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1Qお疲れ様でした!お寿司を囲みながら、振り返りと見直しの大切さを語るLTに

はじめに

こんにちは!LegalOn Technologies採用担当です。
開発組織主催の社内Meet Upイベント「LegalOn Tech All-in(略してLTA)」も、あっという間に4回目を迎えました!
2025年6月26日に開催された今回は、役員が自分たちの現状の危機感を語り、エンジニアたちが赤裸々にインシデントや構造的課題をユニークに取りあげる回になりました。真面目で、だけど重たすぎず、ちゃんと笑いもある第4回の様子をご紹介していきます。ぜひご覧ください!

(まずは会場の雰囲気をお届け!)

(今回の司会は、リファラル入社のフロントエンドエンジニア 小林さん!)

\小林さんのリファラル入社対談もぜひ、合わせて読んでくださいね!/

前職の同僚を四半期ごとにスカウト!リファラル採用制度を使った二人に聞いてみた | 株式会社LegalOn Technologies
今回は、フロントエンドエンジニアとして活躍している倉津と小林にインタビュー。前職で同じプロジェクトに携わっていた二人は、「リファラル採用」で再び同じ職場に。先にLegalOnに入社した倉津が小林...
https://www.wantedly.com/companies/legalontechnologies/post_articles/969501

今回もソフトドリンク(お酒も可★)を飲みながら。
オンラインの参加者も一緒に、奥村さんの「かんぱーい!」で和やかにスタートしました。

お品書きと概要

Leader’s message

LegalOn Technologies6年目の私が今感じること(奥村/執行役員・CCO)

(会社のこれまでの成長と未来を笑顔で話す奥村さん)

第4回となる今回のLTAは、CCO 奥村さんのメッセージから始まりました。
テーマはずばり、「捨てる勇気、変える勇気」
これまでの成長を振り返りつつ、次に向けてどう変わるべきかを真正面から語る、まさにLeader’s messageと呼ぶにふさわしいセッションでした!
創業以来、契約書レビュー AI のプロダクトを軸に急成長してきた LegalOn Technologies。その中で、「これまでの成功体験が、これからの成長を阻んでしまうかもしれない」という課題に、正面から向き合おうという内容でした。
リリースから数年が経ち安定運用ができている製品でも、「本当に今のままで良いのか?」「お客様の業務や期待は変わってきていないか?」といった問いが増えてきているといいます。プロダクトも組織も、拡張し続けることによって、知らず知らずのうちに動きづらさを抱えてしまう。
その変えづらくなる空気を打破するためにこそ、今のタイミングでプロダクトや体制をフラットに見直す必要があると話してくれました。
どの機能を保ち、どの仕組みを変えていくか。そうした意思決定の土台を築くには、まず「立ち止まって見直す」ことが必要なのだと、強調されていました。 冒頭から、チーム全体にいい意味での緊張感が走るような、そんなセッションになりました!

👨🏻奥村さんコメント
「捨てる勇気・変える勇気が、今必要」と題し、当社の未来についてお話ししました。事業としては、多くの従業員の絶え間ない努力が実って素晴らしい成長を遂げることが今までできましたが、生成AIによる技術革新により市場で求められるもの、ユーザーの期待値が大きく変わりつつあります。この状況を名著である「イノベーションのジレンマ」を題材に自分たちごととして今捉えるとどうなのか?ということを共有しました。
今、私たちLegalOn Technologiesに最も求められているのは、現状に安住せず、大胆に変化を受け入れ、自らを変革していく「捨てる勇気・変える勇気」です。この話が、皆さんの日々の業務における新たな挑戦のきっかけとなり、LegalOn Technologiesの次なる成長を共に切り拓く機会となれば幸いです。

新規事業プロジェクトを支える技術(辻/新規事業 Tech Lead)

(Temporal Data Modelと“時間”の設計 とは。。。!)

開発の過程で生まれた問いに端を発し、新規事業プロジェクトに導入されたのが「Temporal Data Model」でした。
辻さんのセッションでは、時系列データの取り扱いに悩んだリアルな背景と、それに対して選ばれた技術的なアプローチが語られました。
PostgreSQLやAlloyDBの拡張機能を使いつつ、Valid Time/Transaction Time/Decision Timeなど3つの時間軸をどう設計に落とし込んだのか。時系列データをちゃんと扱うことの意味を、プロダクト文脈でしっかり掘り下げるセッションでした。
「SQLで過去を正しく問い合わせられるって、地味にめちゃくちゃ便利です」という辻さんのひとことに、じわじわ共感のうなずきが広がっていました。

Postmortemをもう一度(石垣/Site Reliability Engineer)

(もともと小説家を目指していたという石垣さん。和やかな場の雰囲気を生み出す力、さすがです。)

SREチームの石垣さんによるセッションでは、インシデントの振り返りを通じて信頼性を育てていく「Postmortem」の考え方と、当社における運用の現状が紹介されました。
日々のインシデント対応の中で、振り返りを書くことまではできても、その後のレビューやアクションがうまくつながっていない。書きかけのまま宙に浮いてしまうPostmortemが多い現状を、SREとしての立場から率直に共有してくれました。
そんな状況を変えるべく、石垣さんが紹介したのは、「ちゃんと機能するPostmortem運用」に向けた新たな仕組みづくりです。 インシデントが起きたら、まずは24時間以内にドラフトを書く。1週間以内にチームでレビューを終え、その中で出た改善アクションはJira上でタスク化し、週次で進捗を追う。さらに、月に一度は特に良かったPostmortemを社内で表彰し、ポジティブな循環を作っていく。
ただルールを敷くだけでなく、チームとして書ききることを当たり前にする文化をどう根付かせるか。そのために、SREがまず先頭に立って旗を振っていく、そんな覚悟を感じるセッションでした。

昔のインシデント(岡田/Engineering Manager)

プロダクト開発にインシデントはつきもの。 岡田さんのセッションでは、当社で過去に発生した代表的なインシデントケースを5件ピックアップし、それぞれどんな気づきや改善につながったのかが紹介されました。
たとえば、認証基盤の移行時に起きた一部環境でのログイントラブルや、コード上の仕様変更に伴って検知されたセキュリティ課題。いずれもチームが協力して迅速に対応し、その後の再発防止やプロセス改善に活かされてきた事例です。
中でも印象的だったのは、「LegalOn」のリリース直前に発生した技術的な不具合への対応。当時の状況や判断の背景、そして「なぜ起きたのか、次にどう備えるのか」を、冷静かつ率直に語る岡田さんの姿勢に、多くの参加者が耳を傾けていました。
どんなトラブルも「経験して終わり」ではなく、チーム全体で共有し、次の開発につなげる。そんなナレッジの循環が、当社の開発文化の中で着実に根づいていることが伝わるセッションでした。

AIに意識を乗っ取られないために(倉津/Software Engineer)

生成AI時代のエンジニアの姿勢を語ってくれた倉津さん!
生成AIと日々向き合う中で感じていることと、そこから生まれた実感を丁寧に共有してくれました。
内容は、生成AIによって書かれたコードをそのまま信用する危うさについて。パッと見は正しく動いているように見えても、よく見ると意図しないライブラリが導入されていたり、Lintルールが無効化されていたり、スキップされたテストが含まれていたり。そうした見落とされがちな落とし穴の数々が、具体的に紹介されました。
倉津さんは、「AIに任せる範囲と、人が判断すべき範囲をきちんと区別すること」、そして「自分たちの設計思想やルールを明文化してAIに従わせること」が大切だと語ります。開発チームとしての誇りと責任感がにじんでいました。
生成AIが当たり前に使われるようになったからこそ、あえて立ち止まり、「なぜそのコードを書くのか」「それは本当に正しいのか」と考え続けることの大切さを、あらためて教えてくれるセッションでした。

なぜ技術ブログを書くのか(浅野/Staff Engineer)

(「みんなで書く」エンジニアリングブログ文化、再起動中!)

最後のセッションは少し肩の力を抜いて、ブログ文化の話。 普段から外部発信に積極的な浅野さんと、採用広報を担っている人事の堀次さんが、「なぜ書くのか」「どう書くのか」を語ってくれました。
当社の検索チームでは、少しずつ書く文化が浸透し、年々投稿数が増加しているとのこと。
「難易度の高い内容を書かなくていい」 「今日のLTAで発表した内容も、1つの記事になる」
技術記事が採用活動にも社内の共感にもつながること。そして、書くことで技術の言語化力や発信力が磨かれていくこと。
そんな実感が共有され、書くことをチームの一員として自然に引き受けていく姿勢の大切さを、あらためて考えさせられるセッションとなりました。
Engineering Blog、みんなで盛り上げていきましょ~!

LegalOn Technologies Engineering Blog
LegalOn Technologies 開発チームによるブログです。
https://tech.legalforce.co.jp/

おわりに

「変化の真っ只中で、自分たちの仕事をどう進化させていくか」という問いに向き合う姿勢が、とても印象的でした!
LegalOn Technologiesの開発チームには、動かしながら考えるという柔軟さと、今のままでいいのか?という自問自答が常にあるように感じます。
もしこの記事で少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアルに話を聞きにきてみてください。技術的な話も、組織の話も、たっぷり共有します。

★おまけ★
最後の懇親会はお寿司を食べながらおいしく楽しく終わりました!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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