AIをとことん使い倒す!Searchチームの社内ハッカソンの様子をお届け | 株式会社LegalOn Technologies
こんにちは!LegalOn Technologies採用担当です。検索推薦チームによる「ハッカソン」が、今年も行われました!2025年6月18日~ 6月20日の期間で開催され、発表会当日はプロダ...
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こんにちは、LegalOn Technologies採用担当です。
今回もLTA(LegalOn Tech All-in)のイベントレポートをお届けします!LTAとは、開発組織が主催する社内Meet Upイベントで、2か月に1回のペースで開催されています。
2025年9月25日には、第5回となるLTAが開催されました🎉
今回司会を務めてくれたのは、SRE&プラットフォームに所属の小市さん✨ 6月に入社されたばかりですが、早速の大役を引き受けてくれました。ありがたい!
(タイトルは、「State of AI 2025 - BVPレポートより」)
今回のLeader’s messageを担当してくれたのは、CFO(Chief Financial Officer)の大木さん!
テーマは、BVP(Bessemer Venture Partners)のレポートをもとにした「AIがビジネスに与える影響」。投資家の視点から見たAIのインパクト、AIネイティブなスタートアップの成長スピード、そして今後のトレンド予測まで、幅広い内容を語っていただきました。
AIネイティブスタートアップの成長モデルである、「シューティングスター」を紹介。これは従来のSaaS企業の成長曲線と比べて、AI時代ではおよそ半分の期間でARR100億円を達成できることを示唆しているとのこと。わくわくしますね。
一人目の発表はLTA初登場となります、フリーランスで約20年活躍されている乙幡さんです。 契約書の署名依頼を承認する社内ワークフローの必要性から、Flowableを導入した経緯について紹介されました。
Flowableは BPMN 2.0に対応し、Spring Bootで構成されているうえ、管理UIも提供されています。 そのため、開発難易度の高いワークフローでも効率的に構築できたとのこと!
お2人目はSearchチームから勝田さんが登場。
発表では『UNIXという考え方(Mike Gancarz著、オーム社・2001年)』の内容をベースに、ソフトウェア開発の困難さに触れつつ、試作の重要性について語ってくれました。試作は、不確実性を減らし、開発対象を学び、さらにユーザーの要望を確認するために欠かせないものだと強調。さらに『人月の神話(フレデリック・P・ブルックス,Jr.著、丸善出版・2014年)』に登場する「セカンドシステム症候群」にも言及し、試作の本当の目的は「第三のシステム」にできるだけ早くたどり着くことだと解説していただきました。
また、Searchチームでは毎年ハッカソンを開催しており、まさに試作の重要性を実践しているチームです。その様子もぜひご覧ください!
第2回LTAぶりの登場となる島根さんからは、勝田さんの発表でも触れられていた『人月の神話(フレデリック・P・ブルックス,Jr.著、丸善出版・2014年)』を紹介。その中で提唱されている「ブルックスの法則」や「一度目は失敗するつもりで作り、二度目で頑張る」 という考え方は、今日のソフトウェア開発においても有効であり、重要な知見であると強調されました。
さらに、ソフトウェア工学の古典的な書籍として、『プログラミング心理学(ジェラルド・M・ワインバーグ著、日経BP社・2011年)』や『ソフトウェア文化を創る(G.M.ワインバーグ著「ワインバーグのシステム思考法」共立出版株式会社・1994年)』シリーズを紹介。そこでは「品質とは誰かにとっての価値である」 という考え方を共有してくれました。
時武さんも第2回ぶりに登場!
AI-powered Development CoE (AID)として取り組んでいる、開発生産性を3倍にすることを目標に掲げた「PJ Triple(プロジェクトトリプル)」について紹介してくれました
AIエージェントの導入や開発手法の提案、生産性の可視化・改善支援などを進めた結果、現状では1.2倍の生産性向上を実現しているとのこと!👏
一方で、AIエージェント自体はすでに定着したものの、開発プロセス全体の効率化にはまだ課題がありそうと教えてくれました。AIエージェントが定着した今こそ、組織やプロセスのテコ入れが必要であり、効率的な改革には一人ひとりの意識が欠かせない、というメッセージを共有してくれました。
AI-powered Development CoE (AID)とは
社内のAI活用に関する情報を集約し、集合知として日々の開発業務に応用できるテクニックを還元することで、社員の業務の「助け」となることを目指す取り組み。
LTA発起人でもある吉岡さんがラストに登場です!
昨年から高まったLLM(大規模言語モデル)への関心をきっかけに、学習目的で「バンドセッションをサポートする自作アプリ」を開発した経験について発表してくれました。(吉岡さんはドラマーなんです🥁)
DBスキーマの作成、バックエンド、フロントエンド開発で得られた学びをシェア。LLMのおかげで未経験領域も構築できた一方、全体的なアーキテクチャ設計は人間の役割であると実感したそうです。完成したアプリを「令和のプロダクトというより、平成後期の印象」と表現し、AIをどう活用すれば顧客に新しい価値を届けられるか、を改めて考えるきっかけになったと語ってくれました。
お酒を飲みながら「上期終わりますね~」「早いですね~」としみじみ。
CTOの後ろからひょっこり清水さん(SRE)。
今回のLTAは、著書を引用した発表が多かったのが印象的でした。
まさに変革期のいま、自分たちの進んでいる道は本当に正しいのか、と誰しもが不安を抱える中で、こうした古典や名著に立ち返って学びを得ることは、とても有益だと感じます。
新しい技術が次々と登場し、時代の流れが大きく変わっていく中でも、大切にすべきフィロソフィーは、実は昔から変わらないのかな。と発表を聞いていて感じました。
そんな私はいま『スマホ時代の哲学(谷川嘉浩著、ディスカヴァー携書・2025年)』を読んでいます✌(だいぶ読みやすくて面白い)
LegalOn Technologies では、開発職を積極採用中です! ご興味のある方はご応募お待ちしております!