「メンバーの声を形にする」カタリバのオフィス移転ワークショップの全貌|NPOカタリバ|教育・子ども支援
こんにちは。広報部のあべあいりです。 子どもの居場所づくりや学び支援を行う認定NPO法人カタリバは、13年間過ごした東京・高円寺から、東京・中野にオフィスを移すことになり、移転準備を機に組織のカルチャーを再編するプロジェクト「カルチャー編集室」が立ち上がりました。 ...
https://note.com/katariba/n/neee59e4319f3
全国6つの拠点で教育に関する多様なテーマと向き合いながら活動をしているカタリバ。北は岩手、西は島根、学校の教室だったり自治体の施設だったり、事業部によってオフィスの場所・かたちはさまざまです。
この記事で紹介するのは、カタリバの本部機能を持つ、東京都中野区の中野事務所。経理・労務・人事など経営管理に携わるチームのほか、全国高校生マイプロジェクト・ユースセンター起業塾など全国の団体や学校をサポートしている「中間支援」の立場にいる事業部や、主にオンラインで活動している事業部がここに所属しています。
今回は中野事務所に所属するスタッフたちに「オフィスのお気に入りスポット」をアンケートで聞いてみました。
エントランスの奥にひろがる「オープンスペース」。フリーアドレスのデスクや、キッチン、カフェカウンターがあり、スタッフたちがそれぞれの目的で自由に出入りするこの場所をお気に入りスポットに選ぶ人が多数!
「いろんな方が出入りするので『初めまして』『久しぶり』といった挨拶や雑談もしやすく、万能な場所でお気に入りです。1人で集中したいときももちろん使えます。また、日当たりが良くて他のフロアよりも全体的に自然光が入って明るいのもお気に入りポイントです」(広報/森田晴香)
「他の事業部の人も頻繁に出入りするので、『最近どう?』『あの件なんだけどさ......』という会話が生まれやすい。テキストコミュニケーションだと生まれにくい会話につながりやすいと感じています」(全国高校生マイプロジェクト/本田詩織)
「(ほかのフロアは静かな雰囲気なので)周りを気にせず話せるのがお気に入りの理由です。出社頻度が少ないため、誰かと話してアイディアが欲しいときに事務所に行ってます!」(経営管理/伊賀哲也)
「(オープンスペースの一角にあるカフェカウンターには)菜園部が育ててくださった野菜のお花や、みなさんのお土産、おすそ分けのお菓子、気になる雑誌の共有、季節感のある飾り物などが飾ってあったりして、ほっとできるスペースになっています」(経営管理/山森裕香子)
「FOCUS SPACE(フォーカススペース)」と名づけられた、3階執務室の窓際席。線路に面しているこの席は、人通りもなく、一人で集中してしっかり業務を進めたいときのスポットとして多くのスタッフから支持を集めています。集中して作業を進めながら、ふと手を止めたときに見える電車が良い気分転換になっているようです。
「視界に人が入らず、人通りも少なくて集中できる。窓を向いているので、壁を向いているよりも気分が良い気がする」(経営管理/菊地麻子)
「めっちゃ集中できる!外が見えるので、ちょっとした気分転換にもなる」(ルールメイキング事業部/草加夢野)
「電車が見えて、線路がどこかに続いてる感じがするからお気に入り」(経営管理/田中健次)
「乗ってきた電車をみながら、今日もがんばろうと思える」(ユースセンター起業塾/村岡真智子)
ミーティングシーンのお気に入りスポットとして多くの票を得たのが、1F応接室と2F「こあがり」。応接室はエントランス横にあり、お客様をお迎えすることも多い部屋。カタリバの取り組みや雰囲気が伝わるような、温かみのあるスペースになっています。壁の半分を占める本棚には、子ども支援に関するさまざまな書籍やスタッフおすすめの本がたくさん。
「自然光が程よく入ってくることもあり、明るい雰囲気です。いわゆる会議室独特の閉塞感がありません。また(ライブラリースペースには)本がたくさん並んでいてメンバーと『この本、読んだことあるよ』と雑談のきっかけにもなります。正面玄関の手前にある部屋なので、来訪されたお客様と挨拶する機会もあり、そういったところも気に入っています。」(ファンドレイジング部/高橋公香)
「ソファで仕事すると、程よく肩の力が抜けて集中力が高まるので、無心で作業に向かいたいときにここを選んだりする。ひとりでも、みんなでも使える、いろんな顔を見せてくれる応接室」(ユースセンター起業塾/米田瑠美)
一方「こあがり」は、その名のとおり靴を脱いでくつろげる空間。適度にリラックスした気持ちでミーティングの議論も弾みそうです。
「日当たりがよく、床が木で落ち着きます」(全国高校生マイプロジェクト/大塚莉紗)
「仕事をしていてもリラックスした感じが出るからお気に入り」(オンライン・子ども家庭支援/瀬川知孝)
「靴を脱いで、足を伸ばし、いつもと違う景色が見える」(経営管理/佐藤万里江)
執務スペースとして以外にも、さまざまな用途を許容してくれるのがカタリバオフィスのいいところです。ゲストを招いたイベントの開催や、有志スタッフによるサークル活動などでも活用されています。下の写真は、ある日の終業後に応接室で開催されたウクレレ部の様子。
中野事務所は2024年に別の場所から移転してきたばかりの新しい拠点です。移転の際には所属するスタッフの有志が集まり、大切にしたいことや改善したいことに関するリアルな声をあつめて新オフィスの構想・設計に活かしました。自分たちの声が反映された事務所になっている分、スタッフたちからの愛着もひとしおです。
▼プロジェクトの全貌はカタリバのnoteでご覧いただけます
以上、今回はNPOカタリバ中野事務所で働くスタッフの「お気に入りスポット」を紹介しました。みなさまにとって、カタリバの拠点を少しでも身近に感じていただくきっかけになればうれしいです。次回もお楽しみに!