、“manabyが提供できる価値”。強みの一つであるe-Learningの学習サービスの仕組みに加えて、支援の質を高めるために、もうひとつ取り組んでいきたい「ダイアログ(対話)」に焦点を当て、今回の研修が行なわれました!
▽前半の記事はこちら▽
自分らしさは自分一人ではわからない!?支援の現場で大切にしたい『ダイアログ(対話)』について、顧問の若新雄純氏と研修しました!-vol.1
前回の記事で、ダイアログの必要性については理解できました。それも「日常的な対話」が必要…では、実際に『対話』といっても何を意識して話したらいいのか?「違い」に注目するって…?
実はやりがち?「違い」を発見できなくなってしまう何気ない一言。
互いの違いを理解し、尊重しあうために、まずは「発見」という工程が欠かせません。でも、違いの発見に至らないしゃべり方があるとのこと。(それはマズイ…)
とあるフレーズを用いることによって、私たちは「自分のことを言えなくなる」という現象に陥ってしまうそうだ。(オソロシヤ…)
そのしゃべり方とは……
「〇〇ってこういうものじゃないですか」
例えばーーーーーーー
「企業って…」
「今の社会は…」
「日本人は…」
どうですか?使ってませんか?
これらは”大きな主語”と言えます。このような大きな主語で話すことは、大きな事実。それは、普遍的なものだけで、簡単には分からないものです。よほど研究していなければ分からないことなのに、私たちはついつい大きな主語で話してしまいがちです。
この大きな主語で話してしまうことで、一人ひとりの事実に注目することが難しくしてしまい、違いを見えづらくしてしまうとのこと。
”小さな主語”で”事実”から話す
このようなフレーズを使わずに相手と話し、違いを発見しやすくするためには?
『小さな主語で事実から話す』ことが大切とのこと。
小さな主語とは、例えば、
「私は…」
「我が家では…」
「私が知っている●●では…」
というように、自分が明確に知っているもの。
その小さな主語で、経験したこと、起こったことは、小さな事実です。
小さな事実には、正解・間違いはありません。
「人は、まずは外に出ることが大切ですよね!」
というのではなく、
「私は、日中のうちに外に出ることで、1日を気持ちよく過ごせることが多いんですが、〇〇さんはどうですか?」
「私が出会ったある利用者さんは、体調が悪くてもまずは出かける準備をすることで、前向きに過ごせるようになったと言っていました」
こんな風に、まずは『小さな主語で事実から話す』ことを大切にしてみましょう。
そうすることで、その人の「違い」を発見できるはずです。
そうして、小さな事実をていねいに積み上げていくことが大切なのだそう。
それから、最後に自分の意見を伝える。その時も、小さな主語で。
「私は、〇〇だと思います」
いきなり最初から意見を伝えるのと、ていねいに「違い」を共有したあとの意見では、発する内容も受ける印象も全く違いますよね。