「教育を“たまたま”や“ラッキー”で終わらせてはいけない」 子どもの貧困問題に人生をかける彼女がカタリバを選んだわけ
ーカタリバへの入職のきっかけとなった“原体験”について詳しく教えてください。早くに父を亡くしてひとり親家庭で育ちました。生活に余裕はなく、小中学生の頃から「好きなものが買えないな」と思っていましたが、明確に周囲との違いを実感したのは高校生のとき。部活に入っても、費用の面で遠征に行けなかったり、部活に必要な用具を買い続けられなかったり……。結局部活を辞めてアルバイトを始めることにしました。進路の話題でもみんなは「県外の大学」とか「私立の大学」の学校名を普通に出していましたが、私は入学金や授業料の額にビックリしてしまって……。「自分でお金を貯めなければ自分の未来は切り拓いていけない」と感じま...