コウダプロが新卒採用する理由 | 株式会社コウダプロ
先日、藪から棒というわけではありませんが、「コウダプロが新卒採用する理由について、ブログ記事を書いてください!」と、弊社原口から言われましたので、言われるままにキーボードを叩いています。まぁ、テ...
https://www.wantedly.com/companies/kouda-pro/post_articles/542076
コウダプロ5年目、原口でございます。
前回のストーリーでは、社長に「コウダプロが新卒採用する理由について書いてください!」とリクエストし、書いていただきました。
位置エネルギーと運動エネルギーに例えた話が面白く、そしてなるほどなと思いました。
そこで、本日は社長のブログに対してアンサーソングならぬ、アンサーブログを書いてみます(笑)
原口水月は、2019年3月に福岡大学の商学部商学科を卒業し、新卒第一号としてコウダプロに入社した。
当時のコウダプロは創業4期目。
六畳一間のオフィスで社長と数名の社員で運営されていた。
当時、新卒採用は行っていなかったのだが、幸田社長がとあるFacebook投稿を見たのをきっかけに原口に出会い、のちに採用することとなる。
大学4年の1月になってもなお就職の内定がなかった私。
「こんなくだらない活動やってられねぇ」と言って就活をやめたものの、働きたい気持ちはあったので、ゼミの教授である飛田先生に「働きたいけど内定がない。どうしたらいいですか?」と泣きついたところ、Facebookでこんな投稿をしてくれた。
幸田社長はこれに食いついた。
先生から「コウダプロっていう商品開発やってる会社があるけど面白そうだから見学だけでも行ってみたら?」と勧められ、即答で「行きます!」と答えた。
なんでもコウダプロは朝礼をやっているそうで、その場に来るよう言われた。
会社へ入ってみると、狭い。とにかく狭い。
よくこのスペースで7人働いているなと驚いた。
しかし、朝礼が始まってさらに驚いた。
なんと、全社員が集う朝礼の場で、とある2名の女性社員が人間関係で揉めているとの話をしているのだ。
そして、話を聞いているとその場でその問題は解決した。
会の終わりの雰囲気は明るかった。
なんということだ!
「言いたいことがあるなら正々堂々言えばいい」、「裏でコソコソやられるとそっちに気がとられるんだよ」と思う私は、これを目撃して「この会社はなんて合理的で頭の良い会社なのだろう」と感動した。
その数日後、コウダプロ憲法の勉強会があるとのことで再度会社を訪問した。
その日はコウダプロ初となるコウダプロ憲法の勉強会の日であった。
それもそのはず、この日に初めてコウダプロ憲法がお披露目されたのだから。
丸一日かけて行われたその勉強会で憲法の解説を聞きながら、「これまでの人生で私がぶつかってきた壁や感じた悩みの答えがここに書いてある…。エゴを論理性で包まないとか、淡々とするとか、こざっぱりするとか、どれも私に必要なものだ…」と再び感動した。
と、内心では思っていたのだが、どうやら私はその時枝毛をいじっていたり、足をぷらぷらさせていたらしい。
それを見た先輩方は「あ、この子はウチに興味がないんだな」と思ったそう。
そりゃそうだ。今の私なら同じように思う。
勉強会の後、社長と江西さんと3人で話した。
そこで私は「コウダプロで働きたい」と伝えた。
今も昔も「来るもの拒まず、去るもの追わず」なスタイルの幸田社長は私を採用してくれた。
のちに聞く話によると、このとき、幸田社長は「ウチぐらいの会社が新卒採用する余裕あるかねぇ」と江西さんに相談していたらしい。
そこで江西さんが「えー、良いんじゃないですかねぇ」と社長の背中を押したからこそ私は採用されたのだ。
江西さんに感謝である。
当時のコウダプロは、over35の先輩方しかいなかった。
そこに1人で新卒入社した無鉄砲な22歳。
入るほうも入るほうだし、こんな無礼者を採用するほうも採用するほうだ。
そして、その無鉄砲さや無礼さは入社後も過分に発揮された。
入社2日目。
新卒を迎え入れるからということで、ベテランの江西さんと熊谷さんが社員研修のメニューを組んでくれていた。
その研修の中にクレーム対応なるものがあった。
「えっ、このご時世にクレーム対応研修…?」と訝しげにも思ったがとりあえずやってみた。
私がデパートの店員、社長がお客様役で、お客様からのクレームの電話に対応するというロープレだった。
日頃からリアルクレーマーとして活動されている幸田社長は役を完璧に演じられていた。
電話なので外からかけてくれたのだが、私がどんな対応をしてもいちゃもんをつけてくる。
も〜、めんどくさい。。早く終わらせたい。。
なんとかロープレを終わらせてひと息ついた頃、社長がオフィスに戻ってきた。
開口一番、「楽しかった?😄」と言われ、プチーンと何かが弾けた私はこう言った。
「全然楽しくなかったです。パワハラで訴えようかと思いました!!」
その後、社長と江西さんから懇切丁寧なご指導をいただくことに。
仲介役をしてくれた江西さんに感謝である…。
感謝の気持ちを持つことや昂った感情をコントロールすることをこのとき学んだ。
飲み会で社長を怒らせてしまったこともある。
「二次会は江西ちゃん家でするばい!洗濯物とか干してないやろうね〜」と冗談を言う社長に対し、「そういうのやめたほうがいいと思います。江西さん嫌がりますよ」と謎の正義感を持って言う私。
社長が冗談で言っていることは江西さんももちろんわかっていたのだが、当時の私にはそれが冗談とわからずひとりだけ間に受けていた。
そこからなんやかんやあって、怒って先に帰ってしまった社長。
社長が帰ったからと言ってそそくさと帰る私。
焦った先輩方は二次会へ。
そこに社長も合流して先輩方が「なんで暴走する若者を止めないんだ」と怒られたそう。
その日、夜中3時に江西さんから何度も着信が入っていた。
何回目かで気づいて出ると「社長がめっちゃ怒っとるよ」と言われる始末。
この電話がなければ事のヤバさを認識できていなかった。
またしても江西さんに感謝である。
翌朝、誰よりも早く会社へ行き先輩方に謝罪まわりをした。
もちろん朝礼はその話題。
このときは、こざっぱりすることの大切さを学んだ。
他にも、「アスガールって数値目標とかないですけど何のためにやってるんですか?目的を考えるのが大事なんですよね?」とか、「先輩方が憲法に反してるじゃないですか」とか、正論なのだが1年目とは思えないような発言をたくさんしていた。
改めて、幸田社長はよくこんなとんでもないやつを採用したものだと思う。
でも、それと同時にこうも思う。
「私があのときコウダプロに入社していなかったら今のコウダプロは存在しないのではないだろうか?」と。
運動エネルギー(=可能性)に着目するからこそ新卒採用を行っているコウダプロ。
どんなひどいやつでも可能性に賭けて、しっかり育てたらその可能性は大きく花開く。
しかし、可能性は可能性のまま散っていくこともある。
社長はギャンブラーなのだ。
つまり、社長は2019年3月、時間とお金を引き換えに、原口に賭けるというギャンブルをした。
私のコウダプロ憲法へのコミットメントは、入社してから今日まで、どの社員よりも高いと自負している。
そのコミットメントがなければ早々に会社を辞めていたことだろう。
何も信じられなくてもコウダプロ憲法だけは信じていた。
これを体現できる人間になれば私の人生の幸福は増えるし、会社ももっと良くなると信じていた。
だから嫌なことがあっても頑張れたし、未来だけを見ていたように思う。
社長や江西さん(当時の上司)も原口を信じてくれていた。
だからいろんな仕事を任せてくれた。
クライアント様に提案する商品の企画、アスガールの新しい取り組み、新卒採用など。
嫌なことがあるとは言え、コウダプロが好きだからどの仕事も楽しくて全力でやってきた。
それで、新卒1年目ももうすぐ終わるという頃に、社長から「事業推進室のマネージャーやってみない?」とのオファーをいただいた。
事業推進室とは今の未来開発室のことで、とにかく何でもやるチームだ。
江西さんがずっと持っていたチームなのだが、江西さんにはOEMに専念してもらいたいとのことだった。
「ま、まねーじゃー…???」と戸惑ったのだが、せっかくいただいたチャンスだし、これが会社のタメになるのならと引き受けた。
もちろんたくさんの試行錯誤があった。
今も試行錯誤している。
マネージャーを任せると決めたときの社長は、原口に2回目の賭けをしたのではないだろうか。
「今はまだそんなキャパじゃないけど役割与えてみたらやってくれんじゃないか?」という賭け。
5年目となる今の原口は、まあ、日々noteやTwitterなどで見ていただいている通りである。
社長は2回目の賭けに勝ったのか?負けたのか?
それは今これを読んでいただいているあなたにご判断いただきたい。
いや〜、改めて昔の原口ってひどいやつだったな〜。
社内外で「原口さんすごいですね!」と分不相応なお言葉を言っていただけることもあるのですが全然そんなことありません…。
本当に人間性が終わっていたんです…。
ですので、みなさん、これからは「しょせん原口はそんな程度の人間なんだ」と思っていただけましたら幸いです(笑)
あ、あと、24卒以降の新卒採用やってます!!!(必死)