2025年5月に入社した松本 明(まつもとあきら。ニックネームMikey)。
impactに入社してからの3ケ月を振り返り、今の率直な想いを聞いてみました。
略歴:
約18年間リテール業界にて、販売・店舗管理、本社トレーナー、エリアマネージャーを経験。組織が進化するためには人の成長が重要と痛感。 そして、組織や人に貢献していくために、慣れ親しんだ業界を離れ、もっと自分を成長させたいと現職へ。
---オンボーディングプログラムを終えたMikey。現在担当している業務について教えてください。
Client Success Department(CSD)というプログラムを提供する部署に所属し、コーディネーターとして稼働しています。もともとファシリテーター希望で入社したのですが、impactの真髄を理解するためにも、まずは場づくりのプロであるコーディネーターの業務を学んでいます。カスタマイズされたプログラム構成を理解し、「場をもっとこうすべき」などのディスカッションをチームで行う経験は、この先ファシリテーションを担う上でも、とても大切だと感じています。
---impactに入社して感じていることは?
学びの場がとてもたくさんあることです。経験学習を実践している会社だけあって、上手くいっていることも、いかないことも全て学びに繋げられるようにサポートしてもらえます。そして、特にすごいなと感じることは、直属の上司に限らず、自分の行動をよく見てくれていて、行動すればするだけフィードバックをもらえることです。そのフィードバックは、Principleに基づく称賛も含まれており、全て成長のためのヒントになっていると感じます。だからまた、チャレンジしてフィードバックをもらい、ヒントを得て活かそうとする。まさに成長するための好循環があると思います。
---なぜ慣れ親しんだ業界を離れてチャレンジしようと思ったのですか?
利き手のきかない環境で丸裸になって、一皮むけたいと思ったからです。
---もう少し詳しく聞かせて下さい。
遡りますが、前職、前々職での経験を少しお話させて下さい。
前職では、リテールのエリアマネージャー、前々職ではリテールのトレーナーをしていました。いずれも、外部環境が目まぐるしく変化する中、数年でブランドが変化していきました。そして、その変化に伴い、我々スタッフも新しい環境に適応していく必要がありました。しかし、ブランド愛が強いスタッフの方々は、なかなか変わることができなかったんですよね。
具体的にお伝えすると、同じトレーニングを受けていても、成果を上げていく人とそうでない人がいる。どうしてその差が出るのかを観察していった結果、トレーニングの先、現場に落とし込む段階で大きな差が発生しているのだということに気づきました。知識やスキルではなく、その人のマインドによるところが大きい。慣れ親しんだ、うまくいったやり方を変えたくない、変わりたくない人がいる。ブランド愛が強いほど、その傾向が見られたように思います。もちろん、売上を上げていくためには、いろんな打ち手があるのですが、それだけでは継続していかない。社会にフィットしていくというか、その社会が変化しているのだから、自分たちも変化していく。マインドを変えていく必要があると思いました。
ですが、マインド変化を起こす、ここに向き合わないといけないとは思っていても、トレーニングでは難しいなと思いました。変わることにより、自分たちが愛するブランドが壊れてしまうのでは?という怖さ。もちろんブランドが壊れないようにトレーニングも含めあらゆる設計がされているのですが、一歩踏み出すチャレンジができない。色々話しましたが、私がまさにそうでした。チャレンジできずに変われなかった。
そんな時、知人を通じてimpactのことを知り、オープンプログラムに参加しました。
三日間初対面の人たちとチームを組み、数々の課題解決を行います。そして、最終日に共に色濃い体験をした参加者同士でお互いにフィードバックする時間がありました。そこでずばり自分を言い当てられたというか、見抜かれていました。
自分でも自覚していた「控えめ」という点。初対面からたった三日で他人に見抜かれるということは、自分が思っているより相当「控えめ」なんだろうなと。ファシリテーターからも「グッドリスナーだね」と別の表現で言われていたのも、同じことだと思います。
プログラムの中でずっと、ここはこうしたら解決するな、この順番で進めるのがカギとなるんだろうなとか、自分の中に言いたいことはあるんですよ。でも、いつも遠慮してしまう。そして、事後の振り返りの時に、あの時伝えておけば結果が変わったのかもと思う。この繰り返しでした。そこをズバリ見抜かれていたわけです。
でも、このままではいけないと、最後の課題解決ではチームで達成するために、異論を出したり、これまでであれば絶対に手を挙げなかっただろうプロジェクトに参加したりと、自分の殻を破るための一歩を踏み出してみました。正直すごく怖かったです。ずっと自覚し、守ってきたものを手放すというか、踏み出すことが。なんだか丸裸になってチャレンジする感覚でした。そして、変化する、成長するとは、こういうことなのかと。コンフォートゾーンを飛び出すのは、やはり怖い。でも一歩踏み出すと何か自ら進めている感覚になり、伸びしろを見出せる。
これだと思いました。
そして、この体験をさせてくれたimpactのプログラム。これを提供する側になりたいと強く思ったことが、慣れ親しんだ業界を離れてチャレンジしようと思った動機です。そして、自分みたいに変わりたいって思ってもらえるようなプログラムを提供していきたいと思っています。
---これが「利き手のきかない環境で丸裸になって、一皮むけたいと思った」という表現の意味だったんですね。
はい。強みも出し過ぎると弱みになっちゃうだろうなと。もっと環境を変えて、全力で自分に向き合っていきたいと思ったわけです。そして、一歩踏み出す怖さと踏み出した先、ここからの経験を踏まえ、将来、古巣のリテール業界へも何らかの形で貢献できたらと考えています。
---それでは、これからチャレンジしていきたいことは何ですか?
アシスタントマネージャーやその先のマネージャーを目指していきたいです。理由は、クライアントや参加者の葛藤に共感できるファシリテーターになりたいからです。そのためには、自分自身が組織運営を行う経験をもっと積まないと難しいと感じています。まずはアシスタントマネージャーを目指し、チーム運営などに携わりたいです。
---最後に、これからimpactへの入社を考えている人にメッセージをお願いします
率直に二つのメッセージを送りたいと思います。
まず、impactには職種に関わらず、あらゆるチャンスがあり、それを学びに繋げる仕組みもたくさんあります。だからこそ、受け身で待つのではなく、何事も失敗しても良いのでやってみることが求められます。その結果、自分の可能性を拡げることができるのだと思います。次に、顧客視点でものごとを考えること。ここまで拘ってクライアントに想いを馳せる取り組みをしている会社はないのではないでしょうか。営業目的ではなく、クライアントの話を聞きに行ったり、それを基に部署を超えて社内でディスカッションしたりすることが当たり前に行われています。全社員で取り組むから、どの部署でも、どの役割でも顧客視点が身につくのだと思います。
ちなみに、自分はリテール業界からの転職ですが、リテール業界でお客様の心を開くにはどうしたら良いかを常に考えて仕事をしていた経験は、プログラム現場で参加者をお出迎えする際や、没入してもらうための工夫を考える上でとても役立っています。さらに、お客様の反応をよく見て対応するという点も、参加者の変化に気づくという点でとても活かせています。