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「わたしは、わたしのままで素晴らしい」みんなが心からそう思える世の中にしたい。採用リクルーターの私が目指す、LITALICOの未来図。
渡邉 晶子(わたなべ あきこ)
株式会社 LITALICO 新卒・中途採用担当。
立命館大学スポーツ健康科学部卒。中高保健体育の教員免許を取得後、2017年株式会社LITALICOに新卒入社。LITALICOジュニア大阪京橋教室にて、1~18歳のお子さまとそのご家族の支援を担当。2018年9月に同社人材採用部へ異動。学生アルバイト・新卒・中途の採用担当として従事。
「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、お子さま一人ひとりに合わせた支援を提供する教室(児童発達支援や放課後等デイサービスなど)を運営しているLITALICOジュニアでは、現在、一緒にお子さまの支援に向き合う仲間を募集しています。
この連載では、LITALICOジュニアで働く様々な職種の5人のストーリーをお届けします。
学生時代は体育教師を目指して運動教室で週6アルバイトをしていました
多くの学生や転職活動をする人にとって、企業の採用担当者は、はじめて会うその会社の人かもしれない。そんな会社の採用の窓口として、社外の様々な人とLITALICOとの縁を繋いでいるのが人材採用部の渡邉晶子だ。
「人材採用部という部署で採用の仕事をしています。多くの方が採用担当と聞いてイメージされるのって、面接をしてるのかなとか、説明会をやってるのかなとかですよね。私がやっているのはそれに加えて、LITALICOのことを知らない人に知ってもらうための採用広報の仕事があります。例えば、専門職の人を対象にしたイベントの企画や、社員の友人や知人を紹介してもらい、LITALICOのビジョンに共感してくれる人を増やすリファラル採用の推進などに取り組んでいます」
2017年新卒入社の社会人5年目。LITALICOジュニアの教室で指導員を経験してから現在の人材採用部に異動。採用の仕事をはじめて3年になる。説明会や面接で彼女の人柄に触れてLITALICOがもっと好きになったという声が聞こえてくることもある。これまでにたくさんのLITALICOのファンをつくってきた彼女にとって、採用担当の仕事はまさに天職と言えるのかもしれない。そんな渡邉だが、大学入学当初は体育教師を目指していた。
「もともと体育の先生になりたいと思っていて、大学ではスポーツ健康科学部に入りました。大学で教職の授業を取りながら、指導の経験を積みたいと思い、子どもの運動教室のインストラクターのアルバイトを週6で約4年続けていました。朝9時に一限目から授業に出席して、16時ぐらいに授業が終わり、そこから運動教室のアルバイト。子どもたちが帰った後も、時には夜中の3時とか4時までチームでミーティングという毎日でした」
挑戦することに意味があるから、きっかけはなんでもいいと思った
体育教師になるという目標に向かって多忙な大学生活を送っていた渡邉だが、次第に進路に疑問を感じるようになった。
「ある時から、私が本当にやりたいのは体育の先生じゃないかもしれないと思いはじめました。具体的には、科目教育にあんまり興味がないということに気づいたのと、集団教育にも疑問を感じたんです。例えば、私の場合は子どもの頃体育の授業で過ごす時間が好きでした。でも、子どもによっては運動が苦手で体育が嫌いな子もいますよね。私は、その子がハードルの授業でハードルを跳べたとしても、跳べなかったとしても、それはどっちでもいいと思っています。跳べたとしても、跳べなかったとしても、その子がありのままで素晴らしいということは決して変わらない。それよりも、何かに挑戦することで自分に自信がついたり、物事をポジティブに考えられるようになることに意味があると思っていて、だから、きっかけはなんでもいいと思いました」
やりたいことはある程度明確になってきた。でも具体的にどんな仕事だったらそのやりたいことを実現できるのだろうか。そんな進路を模索している最中に、渡邉は偶然LITALICOに出会った。
「大学3年生の時には教員にはならないことは決めていたのですが、自身が幼少期受けた教育に課題を感じていたことから、教育に関わる仕事には就きたいと考えていました。LITALICOに出会ったのは、3年生の秋。LINEバイトのパンダ一郎くんに、『なんかいいバイトない?』ってメッセージを送ったら、自動返信で『あなたにピッタリの求人があります』って、返って来たのがLITALICOジュニア 梅田教室のオープニングスタッフだったんですよ。(笑)将来教育業界で働くだろうから、LITALICOでアルバイトすることは何かの役に立つと思って応募したのですが、正直当時は、発達障害のお子さまが通う教室だってことをあんまりよく理解していませんでした。だから実際に出勤して、はじめて癇癪(かんしゃく)を起こしている子を見たときはびっくりしました。でも、実際に支援の仕事をはじめてお子さまと向き合っているうちに、自分が運動教室で見てるお子さまと、LITALICOジュニアのお子さまは、確かに特性に違いはあるかもしれないけど、褒められたら嬉しくてがんばれるとか、根っこは一緒だなと思ったんです」
就職活動では、はじめから教育業界に絞っていた。アルバイトを続けていた運動教室の運営会社、中小企業の経営者を対象に人材教育を実施する会社、そしてLITALICOの3社で選考を進めていった。教育業界といっても対象や関わり方は企業によってさまざま。悩んだ末に、子どもたちに直接関わることが出来て、一人ひとりに合わせた支援ができるLITALICOへの入社を決めた。
できなかったことができるようになる瞬間に立ち会えることが一番嬉しい
入社後はLITALICOジュニア 大阪京橋教室に配属。学生の時と比べ社員になってからは裁量権が大きくなって、ますます仕事が楽しくなったと振り返る。
「やっぱり社員になってからの方が、やれることの幅が広がって、自分で決めれることも圧倒的に多くなったので、すごく仕事が楽しくなりました。私はお子さまが出来なかったことが出来るようになる瞬間に立ち会えることが一番嬉しかったのですが、LITALICOジュニアではそういう瞬間に毎日の様に立ち会えるので、本当にやりがいしかなかったですね。(笑)あとは、教室の運営業務も意外と楽しくて、毎月どのくらいのご利用者様に支援を届けることができたかの指標として教室ごとに稼働率を追いかけるんですが、チームのみんなで目標を決めて、達成したらめちゃくちゃ喜び合ったりしてました」
LITALICOジュニアの指導員としての充実した日々。チームの関係は良く、お子さまや保護者さまからの信頼も得ることが出来た。ところが、そんな社会人生活が1年を過ぎた頃から、渡邉は自身のキャリアに葛藤を抱えるようになったという。
「社会人2年目がはじまったあたりから、このままでいいのかなと悩むようになりました。その時はちょうど会社が上場して、組織がどんどん大きくなっていくタイミングでもありました。LITALICOジュニアのいち指導員の今の自分から見えている景色はあまりにも狭い気がして、もっと視座を上げないといけないんじゃないかと不安を感じていたんです。その時の気持ちを教室長やマネージャーに相談する中で、もっと会社のことを知って、会社のことを広められる仕事がしたいと思うようになりました」
同じ年にLITALICOジュニアの関西の教室に配属された同期はみんな指導員を続けていたが、渡邉は東京本社に異動して採用の仕事に挑戦することを決めた。
社員さんがプライベートな関係の人に会社のビジョンを語るってすごい
採用の業務をはじめてからは、もともと興味のあった、会社のことを広める仕事に挑戦することが出来た。
「LITALICOは特にビジョンを大切にしてる会社なので、それが伝わって『いいね!』って共感してもらえて、一緒に働きたいと思ってもらえた時に一番やりがいを感じます」
渡邉が採用担当として特に力を入れていることの1つにリファラル採用の取り組みがある。
LITALICOジュニアでも今後このリファラル採用をもっと増やしていきたいと語る。
「採用担当として社員みんながリクルーターになるみたいな採用文化をつくっていけたらいいなと思っています。今でもたくさんの社員の方が友人や知人、時には家族にお声がけしてくださっているんですけど、社員が自らプライベートな関係の人に自分の会社のビジョンを語るってすごいことだと思うんです。そんな文化をLITALICOの中でもっと広げていきたいと思っています。今は、年間の採用人数の中の約10%、10人に1人が社員との繋がりをきっかけに入社されているんですが、これを5人に1人とかの割合を目指して、もっとリファラル採用が促進されるようにがんばりたいと思っています」
「わたしは、わたしのままで素晴らしい」自分らしく生きていると思える瞬間が一番幸せだと思うから
最後に採用担当者として日々候補者と向き合っている渡邉に、LITALICOで働くことを検討している人に伝えたいメッセージを聞いた。
「これは私の持論なんですけど、たぶん人って自分らしく生きていると思える瞬間に一番幸せを感じるんじゃないかと思うんです。自分らしく生きるためには『わたしは、わたしのままで素晴らしい』と心から思うことができ、自分がやりたいと思っていることとやっていることが一致している環境に身をおけていることが重要だと考えています。私は、LITALICOは色々なちがいを持っている人が、それぞれ自分らしく働くことが出来る場所だと思っているので、是非ありのままで面接に来ていただいて、一緒に未来を見極めていけたら嬉しいです」