統合報告書 | 株式会社リブセンス
リブセンスの統合報告書を掲載しています。
https://www.livesense.co.jp/ir/integrated-report/
こんにちは!リブセンス採用担当の五十嵐です。
今回は当社転職会議のP&M、まさよふ(不破昌代)の記事をご紹介します。
社内AI勉強会の登壇レポートを余すところなく解禁!
AI活用をもっと自分らしく、でも役立つ形で取り入れたい方には特におすすめです。
ぜひ“自分なりの問いと関係づくり”のヒントを見つけてみてください!
それではどうぞ!
こんにちは、リブセンス転職会議PdMのまさよふです。
先日、社内AI勉強会「他の人のプロンプトを覗いてみようの会」に登壇させていただきました。
ふだん、AIチャットツールを業務にもプライベートにも“そこそこ深めに”使っている身として、「プロンプトを覗き合う」というテーマにワクワクしながら話してきた内容を、社外向けにも一部ご紹介します。
社内勉強会の概要と雰囲気
登壇内容1:業務でのAI活用術
1-① 定量調査の設計や構造整理のアシスト
1-② ユーザーインタビューのスクリプト設計
1-③ AIメンターとの業務伴走
登壇内容2:プライベートでのAI活用術
2-① AIパーソナルトレーナー
2-② 香水のレコメンド。
AIプロンプトの活用Tips
当日の様子と社内の反応
登壇を終えて思うこと
おわりに
今回の社内AI勉強会「他の人のプロンプトを覗いてみようの会」は、2025年6月12日のお昼に約1時間ほど、オンラインで開催されました。
社内の有志4名の運営チームは「AIが当たり前に活用され、個人・業務・プロダクト・事業すべてがAIネイティブである組織を作る」を目標に社内イベントを運営していて、とても頼もしいです。
当日の参加者の職種は、PdM、マーケ、エンジニア、CS、セールス、法務、広報、人事と多岐に渡り、
日常的にAIを活用している人から、これからもっと活用したいという人まで、AI活用度の多様な35人のメンバーが集結。
そして、勉強会の最中にはSlackの「#全社会つぶやき部屋」チャンネルで、リブセンスの社内イベント恒例の実況がわいわいと行われていました。
「それやってみたい!」
「とてもわかる」
「みんなAIを擬人化してて面白い!」
など、リアルタイムでコメントが飛び交い、勉強会が“みんなのもの”という一体感が感じられる時間でした。
業務におけるAI活用については、「実務でどう使っているか」という視点から3つの例を紹介しました。
実際のAIチャット画面や、そこから生まれたスプレッドシートやmiroボードもスクリーン共有し、プロンプトだけでなく、その出力をどう業務の手触りある形に落とすか?をイメージしやすくするよう意識しました。
「調査目的→設問構造→ロジカルチェック」の流れや表現、結果の分析まで全体を通してAIと一緒に確認。
調査票の文言レビューや、調査の集計時に除去するノイズ回答定義のレビューなど、問いが曖昧なときには、意図を再言語化してくれたり、観点が足りないときには補ってくれて、常に心強い相棒として活用できます。
定量調査のノイズ回答定義のレビュー依頼プロンプト
ノイズ回答定義のレビュー結果
ユーザーインタビューのスクリプトを、AIと一緒にたたき台を作成。最初の取り掛かりのハードルを下げてくれたり、意外な視点をくれることが多々あります。
ユーザーインタビューの流れと構成案の設計プロンプト
ユーザーインタビューの流れと構成案の結果
AIに人格を与え、元・鬼PM執事というキャラ設定で運用しているAIメンター“セバス”。プロジェクトの反省や意思決定における壁打ち相手として、論点整理と内省の深堀りを手伝ってもらっています。
AIメンターの活用法は詳しくはこちらのnoteにて。
プライベートでも、AIはわたしの「補助脳」や「パートナー」としてかなり働いてくれています。
いまの体重や体脂肪率や目標、自分の体型がわかる画像などを伝えて、
・現在の筋肉の状態からの弱点の仮説
・トレーニングプランの提案
・やる気が出る声がけや、叱咤激励
まで、まるっと支援してもらってます。
AIパーソナルトレーナーのプロンプトと体型観察結果
私の性格や、どんなシーンに合わせたいかを伝えると、香水のブランド名+具体的商品まで提案してくれます。
香水レコメンドのやりとり抜粋
LLMに嗅覚や感性の話をするのって、最初は不思議でした。でも、「抽象的な自分像→具体的な選択肢」への橋渡しがとても得意なので、すごく助けられています。
このような発見や向き合い方の変化は、AIとのやりとりにおける小さな醍醐味かもしれません。
ちょっとしたテクニックですが、これを知っておくとAIとのやりとりがうまくいったことも勉強会で紹介しました。
社内勉強会の名物でもあるSlackの実況チャンネル#全社会つぶやき部屋には、今回もリアルタイムで反応や疑問、笑い声が流れ込み、いい意味で“勉強会らしくない”にぎわいがありました。
勉強会イベント当日のSlack実況の様子
AIを私も愛称で呼んでるよとリアクションがあったり、香水や音楽のレコメンドに対し「LLMに聴覚とか嗅覚に関わる話をするの、興味深い」とコメントがあったり、堅苦しさのない、でも確実に学びと刺激のある空気感が広がっていました。
また、運営メンバーから後日共有いただいた、参加者の方のアンケートの声も印象的でした。
やっぱりみんな、そんな温度感で使ってるんだなぁ、AIをどんどん使っていいんだという雰囲気が作れていること自体に価値を感じた
私自身も、以前は「プロンプトってちゃんと書かなきゃいけないのでは」と肩に力が入っていたタイプです。
だからこそ、この言葉には深くうなずき、改めて使い方は人それぞれでいい。試行錯誤の過程こそナレッジになると思えました。
他の登壇者の方の発表内容もとても刺激的で、特に2つの事例が印象的でした。
勉強会の全体を通して、「共に思考を耕す存在」としてのAI活用が広がっているのを実感できる貴重な体験でした。
今回の登壇で改めて思ったのは、「AI活用に正解はない」ということです。
むしろ、“自分なりの問い方”や“自分だけの関係性”をAIと築けることが、最も面白く、最もパーソナルな技術体験なのかもしれません。
私はよく、AIに「私の情報をたくさん食べて育て~」と念じます。
体型や性格、癖、悩みや好きな世界観まで開示して、AIに私を学んでもらう。
すると、「あれ、私のこと、私よりわかってる?」と感じる瞬間があります。
AIに対して、“こちらが質問して答えをもらう”という一方向的な向き合い方では、できることに限界があります。
そうではなく、「私が実現したいこと」のゴール像を伝えたうえで、今わかっていること、手元の情報を渡し、「私に代わって、AIに問いを立ててもらおう」とすると、新たな選択肢やアプローチの道筋を、AIがともに歩んでくれようとするのです。
このnoteが、あなたなりのAIとの向き合い方を見直すきっかけになったらうれしいです。
そして、もしどこかで「AIってこんなに自由でいいんだ」と誰かに話したくなったら、あなただけの次の“プロンプト”が動き出したサインです。
リブセンスでは、生成AIを活用する際、業務で使って良いサービスとそうでないものの区別、機密情報の漏洩や権利侵害の防止、不正確な出力への注意等の社内ガイドラインがあります。このガイドラインを遵守した上で、AIを活用しています。
業務で活用できる生成AIサービスには、、Gemini、NotebookLM、Atlassian Intelligence(Confluence)、LobeChat(OpenAIのGPT-4o, o1)などがあります。
事業部でも、コーポレートでも、全社でAIを様々な目的で活用することをあたりまえとする動きがあり、今回の社内勉強会のように、AI活用をお互いに開示しあい、笑ったり驚いたりしながらアップデートしていく風土があります。
「AIをあたりまえに活用しながら、課題解決に取り組んでみたい」
「もっとリブセンスのことを知ってみたい」
そんな風に思った方は、2025年6月にアップデートされた統合報告書や会社紹介資料を、ぜひのぞいてみてください。