人生が変わる瞬間に立ち会う仕事。ルーツという生きづらさ解消コミュニティとは? | ルーツ
ーーでは早速ですが、「ルーツ」という場所について教えてください!笑 弊社の行う「ルーツ」という事業は、 ...
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長峰 知広(ながみね ともひろ)
前職のメディア運営(ライター・運営)から2021年7月にLOGZGROUPへ中途入社。就労移行支援事業所ルーツ横浜関内で生活支援員をしながら、採用にも携わる。
ー早速ですが、自己紹介からお願いします!
長峰知広です!
中途で入社して、現在はルーツ横浜関内で生活支援員をしながら、新卒や中途採用にも携わっています。特技はジャグリングで、「ディアボロ」と呼ばれる中国ゴマを回すことが得意です。
そこらの公園とか駅前にいる大道芸人よりは上手い自信があります(笑)。
いつかどこかでお見せできる機会があればな、と思ったり思わなかったりしています。
好きな食べ物は、天ぷらです。特に好物なのはまいたけの天ぷらで、秋になるとよく食べています。
ージャグリング!?すごい(笑)どうして始めようと思ったの?
中学までは野球をやっていました。高校でも続けるつもりだったのですが、入学してから「坊主にしないといけない」というルールを知りました。
「ちょっと坊主は嫌だな」と、野球はここであきらめました(笑)。それで、「別のことをしよう」と思ったのがきっかけです。
いろいろな部活の見学に行ったんですが、せっかくなら「聞いたことも見たこともないようなもの」をやってみたいなと。そんな中でジャグリング部の見学に行きました。
技が決まるときの爽快感や、部内の雰囲気が良かったのもあり、気がついたら入部してました!(笑)
ー坊主にしたくない、、思春期の高校生には大事なことだよね(笑) では、今までのキャリアを教えてください!
大学を卒業したあと、アプリ内の記事ライター・マンガ編集者として1年半ほど働いていました。アプリというのが「妊娠中や、子育てをしている方に向けた情報を発信する」といったコンセプトのもので、編集した記事やマンガというのも主にそのような方々に向けたものでしたね。
妊娠中の生活や子育てに悩んでいるご家族に寄り添い、わかりやすく正しい情報を届けるために記事を書いたりアプリの機能を作ったりといったことをしていました!
他には問い合わせ担当もしていました。新卒の自分にとって、子育てをしている方々のリアルな悩みや要望を聞けるのは新鮮でしたね。
ー主にメディア運営に携わっていたんですね!家族向けのメディアをやろうと思ったきっかけは何でしたか?
学生時代は「家族」という領域にすごく興味があったんです。はじめは、家族の中でも非行や不登校など「問題を抱えるお子さんのいる家族」に関心があり、施設や少年院なども見学させてもらっていました。
そのような家族がどうして出てきてしまうのかを考えていたとき、ふと「幸せな家族って何だろう」と疑問に思ったんです。
これまで「問題を抱える家族」についてしか考えてこなかったけど、「幸せな家族」については何も知らなかったんです。
そんな中で出会った前職は「幸せな家族を増やす」というビジョンでメディアの運営をしていました。
この会社で「幸せな家族とは何か」の答えに近づきたいと思ったのがきっかけですね!
ー前職からの転職のきっかけは何でしたか?
主に2つあります。1つ目は、自分の知人2人がうつ病を発症して仕事を辞めてしまったことです。
自分との関係が近いこともあり、2人それぞれの悩みや話を聞いていました。その話のなかで印象的だったのは、2人とも「自分は障害者だから」「病気だから○○できない」といった言葉をたくさん使っていたこと。自分の未来に悲観的になってしまっていたのかな、と。
今、彼らは自分のできることを見つけ、それに向かって前に進めています。ただ、もし最初から自分の未来を前向きにとらえられていたら、はじめに苦しんでいた時間も必要なかったのかもしれません。
当時自分がしていた「ライター」という仕事は、記事を不特定多数の人に届けるものです。自分が書いている記事が誰に届くかわかりませんし、評価も、口コミやレビューといった間接的なもの。
そうではなく、自分が直接、将来を不安に思っている方々の力になりたいと思いました。
2つ目のきっかけは、前職で障害を持つお子さんの保護者の声を聴いたことですね。
前職で編集した記事やマンガは、現役で子育てしている方の声をもとにしたものも多くありました。その中で、先天的に手足が欠けていたり、発達障害を持つお子さんの保護者の話を聞く機会もあったんです。
その方々は「子どもの将来が心配」と口をそろえて言っていたことを覚えています。例えば、「社会でやっていけるのか」「就職して働けるのか」など。
その人たちが、子どもの未来を心配しないで済む社会を創りたい。もし生まれてくる赤ちゃんに障害があったとしても、将来に希望を持てる社会にしたい。
この2つのきっかけがあり、転職しようと決めました!
ーいろいろな企業がある中で、LOGZGROUPに転職した決め手は何だったんですか?
「障害という線引きをなくす」というビジョンは、自分が思っていた「障害があってもやりたいことを諦めないでほしい」という想いと重なる部分があるなと感じました。
気づいたらWantedlyの「話を聞きに行きたい」ボタンを押していたのを覚えています(笑)。
初回面談では、担当である笹本さん(ルーツ横浜関内支援員の経験を経て、現在メディア事業部Puente代表)に、「LOGZGROUPってすごいカオスだよ!」と言われたことがとても印象的です(笑)。
カオスというのは、いい意味で「自分がやりたいと思ったこと」を発信すれば、「じゃあ、やってみっ!」って任せてくれたり、チャンスをくれたりする環境ということでした。
「すべてなんでも」というわけではないです。ただ、自分の引き出しを広げたいと思っている自分にとっては、すごくいいなと思っていました。
ーカオス、、確かにそうかも!(笑)「自分の引き出しを増やしたい」と思う理由は何ですか?
人それぞれやりたいことは様々ですし、もちろん今まで生きてきたバックグラウンドも全員違いますよね。
自分の目指す「目の前の人の力になる」を考えたとき、「自分自身のできることや知っていること」が少ないと、そんな「それぞれ」な方々の力になれないと思ったんです。
力になるためには、自分自身の引き出しを広げていくこと。
そうすることで、一人ひとりに合った提案や支援ができるんじゃないかなと思っていて、支援員もしながら色々なことに挑戦して、自分の幅を広げたいなと思いました!
ー「自分の引き出しを増やす」素敵です!入社してから取り組んでいることを教えてください!
ユーザーさんを就職に導く支援員として、利用者さんの体調確認や学習進捗などのヒアリング、方向性決めなどの支援を行っています。
また、既存の利用者さんだけでなく、見学や体験対応も中心となって行っています。就職のための講座を担当していたり、採用にも携わっています。
ーマルチに活躍してくれているよね!正直、入社してみて実際どうですか?(笑)
人にがっつり向き合う仕事は始めてだったのですが、対人だからこその楽しさと大変さがあって、やりがいは感じますね。
前職の編集やライター業務は基本的には「記事出せば終わり」だけど、支援はその利用者さんが在籍している限り続くから、締め切りがないんですよね。
支援計画がなかなか思うように進まなかったり、予測していない体調の変化があったりで大変さはあります。ただ、目の前の人の感情や反応をダイレクトに受けることができる所にはやりがいを感じます。
はじめはあまり心を許してくれなかった担当利用者さんが、自分に悩みなども話してくれるようになったときはすごく嬉しかったですね!
ー今後、取り組みたいことや挑戦したいことはありますか?
「引き出しを広げる」ってところにも繋がるんですけど、利用者さんが使っている教材などを自分も使って自分自身も学習していくことで、より具体的で実践的な支援をしたいです!
また、新しくルーツに見学や体験に来てくださる方に向けて、もっともっと具体的な「未来のロードマップ」を作れるようになりたいなとも思います。
悩みや生きづらさを抱え、今は将来に希望を持てない。だけど社会で頑張りたい、働きたいと思っている方々がルーツに見学に来てくれたとき、「ここで頑張りたいな」と思って帰ってもらいたいんです。
そのためには、より具体的なロードを一緒に作っていく必要があります。自分の未来が鮮明にイメージできれば、そこに向かって頑張ろうと思えるんじゃないかな、と思うんです。
その方の「これまで」や「今」、「これからしたいこと」を聞き取る力や、就職に関する知識など、インプットすることは山ほどあります。でも「目の前の人の力になる」ために頑張っていきたいです!
どんな相談でも受け答えられて、目の前の人の力になり続けていくということが「障害という線引きをなくす」という所に繋がると感じています。
もしかしたら前職で思っていた「幸せな家族を増やす」ことや、「障害があることに絶望しない」ことにも繋がるのかなと思っています。
目の前の人が幸せになることで、自分自身も幸せになるんですよね(笑)!
ーありがとうございます!最後に、ストーリーを読んでくださった方に一言お願いします!
LOGZGROUPは、自分で考えていろいろなことをやっていくことができる環境です!
福祉に興味がある方もちろん、それ以上にいろいろなことに挑戦してみたい人は、まずは「話を聞きに行きたい」から気軽に話に来てもらいたいです!!