こんにちは!未来開発室の米山です!
コウダプロに興味を持ってくださっている方や、就活中の方の中には「選考過程でどんなことが起こるのだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか👀
本日は、そんな気になる疑問に、社員の入社前の経歴も交えてお答えしていく、連載「入社までのキセキ」第8回をお届けしてまいります。
今回は2023年10月に中途入社された、ヒット屋・独創本部の安藤さんにお話をうかがいました。“普通ではない選考”を経てコウダプロに入社し、働くママとしてキャリアを再起動させた安藤さんの物語を、インタビューを通してお伝えしていきます!
安藤さんについてはこちらからも!
それでは、安藤さんよろしくお願いいたします。
—— 入社前はどんなお仕事をされていましたか?
新卒で入ったのは自動車ディーラーでした。特に車に興味があったわけではなく、私が就活をしていたタイミングがちょうどリーマンショック後で、採用枠も少ない時代だったので「採用されたから」を理由に働いていました。
そこから転職して、東京で派遣社員として事務職に就きました。子供が生まれて産休・育休を取ったのち復職をしたかったのですが、“待機児童問題”に撃沈し、社会復帰を諦めました。
その後は、純粋にパン作りが好きだという理由から、パン製造のパートを始めました。ところがパン屋の閉店と福岡転居が重なり退職。
その後社会復帰をするにあたってハローワークに通う中で職業訓練をすすめられ、Word/ExcelのPCスキルを一から学び直しました。
当時の安藤さんの詳細はこちらの記事で!
—— 当時の自己認識を、あえてキャッチコピーで表すと?
それぞれの時代でやっぱり変わってて、
ディーラー時代は、「働くことを舐めてるクソゆとり世代」でした。
派遣時代は、「ただ時給で働く一般的なOL」。
パン屋パート時代は、「純粋にパン作りを楽しんでいる人」です。
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—— コウダプロに応募しようと思ったきっかけは?
ハローワークに出ていたコウダプロの事務職の求人を見つけたのがきっかけです。職業訓練を経て事務職に就きたいと考えていたため、募集要項が「簡単なパソコン操作ができる人」で、学んだスキルを活かせそうだし、どこかハードルを低く感じたことがきっかけになりました。
また、「仕事と家庭の両立」が重要でした。特に、家族の送迎など、時間的な制約がある中で働けるかどうかを重視していました。パン作りの仕事をしていた時は「パン作りができること」が第一条件だったのですが、その後は家族の生活に支障をきたさない働き方が条件でした。
コウダプロでは、時差出勤や1/4休など働く親にとってありがたい制度があります。応募のきっかけからは少し離れますが、実際に利用されている社員から話を聞けたことで安心できたのもありました。入社前に人事担当の江島さんに、子供が熱を出したときはリモートが可能であること、早く来て早く帰るような時差出勤が可能であることなど、積極的に確認したのを覚えています。
—— その後、応募にあたって憲法などを読んでどう思いましたか?
憲法は応募のタイミングで読みました。読んだ際の第一印象は、「これ本当に会社の経営について書かれてるものなのかどうか」「普通の会社にあるものではない」というものでした。
「正直何これ」と、拒否感とかではなく、見たことない珍しいものとして捉えていました。
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憲法以外にも、入社前にはホームページとnoteを見たのですが、本当に謎で、非常に印象的でした。noteの中では「借金返済の話」が印象に残り、楽しそうな会社だなというイメージを抱いたのを覚えています。
——コウダプロでは選考過程の一環として朝礼参加をお願いしていますが、はじめて参加したときはいかがでしたか?
午前中いっぱい朝礼をやると聞いて、何をするのだろうと思っていました。以前の会社では会社の業績や業務連絡をする場だったため、その長さに違和感しかなかったです。
初めての朝礼で覚えているのが、長倉さんの「大人のカレースパイス」販売の報告です。大阪出張でポップアップ的に販売をしてくるというものだったのですが、社長がその頑張りをどう思うかと「よく頑張った」「もっと頑張れた」「どちらでもない」の3択で全員に問いかけていました。
この時、「どちらでもない」に手を挙げた人がまあまあな数いて、「どちらでもないってどういうこと」と、社長が非常に怒っていたので、「うわ、これどう見ればいいんだろう」と感じて…。
あと、朝礼の最後にワンコメを回す際に、私以外にいた3人の応募者の方々は即挙手して、自ら意見を述べていたのも記憶に残っています。
私は固まってしまい「あ、これ挙げるやつなんや。挙げるのが正解なんや」と気づいたものの、幸田さんから「安藤さん、あなた大丈夫ですか?」と促されるまで発言できませんでした。自主的にコメントできなかったし、もうこれ選考終わったと(笑)。
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—— その後の選考フローはどんな形でしたか?
朝礼が終わってから、面談までに筆記試験が行われました。私はこういう選考があることを想定していなかったものの、「受けとかないと進めない」と思い受験しました。(※2025年11月現在、筆記試験は選考フローに含まれておりません)
試験中、私の近くで受験していた男性の応募者の方に、「これ計算のところとかスマホ使っていいですかね?」と聞いたら、「ダメに決まってるでしょう!」とかなり強い勢いで怒られたのを覚えています(笑)。そりゃそうですよね。
筆記試験後には、幸田さん・江島さんと、その怒ってきた応募者の方と一緒に面談を受けました。特に何があったかは覚えてないんですが、会食面接に進むかの話などをしたと思います。
私はそのとき、面談と同じ形で応募者の方と同時に会食面接をすると思っていたので、約束の日に時間より10分早く会社のビルの下で一緒に向かうために待っていたのですが、あたりまえのように彼は現れませんでした。
——会食面接はどうでしたか?
夜には、部門長ばかりが参加する会食面接が行われました。私は、この面接を「内定前の最終すり合わせ」だと考えていたので、もしここで落ちたらもう人間不信になるだろうという思いで臨んでいました。
ひとりでの参加を想定していなかったのもあって、めちゃくちゃ緊張していたんですが、一般的にはあるだろう自己PRもスキル確認も一切ありませんでした。何の話をしたかというと、漫画『刃牙』の話です。
私と幸田さんで『刃牙』のキャラクター・花山薫や愚地独歩の話で盛り上がって(笑)。私は特に花山薫というキャラクターが好きで、社長から実在したモデルの喧嘩師の話を聞かせてもらったのを覚えています。
そこからは、伝説の暴走族「極悪」のドキュメンタリー動画を全員で鑑賞する時間もありました。
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一般的な就活では絶対にない選考・話題だったからこそ、素が出せたと感じています。途中で、この場はスキルより「人間の芯」やカルチャーフィットを見ていると腑に落ちてからは「別に落ちてもいいや」と、ただ楽しんでいました。
—— そこから内定はどう伝えられたんですか。
私の会食面接は、こんな感じだったからか「なんのひっかかりもなく、一瞬で終わった」と言われることが多いものの、実際は内定が確定しない状態で二次会のバーまで行きました。
そのバーで、深夜0時を過ぎたころに社長から突然の握手と記念撮影。私はその握手の意味するところを理解できず「え、これ何の握手で何の写真…?」と困惑気味でした。
解散後、帰りが遅くなったので車で送ってくださった松尾さんに車内で「これって内定ってことで合ってますか?」と確認して、ようやく内定を理解しました(笑)。
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—— コウダプロに入って価値観の変化はありましたか?
以前は「子どもが生まれたら人生は子どものもの」という感覚で、仕事は二の次でした。仕事は自分の拘束時間を提供してお金をもらう手段という感覚でした。
しかし今は、「仕事って、こんなに夢中になれるんだ」と実感しています。お金のためだけでなく、「人間性を磨く」という発想にも惹かれ、「本当の意味で自分を大事にできてる」という実感があります。多様な考え方や価値観に触れ、仕事の楽しさや人生の充実感を強く感じています。
もしコウダプロに出会っていなかったら、子供の成長などを楽しみつつも、仕事の楽しさやいろんな世界を知る機会を得ないまま終わっていたかもしれないと感じています。
——コウダプロに入社してなかったらどうなってたと思いますか?
コウダプロに入社していなくても、正直それなりに楽しい人生を送っていただろうとは思います。子どもの成長を見れたり、たまに旅行に行ったり、映画や遊びに行ったりして、それで楽しんでたと思います。
でも、仕事や自己成長の面では、全然違うようになってると思います。一般的な事務職だと、仕事は単にお金をもらうために自分の拘束時間を提供しているという感覚のままだったと思います。
一番大きいのは、色々な世界を知る機会や、多様な考え方や価値観に触れることができなかっただろうところです。「人間性を高める」とか「心の玉を磨く」といった、次元が違うカテゴリーについて考えることは一切なかったと思います。
コウダプロに入ってはじめて「本当の意味で自分を大事にできてる」という実感を得たので、入社していなければこの感覚はなかっただろうなとも思います。
——コウダプロに入社して良かったですか?
入社して良かったと断言できます!!
働くお母さんにとって働きやすい環境だし、子どもの急な発熱にも理解があり、嫌味はゼロです。社員のみなさんも優しくて、「休んじゃダメです」と言われたことは一度もありません。残った人が穴埋めをするというネガティブな風潮も全くないため、本当にやさしい環境が広がっていると思います。
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—— 子育てと仕事の両立で迷う人に、一言お願いします。
どこかで聞いた言葉なのですが、「今この瞬間が、人生でいちばん若い」ということを伝えたいです。
年齢や制約で立ち止まるのではなく、まずは行動してみること。ダメだったとしても、それは失敗ではないし、とにかくやってみるべきだと思います。
安藤さん、インタビューありがとうございました!
子育てや働き方に揺れながらも、「もう一度、自分の力で働きたい」という思いを手放さなかったことが印象的でした。
コウダプロの「人の芯を見る選考」と、安藤さんの「素のまま向き合う勇気」。そのふたつが重なったからこそ、安藤さんはここで“働く楽しさ”を取り戻し、自分の人生をもう一度動かし始めたのだと感じました。
コウダプロで、過去の経験も糧にして、仲間とともに挑戦し続ける安藤さん。これからどんな企画や成長を見せてくれるのかにも注目です👀✨